「北の山・じろう」日記

内容は主に時事問題。時々株式投資関係の記事も交じります。

ウクライナ情勢紛争<2022年06月27日

2023-04-03 18:52:01 | ウクライナ紛争

ウクライナ東部ドネツク州に「安全な町はない」 知事
2022年6月24日 10:38 発信地:クラマトルスク/ウクライナ [ ウクライナ ロシア ロシア・CIS ]
https://www.afpbb.com/articles/-/3411204

とうとう、ウクライナ軍は、ルガンスク(Lugansk)州セベロドネツクから、全面撤退しました。
これは、予定されていた戦術的後退です。
あえて、これまでセベロドネツクで抗戦を継続していたのは、ロシア軍に損害を出来るだけ多く与えるためです。
この狭いエリアにロシア軍は、予備部隊のほとんどを投入しており圧倒的に兵力と火力において優ります。

しかし、ウクライナ軍がかなりの期間セベロドネツクで抗戦を継続していたおかげで、他の軍事拠点では防衛の準備が進んだと思います。二つの意味でセベロドネツクで抗戦は、必要だったのです。

次は、川の向こうのリシチャンスクでの戦闘になります。軍事的には、こちらの方が要衝でウクライナ軍にとっては防衛戦を戦いやすい都市です。

ここでは、ロシア軍はセベロドネツクほど簡単には攻略できないと思います。

ウクライナ軍の戦術は、拠点で徹底的に防衛戦を戦い、ロシア軍に大きなダメージを与え、更に後方の軍事拠点で防衛戦を戦う戦術です。
一つの軍事拠点を制圧するたびにロシア軍には、大きな損害が出ます。もちろん、それはウクライナ軍も同じです。
しかし、ロシア軍の受ける損害の方が、はるかに大きいと思います。

そうして軍事拠点で防衛戦を行い、戦術的後退を繰り返すうちにロシア軍の兵・装備は、減少していきます。
やがては、西側諸国が供与する重火器(自走砲や多連装ロケット砲システム)が、前線に順次配備されます。
すでに一部は、ウクライナ国内に搬入されています。
その配備が完了した段階で、ウクライナ軍の火力の劣勢は
部分的に解消されます。
その後、反撃に転じるのがウクライナ軍の戦術であろうと思います。

ロシア軍の占領地では、武装地下組織の抵抗も始まっています。占領した地域の支配にすら苦労するようになるでしょう。
ロシア任命の当局者殺害 ウクライナ南部
2022年6月24日 16:49 発信地:モスクワ/ロシア [ ロシア ロシア・CIS ]
https://www.afpbb.com/articles/-/3411305

これは、一つの例にすぎません。
その他にも未確認時情報ですが、抵抗組織によるロシア兵の殺害が少なからずあります。
その他、広範囲の「サボタージュ - Wikipedia」も行われているでしょう。

ウクライナ軍は、戦い続けています。
西側諸国の支援は、今後も継続されると思います。

市街戦訓練に励む女性たち ウクライナ南部ザポリージャ
2022年6月26日 11:00 発信地:ザポリージャ/ウクライナ [ ウクライナ ロシア・CIS ]
https://www.afpbb.com/articles/-/3411046

ウクライナ各都市で、このような市民の防衛訓練が行われ志願者は、少なくないと思います。記事の女性は市街戦の訓練コースに参加しています。

ウクライナ軍と民間人の犠牲も大きいです。
しかし、ウクライナ市民のロシアと戦う意志は固いものがあります。多くの市民がウクライナ軍を、自分の出来ることで支援しています。そのようなウクライナは、やがてはこの戦争で勝利すると、私は信じています。


ウクライナ人道危機救援金 - 日本赤十字社
https://www.jrc.or.jp/contribute/help/ukraine/



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