モーラミャインからダウェーへ
3月の終わりから4月の初めにかけて、ヤンゴンから東南の地を目指した。することが無くなったのだ。ミャンマーで初の感染者が出た翌日、先生も生徒も学校に来なくなった。この変わり身の早さは凄い。日本人の生徒さんはチラホラ来るのだが、自分の生徒はミャンマー人なので、全く一人も来ない。
ヤンゴンの街も閑散としてきた。この後、BBQ shop、一般の商店、レストラン、ショッピングセンターと次々に店仕舞いが始まる。この街にいても仕方がない。
で、ダウェーを目指した。海辺でコロナをやり過ごすのだ。一泊4ドルほどの安宿を見つけ、海人となって浮世離れする。でも結局この計画は失敗した。
さてモーラミャイン。どこの旅行代理店も店が閉まっているので、直接郊外のバスステーションに行った。ダウェー行きのバスは無かったが、モーラミャインまでならある。直ぐの出発だった。料金は1万チャット(約700円)。水を買って飛び乗った。ところが出発したのは定刻の一時間後。午後1時にバスステーションを出て、モーラミャインに到着したのは午後8時半ごろだった。
バスは最初は空いていたので、最後部の座席を独占して横になった。でも2時間ほどすると、混んできて満席状態になる。一つ隣の席の娘さんが、車酔いしてずっともどしていた。最後の2時間は、またガラガラ状態になった。
モーラミャインでは、良いホテルのドミトリー(US$11)に泊まったが、客が少なくてベット数が20ほどあったが、他に一人しかいなかった。2泊した。きれいなホテルで食事が美味かった。
郊外の聖地巡礼。まずは寝仏。ここは、一大仏教テーマパークなのだが、おりからのコロナ騒ぎのせいか、人がほとんどいなかった。
建ててから、着色するんだ。
分かる?新しい寝仏(世界最大の涅槃仏)の隣に、
埋もれていた古代の寝仏が横たわっている。その下半身は崩れ去っている。
そして、新しい寝仏の体内は、仏教説話の世界になっている。現在も建設途中。
フー、おどろおどろしい薄暗闇の世界は疲れる。
次の聖地は、平原に突如そびえたつ岩山2つ。
悪戦苦闘の岩山階段登り。
頂上直下で二つの頂上があり、その一つは女人禁制。
もう一つの頂上には、これがある。えっ?これだけ?
そして、もう一つの岩山。ごめん、もうのぼる気が失せた。
これ、何の光?ひょっとして凄い写真なの?
次は、モーラミャイン市内のパゴタ。ここはエレベーターで上に行ける。
わっちっち。裸足の足裏が焼ける。
モーラミャイン市内散見。
大きな市場があるが休みだった。何だか眠っているような街中でした。
街の中をヤギが歩いている。
次はダウェーへ。鉄道を使った。朝4:30出発でupper class 6,000チャット(420円)
ダウェー着は18時の予定だったが、20:30に着いた。列車は空いていた。
朝4時半のモーラミャイン駅
どこまでも続く緑。
この駅で、列車乗り換え。謎の2時間停車。
ダウェーで2泊。ここで衝撃の事実が判明。
どのビーチも、西側の半島部分も閉鎖されて入れない。特に漁村等がある半島は、地元の人すら行けない。汽車も内陸を走っていたので、結局今回の旅で一回も海を見なかった。
帰りは、列車の運行が無くなりバスも外国人ということで断られ、飛行機で帰ることになった。
以上、ダウェーのリバーサイドの市場。
何だか細長くて、まとまりのない街だこと。元々この町は通過点にする積りだった。
博物館も休み。ダウェー街中
何しに行ったのか分からない旅行になっちゃった。海辺で長逗留してコロナをやり過ごすのには失敗した。一人デカメロン計画は挫折した。
飯屋で、外国人はお断り・出てけと数回嫌な思いをした。でも最後に素敵な出会いがありました。何?それは教えない。