「北の山・じろう」日記

内容は主に時事問題。時々株式投資関係の記事も交じります。

2022年9月7日ウクライナ紛争>ハルキウ州の戦線

2023-04-04 12:22:02 | ウクライナ紛争

徹底したウクライナ政府の情報統制下にありますので、さっぱりウクライナ戦線の状況は、分かりません。理由は、ロシアに情報を与えないためです。だから、ウクライナ軍がどの方面で何をやっているのか、ロシア軍には分からないと思います。
分からないうちに、重要拠点を探知され精密誘導の155ミリりゅう弾砲や、ハイマースを撃ち込まれるのです。

だから、ほとんどSNSに掲載される動画などでしか分かりません。

ウクライナ軍、ハルキウ東方に進軍か 最近までロシア占領の町に兵士の姿
2022.09.07 Wed posted at 20:00 JST
https://www.cnn.co.jp/world/35192951.html

この記事を読んで疑問を持った人は、正しいです。
分からない点が二つあります。

バラクレヤの位置が分かりません。
ハルキウ東方とありますから、グーグル地図で探してみましたが、発見できませんでした。
Балакрейя
Балакрея
Balakreyya
大体、カタカナ表記が正確かどうかも分かりません。

「ドネツ川などの左岸」
これも、最初私は分かりませんでした。
日本人的な感覚は、黒海方面から見るでしょう?
そうすると左岸は、西側になります。
そもそもドネツ川の西側にいるロシア軍が西側に逃げるはずがない?そうしたら、ハルキウの方に行ってしまいます。
ここで誤りに気が付きます。
特にウクライナ的にみると、首都キーウを中心に物事を考えます。日本人が東京を中心に考えるのと同じです。
つまり?
首都キーウから見ると?
ドネツ川左岸は、東側になります。
ウクライナ関連の記事は、北から見て左と右を区別しています。川を挟んだ記事には、全部同じように書かれています。
黒海方面から見ると、全部逆になっていますから最初、地図を見て悩みました。

それから、自称「ルガンスク人民共和国」の民兵やロシア国家親衛隊の兵士は、どっちも正規の軍隊ではありません。大した訓練も受けていませんし、ろくな装備も持っていないはずです。ロシア国家親衛隊と言えば、強そうに聞こえますが実際は、プーチンのボデイガード集団です。軍隊では、ないんですね?軍事訓練を受けたことは、ほとんどないと思いますし、重火器など扱えません。そもそも装備にそれがあるかどうかさえ、不明です。実戦で鍛え抜かれた、ウクライナ軍を相手にしたら殺されるか逃げるか、どっちかです。
要は、どっちも「お留守番」です。

記事を読むと、ロシア軍がドネツ川の東側に逃げるのは時間の問題です。逃げ遅れたら、全員ウクライナ軍に駆逐されるでしょう。意味説明しませんけれど・・お猫に追いかけられる気の毒なネズミ・・・

また、他にも興味深い記事があって・・
車の爆発でロシア人当局者が負傷 ウクライナ南東部のロシア支配地域
2022.09.07 Wed posted at 10:50 JST
https://www.cnn.co.jp/world/35192902.html

これは、パルチザンと特殊部隊の共同作戦ですね。
色々、ロシア軍や協力者がひどい目にあっているのは、ちらほら見えます。結構、これで殺されているんですよ。南部でも将官クラスが一人暗殺されています。雑魚殺すのは正規軍に任せて、幹部クラスを暗殺するのが、パルチザンと特殊部隊の仕事です。そうやって、指揮命令系統を破壊するのです。これは、戦争の初期のころからウクライナ軍がやっている戦術です。もう、ウクライナで戦死したロシアの将官クラスの軍人は、10人以上でしょう。佐官クラスも狙い撃ちされていると思います。将官や佐官は、簡単に補充は出来ません。

そして、ハルキウ方面をウクライナ軍が全面的に奪還したならば?
ロシア軍が膨大な損害の対価として獲得した、ルガンスク州が、北から圧力を加えられます。
何をどうやっても、ロシア軍に有利な流れは生まれません。侵略戦争の末路は、大体相場が決まっています。

それどころか?侵略戦争の前に持っていたものすら失うと思います。クリミア、ウクライナ東部。ウクライナ東部の反ウクライナ地域では、戦闘可能年齢(18歳~60歳くらい)の男は全員、戦争に駆り出されています。残っているのは、女と子供と年寄りだけです。どうやって、やがて押し寄せてくるウクライナ軍に対抗できますか?
ロシアに従う人は、ロシア領に逃げると思いますしウクライナに従う人は、残ると思います。

ウクライナ紛争は、ウクライナ人に国家意識を明確に持たせました。紛争前は?
ウクライナ支持33%。ロシア支持33%。どっちでもいい33%。要は、ウクライナは内部分裂状態にありました。
ロシアの軍事侵略とその残虐さが、ウクライナ人を団結させました。ウクライナ人全員が、初めて自分の国家を意識したと思います。
つまり?
ロシアのウクライナ軍事侵略は、本当の意味でのウクライナと言う国家を誕生させたことになります。
その意味で、今回のウクライナ紛争はウクライナ独立闘争に変化しました。民族独立運動には、外部勢力は勝てません。歴史の証明するところです。
プーチンの危険な火遊びは、ロシアにとって最悪の結果をもたらすでしょう。旧ソ連のアフガン侵攻と同じです。
アフガン侵攻の時と違うのは、ウクライナが全面的に西側諸国の協力と支援を取り付けている点です。
全体主義&独裁主義と自由主義&民主主義の戦いです。
時間は必要かもしれません。結果は、今から見えているように思います。

要は、ナチスドイツと連合国の戦いと同じです。
今のロシアは、ナチスドイツとは比較になら無いほど、弱いです。それを理解していないのは、ロシアの政府首脳だけです。

もっと言うなら?
ゴルバチョフさんは、半分ウクライナ人です。
ウクライナでは、物凄く嫌われています。
でも、ゴルバチョフさんの遺志を受け継いだのがウクライナです。
ゴルバチャフさんの遺志を否定し独裁国家に戻ったのが、プーチン・ロシアです。

ウクライナ人道危機救援金 - 日本赤十字社
https://www.jrc.or.jp/contribute/help/ukraine/

 

 



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