高島市には、かつて「高島七カ寺」と呼ばれる天台宗の有力寺院が存在しました。「七カ寺」と称される寺院については諸説あるものの、『近江輿地誌略』では長法寺を「高島郡七箇寺の第一」としています。
長法寺の創建や廃絶した年代は不明ですが、開基は慈覚大師円仁とも伝えられています。また、伝承では織田信長の焼き討ちによって灰燼に帰したとされますが、室町時代末に廃絶した後、長らくその所在は不明となっていました。
昭和31年、県立高島高等学校歴史研究部によって再発見された時には、ほとんど人の手が入らない状態で、今なお中世に栄えた山岳寺院の姿を伝えています。
今回の探訪は、高島町観光ボランティア協会のガイドと市と県の文化財専門職員が同行案内し、近世城郭のような大規模な石垣や石塁、ひな壇状の造成地にみられる高度な土木技術により造営された長法寺遺跡を詳しく訪ねます。
打下城跡
巨石「馬の足跡」
峠「下の鼻打
鉄塔下(昼食)
長法寺城跡
切り通し「ヤクシガムネ」
蓮池
七町坂 → 七廻り
参考資料:[PDF]長法寺跡-高島市鵜川-(PDF:2113KB) - 滋賀県
本日の歩数 14,525歩 2時間41分 10.8km
消費カロリー 295.5kcal 脂肪消費量 42.2g
今日も訪問して頂きまして、ありがとうございました。
名称:探訪【大地の遺産】湖西明神崎に石造りの寺院跡を訪ねて―長法寺遺跡―
主催:滋賀県教育委員会・高島町観光ボランティア協会
協力:高島市教育委員会
日時:平成27年3月14日(土曜日)
約7km(標高差260m・健脚向き)
JR近江高島駅 → 打下城跡 → 巨石「馬の足跡」→ 峠「下の鼻打」→ 鉄塔下(昼食)→ 長法寺跡 → 長法寺城跡 → 蓮池 →
→ 切り通し「ヤクシガムネ」→ 七町坂 → 七廻り → JR近江高島駅