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旅とエッセイ 胡蝶の夢

横浜在住。世界、50ヵ国以上は行った。最近は、日本の南の島々に興味がある。

何で何でミャンマー

2019年11月12日 16時09分23秒 | エッセイ

何で何でミャンマー

① 何で何でミャンマー

1-1.  何でコンセントを、床上1.5mの所につけるの?キッチン台に電気湯沸かし器を置いたが、10cm届かない。あと10cm、くそ。レンガを置いて使っている。

1-2. トイレ兼シャワールームに、水を溜めるタンクが高い位置に設置されている。玄関近くの大元のスイッチを入れると、ガーっと動き出す。ところが水がタンク一杯になると、脇のパイプからジャバジャバ流れ出す。しばらくすると、上の棚からも水があふれ落ちる。盛大に滝のように流れ落ちる。スイッチを切れば、ちょっとして水は止まる。一杯になったというセンサーが無いんだ。こちらでは、これがスタンダードなんですと。

1-3. 消火器が置いていない。一般家屋や道路に、消火栓などない。消防法はどうなっているのでしょう。自衛消防、避難訓練なんぞ、いつか出来るのでしょうか?

ずいぶん s

 こんなんだから、電気がショートしても不思議はない。停電はヤンゴン中心部ではずいぶん減ったようですが、暗くなればロウソクを点ける。でも家庭でガスは使っていない。

② 面白ミャンマー

2-1. 釣り下げひも

 先に袋や買い物袋をつけて、建物の上から吊るしている。6階建てでも4階からでも。どの住居でもひもがぶら下がっていて、その先に袋。新聞や配達物を引っ張り上げる。来客に、鍵を付けて渡す。等々の使い方をする。もっと面白い使い方を知ったら、教えるね。 

 

2-2.ファストフード

 ファストフードに入ってアイスを注文した。朝早くて、他に客はいなかった。アイスは800K(56円)、バニラにした。1万K(700円)札を出すと、釣りが無い。よくあるんだよな、これが。200k,100K、かき集めると700K,、100K(7円)足りない。

するとお姉さん、オッケーオッケー、まけてくれた。レジとか大丈夫?

2-3.200チャット

 ピンセットが欲しかった。文房具屋を探すと、ハサミやら何やらゴチャゴチャ入ったセットが1,500K(105円)で売っている。その中にピンセットが入っているのだが、他のゴチャゴチャは要らない。ピンセットだけない?とお店の人(中学生くらいの女の子:この日は祝日)に聞いたら、奥から持ってきてくれた。いくら?200K(14円)。

 学校の近くで、A4の1/3くらいの紙をラミネートした。小さなcopy屋さんだ。タバコを1本吸うほどに出来上がった。いくらですか?200Kです。

③ 気づきミャンマー

*動物編

・ヤンゴンの長屋に住む鳥は、スズメにハト、カラス。日本と同じだね。群れをなして飛んでいるのは、ムクドリかな。

・街はノラ犬で溢れている。人口比 50:1くらい。ノラは、みんな似たような顔をした中型犬だ。猫もいるが、たいてい家や店に住み着いた感じ。

・こちらのネズミはでかい。よく車にひかれてネズミセンベイになっている。1階に住むと、大変らしい。 


何ちゅー太っ腹、無料夕食配布所

2019年11月12日 16時01分10秒 | エッセイ

何ちゅー太っ腹、無料夕食配布所

 17時、仕事帰りに寮とは反対方向を散策した。まだ明るいし、真っすぐ帰ったらつまらない。夕飯には早いしね。道端でマンゴーを買ったら100円。完熟パパイヤ、美味かった。でもデザートには大きすぎる。冷蔵庫が無いし、アリが来る。

 街を結構歩いて、もういいや。この先には、大したものがなさそうだ。で、来た道を戻るのも何だし、横道に入った。緩い上り坂になっている。次を右に曲がれば、十字路に出るんじゃないか。出なかった。

 住宅街、というか生活むき出しの狭い道を歩いた。右へ、といっても斜め右。しかもクネクネしてきた。もういいや。最後はタクシー。やっと比較的広い道に出たが、全く見覚えがない。大小様々な食堂、屋台、雑貨店、ベビー用品店。

 ついにどん詰まり。階段を登ると橋がある。あっ川なんだ、と思ったらそこは、何車線もある鉄道の線路だった。ヒャー、ここはどこ?私は誰?ここは、街の外れなの。山手線の外に出た? 

 これ何か分かる?道を歩く人に、お水をどうぞ、ということなの。あちこちにあるよ。

 橋を渡って、どん詰まりを引き返すと、人が溜まっている所がある。これってもしかして。前にTVで見たことがある。もしかして無料で町の人、町を通る人に食事を作って配っているのか。立ち止まって見ていると、こっちこっち、食べていきなよ、タダだよ。

 えっ、俺日本人(ジャパンルーミョウ)。関係ない。ほら、そこが空いてる。袖を引っ張って、席に着かされた。座ると、たちまちご飯が目の前に置かれた。席は一杯だが、並んでいるほどではない。子供たちが前にも横にも。育ちが良いのか、日本人の自分をジロジロ見たりはしない。

 美味しかった。ご飯に野菜汁、小さな干し魚が5-6匹と煮卵。これが一つの皿に入っている。野菜はオクラと何かの葉物、人参等で薄味、辛くない。安い素材だが、しみじみ美味い。卵がまた美味しいの。途中でおばちゃんが1個追加した。

 美味しいかい。ハイ、美味しい。案内してくれたおじさんがニコニコしている。日本にこの活動を紹介したいので、写真を撮ってもいいですか?いいとも、いいとも。もっと奥に入って、もういいの。たくさん撮りなさい。明日もおいで。この時間にやっているよ。---英語で、半分以上通じなかったが、まあそういう会話があった。

  ここは、宗教とは関係がない。政治とも無関係だ。TVで見た時に主催者のおばさんは、だって功徳になるじゃない、と言っていた。手伝っているこの子は、ここで彼氏を見つけて最近結婚したのよ、とも言っていた。

 功徳か。ただで飯を作って、皆に振る舞う。こんな国、聞いたことがない。人の器の大きさに完敗&乾杯!どこまで優しいだ。俺は、感動したね。

* この3日間、満月の祭りで休日です。無料配布所は、この3日間だけかもしれません。でもヤンゴンの中で、食事の無料配布を行っている所は、いくつかあるそうです。