お城のデータ
map:
現 状:工場・田地
区 分:平城
築城期:鎌倉期
築城者:
城 主:
城 域:
遺 構:城郭・土壇
目標地:和晃技研の工場地
駐車場:路上駐車
訪城日:2014.9.27
お城の概要
市原城は、市原集落の東北東、杣川西岸の緩やかな段丘上に位置する。現在は地表面に遺構は全く残っていないが、明治時代に作製された地籍図からこの地が比定されている。田園の中にポツンと建つ和晃技研の工場地の南半分、その南側の道路付近で、工場を東側から見ると少し高くなっているのは城の名残りかも知れない。
地籍図から市原城は、約50mの四方に堀をめぐらせた単郭方形と想定される。
歴 史
「南山巡狩録」には、正平15年(1360)9月、石堂利部頼房は仁木三朗義任を総大将に率いる伊勢・伊賀の軍勢2000余騎が近江国に打越、甲賀郡葛木山に陣をとる。佐々木大夫判官高頼の籠もる市原城を攻撃したことが見える。
佐々木方は目加田・楢崎・儀俄・平井・池田赤一揆を一手とし、青地・馬淵・伊庭・三井・三上黄一揆を一手とし左手の河原に陣を・・・佐々木は吉田・隠岐・黒田・鈴村を初として宗徒の者を馬廻にひかへて備えたり・・・云々
「太平記」延文五年(1360)、佐々木高秀方が守る。
ただこの市原城が、市原地区に所在する市原Ⅱ城や古屋敷館の可能性もある。
参考資料:滋賀県中世城郭分布調査、淡海の城、甲賀の城 、 日本城郭大系
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