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旅とエッセイ 胡蝶の夢

ヤンゴン在住。ミラクルワールド、ミャンマーの魅力を発信します。

今は、横浜で引きこもり。

ミャウー探訪 - 後編

2019年03月11日 19時28分47秒 | 旅日記
ミャウー探訪 - 後編

 ミャウーの遺跡は良い。何しろ人がいない。日本人があまり行かない所なのは分かっていたが、欧米の人には人気があると思っていた。結局半日遺跡巡りをして、フランス人のグループにしか会わなかった。後はミャンマーの人がちらほら。

 コウバウンの遺跡が白眉。というか、ゴメン。他はどこが何の遺跡かよう分からない。コウバウンには9万体の仏像があるという。保存状態がよい。1990年代に土の中から発掘したそうだ。











































































 遺跡に併設するように、近年作られたパゴタがあり、お祈りはそこでする。以前はもっと多くの観光客が来ていたそうだ。ロヒンギャと治安部隊の衝突、国軍の虐殺報道などが国際社会に流れたために、観光客が激減しているらしい。でも兵隊など一度も見なかった。

 遺跡の二重回廊を埋め尽くす仏像と浮彫。見事なのだが、同行の女性陣は、それより写真撮影に忙しい。ひたすら自分たちを写す。娘は、このためにおしゃれをしてきたらしい。自撮り、他撮り、グループ撮り。延々と続く。xxさん、写してください。一緒に写りましょう。俺は逃げ回るが、結局摑まる。
 おばちゃん達、休憩すると何か食べる。もうすぐご飯でしょう。何で今パンを食うかな。それも美味くもまずくもないコッペパン。カステラ風とかスポンジケーキ紛いならまだしも、ただのコッペパン。

 パゴタでは、しっかりお祈りをする。必ず花やお供えセットを買う。沿道のお坊さんや尼さんに寄付をする。寄付金Boxにパカパカお金を入れる。入れ口が5つくらいあるのだ。寄付金(賽銭)の用途が書いてあるらしい。電気、水道、修繕、清掃、等々。
 一人の娘はちゃんとお祈りをするが、もう一人の娘はやらない。一緒に座ってもスマホをいじっている。最初、態度の悪い娘だな、と思った。でももしかして。そう、彼女はチン族のクリスチャンだった。といっても午前中のの出身ではない。チン族はラカイン州の上のチン州を中心に、ミャンマーで30万人くらい暮らしている。
 
 ごめん、これでハイライトの遺跡は終わりです。

 最終日、ミャウーを7時に発って船でシットウェに。ずいぶん大きな船だ。座席もゆったり、快適だ。これが驚いたことに、3時間で着いてしまった。6時間はかかると思っていたのに。10時から出発の20時過ぎまで、10時間もある。一人だったら困っただろうな。
 ナナさんは、たちまち大きめのサイカーを一日借りしてシットウェの街に繰り出した。例によってパゴタ詣で、博物館、次は海へ。その前にお土産屋さん。昼食はご馳走。



























 ラカイン州のパゴタは、立派なものが多い。














 そして海。ベンガル湾は穏やかだった。岩場あり、砂浜あり。マングローブの林あり。砂浜では、パラソル付きのテーブルを借りて休んだ。海の水は温かくて気持ちがよい。娘さんがキャーキャーいってはしゃいでいる。それは宜しいが、スカートそんなに捲り上げてはイカン。目のやり場に困る。













 海岸のテーブルに座っていると、魚やエビの串焼きやヤシの実等が次々に出てくる。うまい。







 でもまだ時間があるよ。どうするのかな。副おカミの友達が街にいるそうで、そこで時間をつぶすとのこと。その前に生地屋にいって、結構長い時間買い物をしていた。
 その友達の家は、パソコン一台で賞状とか招待状を作成して、それを商売にしていた。可愛らしい少女がいた。ナナさん、初めての家なのに、水浴びしますか?2階に行って寝ますか?夕飯時なのに宜しいの。

 まだ大丈夫?ぎりぎりの時間にその家を発って、帰り便に乗った。空港の直ぐ近くだった。ヤンゴンの空港では、チン族の娘のお父さんが出迎えに来ていた。

 xxさんのおかげで、旅行が出来て皆感謝しています。でも飛行機代、船代、ホテル代は自分達払い。別に自分は何もしていないのだが。楽しい小旅行だったな。皆も楽しかったなら良かった。

* 番外編 - ヤンゴン環状線

 ヤンゴンは、思った以上に大きな町だった。環状線を一周したら3時間はかかるそうだ。但し、時速は15km/h。線路の状態が悪くて、スピードを出せないらしい。でも、日本の技術で60km/hを目指すらしい。では、今なんじゃないか。乗ってみたい。
 で、最終日に鉄道に行った。取りあえず、線路を屋台が埋め尽くす駅を目指した。切符はどこで買うのか分からない。目的の駅へは7番ホームへ行くそうだ。中央駅は大きい。ホームに着くと、次の便は40分ほど先だ。環状線は、さほど頻繁には走っていないらしい。
 ホームで待っていると、放送があり、皆立ち上がってホームの先を目指している。何?歩いている人に目的の駅名を告げると、進行方向を指さす。何だか分からないが、一緒に歩く。すると、ホームを降りて線路に入り込み、どんどん進んで行く。
 多分次の駅に停まるんだろう。ところが、途中で人が次々に街に上がってゆく。次の駅だよ。あれっ?もうほとんど残っていないじゃん。最後の男性の後ろについていったら、街中に戻ってしまった。何なの。でも切符は買っていないから、実害はないっちゃない。しょうーがない。ダウンタウンに行こ。







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