旅とエッセイ 胡蝶の夢

ヤンゴン在住。ミラクルワールド、ミャンマーの魅力を発信します。

今は、横浜で引きこもり。

コータジー・パゴダ

2019年11月30日 11時39分45秒 | エッセイ
コータジー・パゴダ

 午後休みを取って、遊びに行った。まずは鉄道で一駅先に行った。

 鉄道の切符。200K(14円)。
チーミーダイン駅

ハンタワディー駅

 そして、日本人街に行き、銭湯に入った。気持ちよかったー。けどぬるかった。
 ここに住む日本人の人たちは、ティラワの工業団地やヤンゴン市内で働き、スターシティーという無菌室のような町に住む会社員とは対極な感じだ。
 自分は、こちらの方にシンパシーを覚える。松本零士の男オイドンの世界を思い出す。
 帰りも電車に乗り、寮への帰り道にこのパゴタに寄った。ここの大仏には圧倒された。


すぐ近所に、こんな立派なパゴタがあったんだ。




この一画は、奥まっていて瞑想によい。涼しい。すでにやっている人がいた。







これ誰?気味が悪いほどリアル。特別な多額の寄進をしたオバさん。
お尻、カイーの。

これを、お坊さんが2人で棒を肩に担ぎ、カーンカーンとならしてあるく。

いい木だねー。これは菩提樹。



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何で何でヤンゴン

2019年11月27日 11時20分26秒 | 写真館
何で何でヤンゴン

 俺はやっと気が付いた。ミャンマーってこう、こんな国。こんな人たちが住んでいる。
オイオイ、お前さんに何が分かるのさ。この国は、日本の1.5倍の広さがあるんだよ。カレン人に会った?モンってどんな人たち?田舎の暮らしは見たことあるの。
 タイトルを替える。ヤンゴンですら、ほとんど知らないものね。

・みんな i-Phonかタブレット端末を持っている。若い世代では必需品だ。パソコンはあまりというか、ほとんど使われない。マウスが壊れた時、買うのに苦労した。
 なので、プリンターを使ったプリントアウト屋があり、結構繁盛している。

・映画館は見当たらない。軍事政権の時代は、西側の映画は入ってこなかっただろうし、TVでもミャンマードラマはどうかと思う。4-5年前に"あまちゃん"が放映されたのだが、それほどの反響は無かったようだ。TVが無いので、大きなことは言えない。街にパラボラアンテナはよく見かけるよ。

・コンビニでカップのアイスを買った。600K(42円)は安くない。量はあるが味は単調。まあ日本の過当競争にさらされたアイス、菓子、パン、スイーツ類にはとても太刀打ち出来ない。もちろん美味しくて安いもの(ナッツ類やクッキー、ラスク、ドライフルーツや梅、各種の駄菓子etc)はたくさんあるのだが。
 それにしても、この頑丈なプラ容器は必要なの?他の食品にしても、やたらに立派なプラスチック製の容器を使っている。使い捨てではもったいない。紙の容器では、しょっちゅう起きる停電に対応できないのかな。
 最初のうちは、綺麗に洗って(よーく洗わないと蟻が来る)物入れに使った。でもこう増えてくると、もういらない。

・欧風というか、きちんとしたガラスドアがあって(開け放しだが)こじゃれたネオンサインなんぞをつけた店。こういった食堂とか飲み屋さんには、いつ見ても客がほとんどいない。開店休業状態だ。
 隣の、オープンスペースにプラ椅子、プラテーブルをだらだらと歩道にまではみ出した店には、お客が押し寄せて満杯だ。
 これって多分、バブルの後遺症なんじゃないかな。数年前のヤンゴンは(地方は放っておかれた)バブルの狂乱物価で、ホテル代もテナント/アパート代も今の倍はしたらしい。そのころ、ブームに乗って建てちゃった?
 その頃は、建築会社も設計事務所も大儲け。ところが、欧風店は今じゃ閑古鳥。建築会社は、今では大型の箱ものの建設で忙しい。

・そろそろ髪が伸びてきた。どこの床屋に行くべーか。この街でやたらに目立つのが、Beauty salonとトレーニングジム。ヤンゴン風髪型になれば、一歩ビルマ人に近づくか。

・コンビニだが、最初は軽く見ていた。あちこちに会って、全て小型店舗。3つくらいの系列があるが、中はどれもほとんど変わらない。何しろ、菓子とか同じ商品がずらっと一列並んでいたりする。菓子類が7割、雑貨、文房具等もある。酒・タバコも売っている。酒(ビール・ウィスキー)は、主力商品だ。
 同じスペースの日本のコンビニ(こちらの店舗は縦長で小さい)があれば、商品数は1/3から1/4程度じゃないか。でも利用するとなかなか便利で、今度はこの菓子を買おうかと選ぶのが楽しい。これでおにぎりが売っていればなあ。あと何でチーズサンドしかないの。結構利用客が多くて、たいていは並ぶことになる。特に夜は込む。
 あのさ、レジの前に先に商品を置いて、そこから別の品を物色するの、やめてくれる。








・こちらの大型スーパーはマルチで、スーパーというよりは小型デパートだ。近くのCity Martは一階がパン屋と高級食堂街。24時間営業だ。2階の売り場は、食品が半分以上のスペースを占め、総菜コーナーや冷凍食品もある。納豆や韓国のりも売っている。そして例によって菓子類が多い。コンビニと一緒だ。
 文房具、小型家電、食器、鍋・フライパン・調理器具・各種入れ物・タッパ類・化粧品、雑貨、タオル・マット・掃除/洗濯用品、等々。、そしてお決まりの仏具コーナー。
 いつも若い店員がしゃがんだり立ったり、あちこちで棚卸のようなことをしている。そこ、通りたいんだけど。君たち、ちと、じゃまなのよ。
 これ、いくらなんだよ。半分近くの商品には値札が貼っていない。逆に野菜や果物ベタベタ貼るのは、止めてよね。キューリの値札、洗っても落ちやしない。

・通りの様子が、朝・昼・晩と変わる。道路の有効活用だ。朝、道がミニマーケットになっている。休みの日は、店がグンと増える。
 地べたに野菜や肉、海老や魚を並べて、おばちゃんが座り込んで売っている。今朝はトマトを買ってみた。400K(28円)出したら、こんなになった。アチャ、200Kにしておけば良かった。
 朝マーケットはいつの間にか消え、畳んでおいた屋台が店を広げてイスを並べ、仕込みが始まる。時々、あれっこの通りで良かったんだっけ。こんなマーケット、初めて見た、となる。いつも通る道なのに。


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何で何でミャンマー 2

2019年11月26日 09時38分36秒 | エッセイ
何で何でミャンマー 2

 ランダムに行くよ。もうすぐ滞緬一ヶ月になる。一週間目でひどい風邪をひいた以外は、お腹の調子もすこぶる良い。今回は、detailな内容になりそうだ。

・パンフレットを近所のコピー屋さんで100部刷った。ところが、前回と同じ用紙なのに値上げすると言う。えっ普通逆だろ。この国ではよくあることらしい。2回目、3回目となると、値上げする。いったいどういうカラクリじゃ。
 甘え構造?よく分からん。最初にサービスして受注する?それも変だよ。前回が250Kで、今回は350Kだと言う。中間の厚みの紙にして、300K(21円)で発注した。

・寮の非常階段の鍵がやっと解決した。二重ロックの木の扉の向こうに鉄枠の頑丈な扉があって、そこにでっかい南京錠。大家さんは、この南京錠の鍵を失くしていた。鍵屋を呼んで、南京錠をぶった切り、他の鍵に取り換えた。
 1万K(700円)以上かかったらしい、その作業代金は何と我々持ちだそうだ。でもこれでやっと非常階段に出られた。入り口側から火が出ても、これで助かる。ここは譲れない。ここに鍵をかけるのは、ミャンマーでは普通ですよ、と言われても。

・果物屋で買い物をしていると、小さなお坊さんが立ち止まった。果物屋のおかみさんは、小さいミカンを5-6個取ってお坊さんの鉢に入れた。

・小坊主と、いかにもサッカー小僧といった少年が道ですれ違った。少年は兄貴らしい青年と一緒に歩いていた。小坊主と少年は、ヨっという感じであいさつ。少年は小坊主の腕を軽く叩き、鉢を抱えた小坊主はニっと笑った。

・結構、皆さん時間にルーズです。タクシーは約束の時間に30分遅れるし、スタッフとレッスンの時間を決めても、勝手にいなくなったりする。
 日本人は、時間に厳しいんだよ。でもそうだろうか。新宿副都心線は毎朝5-10分遅れたし、田園都市線も乗っていてよく遅延した。明治の初めに日本に来た外国人は、日本人は時間の観念を持っているのかと怒っている。まっのんびりとした方が、勝つのでしょう。しかも当時の日本人は、あっ異人のおなごだ! となると、男も女もわらわらとすっ裸で銭湯から飛び出してきた。

・ヤンゴンを歩いていて、ジロジロ見られたり、声をかけてこられたり。そんなことは、一度もない。道を聞けば、分からない場合を除いて、いつも親切に対応してくれる。嫌な顔をされたりはしない。タクシードライバーは渋滞で大幅に時間がかかっても、追加のチップを要求したりはしない。住みよい街だこと。これでも、昔に比べて世知辛くなった、人情が薄れたとヤンゴン子は嘆くが、じゃあ昔は一体どれだけ。

・ここでは、調理にガスは使わない。ホットプレートだが、こんなんで火力は大丈夫なの?ところがどっこい、さすがは240Vだ。パンを置くと、たちまち焦げ目がついて煙が出る。玉子焼きが、みるみるうちに出来上がる。相当な火力だ。

・ここらの犬ときたら、所構わず寝転がる。駐車した車の前や下。歩道のど真ん中。


 似たような、皆親戚じゃい、といった連中だ。街行く人々は、追い払ったりはせず、避けて歩く。おとなしいのだが、所構わずフンをする。車に轢かれたのだろう、前脚の片方無い3本脚もいた。ペットの犬は、様々な犬種の小型犬が多い。毛がふさふさしたのは暑そうだ。
 猫は、店のレジの前にデンと陣取り、「なにさ、私が店主よ。先に私に声をかけなさいよ。」と威張っていた。

・ヤンゴン市内に、バイクは一台も走っていない。法律で禁じているのだ。車と自転車タクシーと自転車だけだ。これはユニークな政策だが、効果をあげている。、バンコクやホーチミン・シティー、台北を見よ。ここでも市街に行けば、バイクは主要な交通手段だとして走っている。

・夕食の後、BBQ屋でグラスビールと串3本(カリフラワー、銀杏、エリンギ)を味わった。4,100K(290円)也。贅沢な気分だぜ。

・ここにも、色々な性格の子がいる。プラス思考の子ばかりではない。皆仲良さそうに見える。でもいじめはないが、どうしたって気が合う合わないとかは、そりゃあるさ。あると思うよ。民族と宗教が違う場合もある。あと、やせっぽちの子がご飯たっぷり、驚くほどの大食い。ぽっちゃりタイプが、ダイエットで小さなお弁当箱。理不尽だよな。

・前にも書いたが、こちらの蚊は控え目だ。耳のそばに来ても、大してうるさくはない。それでも夜中、蚊帳の中に入った奴が耳元に来た。手を振り上げてバシっと枕を叩いたら、何とそのままご昇天。あっごめん。追っ払うだけの積りだったのに。許せよ、仏陀。南無阿弥陀仏。
 でも、スミマセン・スミマセンと近い所を2ヶ所刺すのはいただけない。カイーぜ。

・仕事帰りに通る居酒屋(兼食堂)風のオープンショップ。いつも太ったお坊さんが、道にはみ出して座っている。一般の親父さんたちと一緒の席だ。飲食をしているのかは分からない。随分さばけたお坊さんだこと。
 この人の事ではないが、坊さんは人生をサボるのには、良いポジションだよな。手を合わせて尊敬されるし、飯はタダで食えるもの。

・日本のNGOで、アジア各国に寺子屋と称して学校を建設している団体がある。そこに所属している女性は、素敵な美人だ。生き生きとしていて、会うとこっちまで元気になる。
 ミャンマーでは6校を建てたり、改築したりしたそうだ。その多くは尼寺だ。ここの尼さんの子供たちは、キャッキャ笑って実に楽しそうだ。つるつる頭に汗を浮かせて街を托鉢するチビ尼ちゃんとは、えらい違いだ。
 この尼寺の園長?さんが、お小遣いとして一人500K(35円)を子尼たちにあげたそうだ。35円と軽く見るなかれ。駄菓子は100~200Kで買える。3-5袋になるのだ。
 ところが子尼はそれで、おもちゃのような(でもとても綺麗)ブレスレットを買い、お姉さんにあげた。大好きなお姉さんが喜ぶのを見たかったんだな。日本人のお姉さん、今日も会えて嬉しい。お姉さんはとっても綺麗だけれど、もっと綺麗になって。男の人をギャフンと言わせて。私たち、オシャレは出来ないもの。

親は子供が楽しむのを見て、幸せを感じる。この子たちは。

こんなん、貰ったら泣いちゃうよ。

・托鉢する尼さんは、みんな子供たちだ。上はせいぜい15-6歳。下は、昨日会った子は豆粒だった。多分4-5歳。
 30人位の集団で歩いている時もあるが、たいていは4人とか2人になって、街を片端から個別訪問する。向かいの家なんぞ、立て続けにチャイムを鳴らされた。その都度、おかみさんが出てきてお金を渡していた。
 僧院によって衣が違うんだろうか。微妙に衣と袈裟の色とスタイルが異なる。ショッキングピンクから薄ピンク。これは洗濯回数によって色落ちするとして、どう見てもオレンジ色の衣。これはリーダーの色なの?今度誰かに聞いてみよ。

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Hiedan Market

2019年11月25日 18時31分39秒 | 写真館
 ヤンゴン大学の近く、ヤンゴンの原宿レーダンの外れにあるマーケット、Hiedan Market。 ご覧あれ、色が溢れている。俺には、ドン・キホーテよりずっと楽しい。





















とても美味しい。でもどれも同じかまぼこorさつま揚げ味。



裁縫コーナー?





こんなのもあり。
金髪も茶髪も、ツッパリ風少年もいるよ。
金髪の娘が、ほほにタナカを塗って近くのコピー屋で働いている。



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郵便出すのも一苦労

2019年11月25日 16時48分32秒 | エッセイ
郵便出すのも一苦労

 横浜の自宅に郵便を出した。これが半日がかりの大仕事になるとは。
この街に郵便ポストは見当たらない。誰かに聞いても、ピンとこない。あまり手紙は出さないのか。ま、みんなスマホを持っているからね。
 地図でPost Officeを探し、一番近い所にタクシーで行った。こんな素敵な郵便局。


 これにて一件落着。かと思いきや、ここはEMS専門の局だった。EMSだけあって、すごく高い。日本まで最低料金で3千円くらいする。冗談じゃない。普通郵便はどこ?
ここの女性職員は、一人しか働いていなくて忙しそうだったが、無茶苦茶親切だった。あんまり無いんだ、郵便局。地図で印を入れ、紙に場所を書いてくれた。とはいえ、通りの名前だけだ。何と自分のいる寮のすぐ近くじゃないか。
 いつも通る道に出て、タクシーの運転手と探しまくったが分からない。タクシーを降りて、歩いて探すが分からない。人に尋ねると、あそこよ、この道を真っすぐ行ったところ、などと教えてくれるが見つからない。
 通りを行ったり来たり、一度は逆の方向を教えられた。Post officeが通じなかったか。くそー、また聞くか。待てよ、これか、これなのか。

 これじゃあ分からない。何度も前を通っている。Air-mailは、意外にも高くて400円くらい(B5封筒)した。

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