旅とエッセイ 胡蝶の夢

ヤンゴン在住。ミラクルワールド、ミャンマーの魅力を発信します。

今は、横浜で引きこもり。

断食道場

2019年08月03日 00時23分09秒 | 旅日記
断食道場

 断食道場に行きました。断食は、若いころ突然訪ねてきた印度の坊さんに聞いて、一日24時間したことがある。その時は、水も飲まずに行ったため、空腹よりも喉の渇きがしんどかった。彼は仏教のお坊さんで、月に一回断食を行っているという。

 あと、ヨーグルトと豆乳の48時間プチ断食もやったが、こちらの方が楽だった。今回は、せっかく糖尿病の教育入院2週間で胃が小さくなったのに、最近大食い傾向が戻ったので、もう一度胃の容量ダウンを図った。といっても2泊なので、半断食のコースにした。

 埼玉県にある『リフレッシュの森』という施設だ。駅でいうと本庄駅から車で45分ほどかかる。ここは、ブログで紹介することを奨励しているので、名前を出す。
 うかつだった。ここに来る人は、ちょいかなりを含めて、太めの人が多い。女性:男性は、7:3くらいだ。かなりの山奥で、田舎の気分が楽しめる。半月・ひと月とロング・ステイの人たちもいる。一泊一万だから、結構な料金だな。ロングステイでは、一日4時間、掃除なども手伝って安く泊まるコースもあるそうだ。











 いま本庄には早稲田の校舎があるが、40数年前には校舎はなく、セミナーハウスがあった。当時、本庄~早稲田百キロハイクというイベントを、自動車部主催で行っていた。ネットで見たら、まだ続いているらしい。今年は第57回だそうだ。5月の中旬にやっている。
 これは相当過酷だ。4-5時間置きに体育館のような所で休憩し、夜通し歩く。というか、最初の1-2時間は走る。3時間程度の仮眠があったが、23時間で100kmを歩くのでゆっくり休んではいられない。男は約4割は脱落した。女性は参加割合は4人に1人程度だが、8割は完全踏破した印象だ。
 何しろ、一番の難敵は足の裏のマメだ。靴の選択が重要だ。マメのケア、針を刺して水を抜き、絆創膏を貼る作業が必要になる。夜の国道では、暴走族の大群と並行して歩いた。両方とも先頭は旗を持っている。

 しかし何十年振りかで、本庄駅に降りても当時の記憶は全く戻らない。周辺も変わったんだろう。本庄では、金鑚神社 (かなさなじんじゃ)に行った。この名の神社は、断食道場の近くの児玉郡にもある。駅から歩いて30分弱だ。静かな気品のある神社だった。ここには樹齢350年以上の楠がある。









* 金鑚神社へ行く途中






 断食道場では、別館に泊まった。道場からは500mほど離れている。ベット・エアコン・風呂とトイレのある小さな一軒家だ。5つほどある建物の1つだけ泊まっている人がいた。外国姓と日本名の女性だ。夜電気は点いているが、朝も姿を見せず一度も会わなかった。



 朝は、7時から1時間ほどのウォーキング。一日3回ヨガや体操、ライフキネティックといった講座があり、自由参加できる。なかなか面白い講座だった。午後はスーパー銭湯、温泉、ジムといった所に出かける。スーパー銭湯は千円ほどかかるが、一時間ほど手前の所から歩いて行くと無料券を貰える。速足で歩いて1時間、結構大変だ。でも途中から延々と続く土手道になり、景色は抜群だった。













 スーパー銭湯、気持ちよかった。こっそり食べたレモンのかき氷、うまかったー。
道場には、猫が2匹と相当でかいミニブタがいる。人はどんどん入れ替わるから、そんなに親しくはならないけれど、ここは案外自由でシェルターにはいいよ。半断食、腹は減るけどちょっと我慢すれば大丈夫。たいして痩せなかったけど、フィッシン・センターでニジマスも釣ったし、なかなか楽しかった。