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城郭探訪

yamaziro

龍原山城(竜円山城) 近江国(多賀町)

2017年11月16日 | 山城

 

お城のデータ

所在地 : 多賀町敏満寺  map:https://yahoo.jp/xomd1u

区 分:山城

現 状:山林

築城期:室町期?

築城者:沢田氏

遺 構: (曲輪・堀切、土塁、竪掘)=浦白シダで確認できない櫓台(315m)

標 高:285m  比高差100m

目標地:多賀敏満寺 斎場「紫雲苑」

駐車場:林道(ハイキングコース)入口の空地

訪城日:2017.11.5

お城の概要

●新発見「竜円山城」(2010年)見学会が行われた。
 日 時 2010年3月14日(日)10時~16時頃解散
 講 師  長谷川博美氏  進 行  泉 良之氏
 客員講師 池田誠氏 東京都在住 中世城郭研究会 戦乱の空間主宰

 (長谷川博美氏 城郭研究家 滋賀民俗学会理事)

龍原山城と竜円山城は同じ城址考えられる。

 新発見の竜円山城は多賀町敏満寺の青龍山の東に舌状に延びる尾根上に位置する。(国道307号線から東側中腹にある斎場「紫雲苑」へ道添いにあり、斎場の手前の山麓に林道(ハイキングコース)の入口に駐車(標高:180m)出来る。城址は斎場の南背後の尾根上に位置する。

新発見の山城で、郭遺構は(浦白シダで)確認出来ないが、尾根上は狭く急斜面の段郭らしく確認できるが、砦・山城として機能したのか?

遺構は、尾根に上郭・堀切・西に郭があるようだが?、西の郭は尾根続きと?(浦白シダで)確認出来ない。櫓台は約6m四方は確認出来る。

写真の説明はありません。作図:長谷川博美氏

お城の歴史

『江州佐々木南北諸氏帳』には、「犬上郡 龍原山城主 佐々木末籏頭 〇沢田武蔵守秀忠

滋賀県中世城郭分布調査5 旧愛知・犬上郡』には、「犬上郡多賀町 竜円山城 不明」と記す

龍原山城と竜円山城は同じ城址考えられる。

沢田氏は、観音寺城の最上部(繖山の三角点近く)沢田丸(山上曲輪)を持つ。

江源武鑑現代語訳』        巻第十五巻上

元亀元年(庚午) 永禄十三年を改めて元亀と号す

一日 本日から五日まで天気晴。観音寺城出仕の様子は例年通りであり、記すに及ばない。

六日 屋形が佐々木神社に参詣され、国中の旗頭等が残らず供奉する。今年は青山内膳正信兼が調度掛を務める。本来和田権守がこの役であったが病気のため青山が務めることになる。

八日 屋形が江州の八幡宮に参詣される。午の刻に雪が降る。

十一日 御旗の祝のため国中の旗頭等が観音寺城に出仕する。                                                今年は澤田武蔵守秀忠が御旗の櫃を承って御国の間の床に立てる。                                                    堀伊賀守信武が毎年この役を務めてきたが、去年勢州大河内の合戦にて負傷し十二月二十九日に死去したため今年は澤田武蔵守に仰せ付けられる。この役は内容が多いので特に務める者を選ばれる。・・・・云々。と名記す。

 ・『江源武鑑』とは・・・近江守護佐々木六角氏の末期四代の時代を日記形式で描いた書物。

 全十八巻、二十冊より構成されている。
 江戸時代に五回の出版が確認されており、元和七年(1621年)版本、寛永四年(1627年)写本、
 明暦二年(1656年)版本、延享五年(1748年)版本、刊行年不明版本が現存します。
 著者は佐々木氏郷とも、その名を騙った沢田源内とも言われますが実際のところは不明です。
 ちなみに「江源(こうげん)」とは「近江源氏」の略です。 

 

此処から城域、虎口か?

 

画像に含まれている可能性があるもの:植物、木、屋外、自然物見櫓台か?(310m)画像に含まれている可能性があるもの:植物、木、屋外、自然画像に含まれている可能性があるもの:立ってる(複数の人)、木、空、植物、屋外、自然、水画像に含まれている可能性があるもの:木、空、屋外、自然画像に含まれている可能性があるもの:植物、木、屋外、自然

画像に含まれている可能性があるもの:植物、木、屋外、自然西側の上段の曲輪へ画像に含まれている可能性があるもの:植物、木、屋外、自然画像に含まれている可能性があるもの:木、植物、空、屋外、自然画像に含まれている可能性があるもの:植物、木、屋外、自然

https://www.facebook.com/osamu.tanaka.5074/posts/940945542734688

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参考資料:『江州佐々木南北諸氏帳』『滋賀県中世城郭分布調査5旧愛知・犬上郡』『江源武鑑現代語訳』

 本日の訪問ありがとうございす!!