「北の山・じろう」日記

内容は主に時事問題。時々株式投資関係の記事も交じります。

ウクライナ軍の戦況把握と見通しは大丈夫なのか❓<ウクライナ紛争2024/07/26

2024-07-26 19:41:44 | 中立の視点で見るウクライナ紛争

①ロシア軍は「1カ月半で守勢に」 ウクライナ国家親衛隊の司令官が主張
2024/7/26 09:07
https://www.sankei.com/article/20240726-7IWJR2IUIRN7JEDFAWK7AKNQD4/
②ウクライナ軍、露軍に勝機与えず 東部ドネツク州 守勢作戦で損耗強いる
2024/7/24 18:59
https://www.sankei.com/article/20240724-R5EBQQB6LBMJFEN232ICULGOZU/

これがウクライナ軍の本当の戦況把握なら、多分すぐ負けると思います。
国内と外国に支援国向けの(安心感を与えるための)楽観的な見込みなのだろうと思います。

②の記事
『ウクライナ軍が同国東部ドネツク州で、ロシア軍の損害を徐々に拡大させている。全体の戦局は膠着(こうちゃく)状態が続いているが、同州では占領地域を拡大して前進を図る露軍に対し、戦略的要衝を重点的に防衛する守勢作戦で露軍を消耗させている。ウクライナ側は自国軍の戦力回復を図り、将来の反撃につなげたい考えだ。』

これを読むと
◎全体の戦局は膠着状態が続いている
◎戦略的要衝を重点的に防衛する守勢作戦で露軍を消耗させている
◎ウクライナ側は自国軍の戦力回復を図り、将来の反撃につなげたい

『英誌エコノミストは7月、露軍では戦車の損耗が深刻化し、対露経済制裁で再生産や修理も困難になっており、今後戦力の低下が進むとする米英専門家の分析を報道。英国防省は、露軍の5、6月の1日当たりの平均死傷者数がそれぞれ1200人、1100人を超え、侵略開始後で最高水準になったと報告した。』

ロシア軍の大きな兵員の損傷を強調しています。
しかしロシア国防省の毎日の報告を読むと、ウクライナ軍御死傷者数はハルキウ北部戦線が形成されて以降、それまでの2倍強に増えています。
それ以前は600人~1000人程度でした。
それ以降は、平均2000人程度で推移しています。

ウクライナ軍が発表しているロシア軍の死傷者の2倍近い死傷者が出ています。もちろん、どちらの発表も正しいとは限りません。
しかしウクライナ軍の方が水増し発表をしている傾向は、はっきり見えます。
優勢に戦闘を続けているロシア軍は、特に水増しする必要がありません。

大きな兵士の消耗があるのは、ウクライナ軍の方だと思います。理由は、今年の初めに比べるとウクライナ軍の兵士不足が更に悪化しているからです。

大雑把に双方に1日1000人程度の死傷者が出ている可能性が大きいです⇒双方の戦果発表。
1月と比較すると単純計算で1か月3万人換算で6か月18万人近くのウクライナ軍兵士が戦場から離脱していると仮定します。
ロシア軍にも同程度の離脱があるとしても、ロシア軍はその減少分の補充が出来ているようです。
ウクライナ軍は、明らかに出来ていません。
非常に単純計算ですが、1月と比較するとウクライナ軍は18万人兵士が減少して、その分兵力差が拡大していることになります。

それが今年5月以降に時々見られるウクライナ軍の前線の崩壊として表れていると思います。
前線が突然崩壊してロシア軍が大きく前進する戦場が、特にアウデイーイウカ戦線で出てきています。

しかも、最近はそれが一部の戦場で加速しています。
2024.07.26
『侵攻883日目、トレツク、二ューヨーク、ポクロウシクの状況は悪化の一途』
https://grandfleet.info/war-situation-in-ukraine/883rd-day-of-the-invasion-the-situation-in-toletsk-new-york-and-pokrovsk-continues-to-worsen/

一番ひどいのが、アウデイーイウカ~ポクロウシク戦線のロズヴァツケLozuvats'keとプロレスProhresの西側と南側です。
その手前のソキルSokilの要塞が陥落してからロシア軍の進撃が加速しました。今は1日1kmに近いようなペースでロシア軍が進撃しています。
塹壕戦ではあり得ないスピードです。
この方面ではウクライナ軍の防衛部隊が崩壊していることを示しています。

昨日、ここまでロシア軍が進撃したら危ないな・と考えていた、T-0511沿いのイワニフカIvanivkaやVesele、線路沿いのセルヒウカSerhiivkaやゼランヌZhelanneなどに迫っています。
Veseleは郊外までロシア軍が迫っており、イワニフカIvanivkaやセルヒウカSerhiivkaやゼランヌZhelanneにも数km地点まで肉薄しています。
ここ数日は、1km前後毎日進撃しています。

このエリアは、ロシア軍がウクライナ軍の防衛ライン(が、あったとして)を完全に突破しています。だから信じられないほど進撃スピードが速いです。

西の軍事的要衝のデイミトロフМирноградの手前にあるウクライナ軍の大きめの防衛拠点のフロデイフカHrodivkaまでは、ロシア軍の現在地からせいぜい5km程度でしょう。

もうドネツク州西部の大軍事拠点であるデイミトロフМирноградとポクロウシクPokrovskまで、それほど距離はありません。しかもロシア軍の進撃スピードが速まりました。

☆ハルキウ州、ザポリージャ州、ヘルソン州ではロシア軍の進撃はごくゆっくりか前線が動いていません。この方面は、膠着状態と言えるかもしれません。
その理由は、ロシア軍が本腰を入れて攻撃していないからです。

現在ロシア軍が主力を投入していると思われるドネツク州の現状。
アイデイーイウカ~ポクロウシク戦線⇒危機的
ニューヨーク~トレツク方面⇒ロシア軍圧倒的に優勢

つまり現在ロシア軍が主力を投入して攻撃をしているのが、この方面です。
ドネツク州の中央部をアウデイーイウカからポクロウシクPokrovskまで西に突破して、ドネツク州を南北に分断するのが、ロシア軍の現在の作戦計画のようです。
この目的は、きわめて順調に進捗しています。

ドネツク州を放棄する心算なら、前線が膠着状態にあると言えるかもしれません。
しかしドネツク州は、もう全体として危機的といっていいような戦況です。

当然ロシア軍がこれほど急速に前進していると言うことは、それなりにウクライナ軍は武器や兵員を失っていると言うことです。
全体として消耗戦ですからどちらかが一方的に損失が多いと言うことは、あり得ません。
今は、むしろウクライナ軍の方が武器や兵員の損失が多いと思います。

そう考えるなら①と②の記事は、ウクライナ国民と支援国向けの大本営発表であることになります。
今の戦況をそのまま発表したら、「戦争は止めよう」と言うことになると思います。

この状況を糊塗して無理に戦争を継続しても、ウクライナ軍の損失が大きくなるだけだと思います。その分、失う領土も拡大するでしょう。

『適時適切なウクライナ軍支援が西側諸国からあれば、反撃に出る条件が整う』
などと言う発言は、現状を見るなら不可能とまでは言いませんが、相当に困難であるように見えます。
武器が来たところで、それを使う兵士がいなければ、どうにもなりません。
どうしてもやるならNATO軍の派兵しかないでしょう。
核戦争覚悟で、それをやるのかどうか❓
楽観的な見通しを言い、「結論の1日伸ばし」を繰り返したところで、日が経つごとに戦況が悪化するだけです。

★更に疑問に思う点⇒①の記事
『ウクライナのシュミハリ首相は25日、南部ヘルソン州で建設中の防御拠点を視察し、「建設工事の97%が完了している」と表明した。』
ヘルソン州ではドニプロ川が天然の障壁となっています。
更にロシア軍は、ヘルソン州西岸には砲撃やミサイル攻撃するだけで渡河作戦(攻撃)する気配はありません。
アイデイーイウカ~ポクロウシク戦線でロシア軍が急速な進撃を示しており、もし防衛拠点を建設するならポクロウシク方面に建設するべきです。
ヘルソン州の要塞建設は一番最後でいいような場所です。
最も必要性の薄い場所に、せっせと要塞を建設していることになります。

★更には指揮命令系統です。
これは国防大臣の所管です。首相が口出しするべきではありません。国防大臣は何をやっているんだ❓と言う話になります。
本来、国防省の広報が発表するべき事をそれぞれの部署で勝手に発言しているケースが多くみられます。指揮命令系統が混乱しているのか、そもそも無いのかどちらかです。


ロシア軍であればゲラシモフ参謀総長が何かを発言することは一切ありません。
全部、国防相かロシア軍の広報、または大統領府広報官が発言します。
ウクライナの場合を見ると政府や軍の高官が、それぞれ勝手に発言しています。それが示すことは、指揮命令系統の混乱または崩壊です。
見ていると一事が万事、こんな調子です。
ウクライナ軍全体に責任を持つべき国防相は、ほとんど姿が見えません。



※関連記事目次
「中立の視点で見るウクライナ紛争」の目次⑤
https://blog.goo.ne.jp/kitanoyamajirou/e/e2c67e9b59ec09731a1b86a632f91b27


2024大相撲7月場所>13日目>照ノ富士12勝1敗、大の里が勝ち越し

2024-07-26 19:40:00 | スポーツ

①12勝1敗>照ノ富士
②10勝3敗>隆の勝、隆の勝、役力士なし
大の里は不戦勝で勝ち越し。
★大関が総崩れ
豊昇龍は今日から休場、4敗目。
琴桜はあえなく5敗目。
貴景勝は負け越しで大関陥落。
霧島6敗目で帰り大関ならず。

十両
①10勝3敗>白熊、獅司
注目力士>伯桜鵬と藤青雲9勝5敗、阿武剋8勝6敗・今日勝ち越し

大青山が幕下優勝「1日一番に集中して頑張っていきたい」 新十両昇進に花を添える
[2024年7月26日15時19分]
https://www.nikkansports.com/battle/sumo/news/202407260000715.html
飛龍高校~研修生、外国出身力士枠の空きがなく入門が遅れた
場所前の稽古中に右手首を骨折して手術、2場所連続の全休

十両
①10勝3敗>白熊、獅司
注目力士>伯桜鵬と藤青雲9勝5敗、阿武剋8勝6敗・今日勝ち越し
・・・・・・・

今場所は照ノ富士以外は、弱いお相撲さんばかりで大関陣は総崩れになり、頼みの大の里は序盤は寝ていて早々と優勝争いから脱落しては、優勝争い的興味のない場所になりました。
大の里は考えてみると新入幕後、3場所途中まで優勝争いに加わっていたので、そうなります。

活躍する力士もなく、比較的健闘しているのは30代のベテランばかりと寂しい場所になりました。
三賞なんか、どうやって選ぶんでしょうね❓

十両は、阿武剋が勝ち越して、もう1番勝てば新入幕が確定だとおもいます。(十両西1)
先場所新十両13勝2敗で今場所は楽勝かなと思っていましたが、そうはいきませんでした。
大の里や尊富士の強さは、飛び抜けていることが分かります。
期待の若手の伯桜鵬と藤青雲は9勝目。

幕下では、大青山が幕下優勝で新十両が決定。
入門が遅れたのは外国人枠が原因のようです。
空きがなかったので研修生で随分長いこと待っていたようです。飛龍高校を卒業していますから、4年くらい待機していたようです。
これなどは、考えてあげて欲しいですね。
初土俵から、完全休場2場所を入れて3年目の新十両決定です。前相撲からだとかなり早い出世です。遅れた分、十両で頑張ってほしいと思います。
まだ24歳ですし体もありますから幕内まで出世しそうです。

などなど来場所に期待の場所になりました。
大の里が序盤でコケたら、まるで場所になりませんでしたね❓
(来場所は、大関が2人になりスカスカ場所です)

※関連記事目次
項目「MBL & プロ野球」目次③
https://blog.goo.ne.jp/kitanoyamajirou/e/11328fcdd47caf7c999058799251da3b


2024MLB>大谷翔平>400塁打>1日、何塁打が必要❓

2024-07-26 19:38:07 | MBL & プロ野球

今シーズンの翔平君は、かなりパワーアップして現在年間400塁打を狙えるペースです。
7月23日終了時点
246塁打(99試合)
年間160試合出場なら⇒397・5塁打ペース

かなり可能性があるでしょう❓
もちろん今後の活躍次第です。

『1日、何塁打が必要❓』
と具体的に考えたことは、ありますか?
400を出場予想試合数で割ると平均値が出ます。
160試合出場と仮定すると「2.5」塁打です。

塁打数の計算(単純です)
シングル1、二塁打2、三塁打3、HR4
この合計が年間塁打数です。

1日2.5だとシングルなら2・5本必要です。
これだとほぼ不可能です。
そこで長打が必要になります。
といって単にHRが多くてもダメです。安打数が必要です。
400塁打は、長打力がありかつ安打数の多いバッターでないと達成しにくい記録です。
だからベーブ・ルースは2回で、ルー・ゲーリックが5回達成しています。
(ベーブ・ルースの場合は四球が多すぎるという部分もあります)

長打力が必要であり、かつ安打数が必要ですから、今年の翔平君には狙いやすい記録です。

しかし現実には相当難しいです。
「1試合シングル2+1試合シングル1と二塁打1」
これで丁度2試合で5塁打です。
そこでHRが有効になってきます。

具体的に考えてみましょう。
HR45⇒180塁打
二塁打35⇒70塁打
合計250塁打
こうなるとシングルが150本必要です。
これで合計230安打。
具体的に400塁打を達成するには、このような内訳が必要です。
HRの部分、あるいは二塁打の部分が多くなるほどシングルの数が少なくて済みます。

ルー・ゲーリックの記録を見ると、安打数はほぼ210安打以上です。そこに長打の塁打数が加算されて400塁打を達成しています。
今年の翔平君に一番近そうな1934年
安打数210、二塁打40、三塁打7、HR49

翔平君現在
安打数122、二塁打26、三塁打4、HR30

ドジャースの残り試合が丁度60試合です。
元々400塁打は、難しい記録です。
最近では、バリー・ボンズ以外の達成者はいないと思います。
https://super-yakyujin.com/blog-entry-mlb_total-bases.html
※この時期は薬物問題の時期でボンズを入れて5人が達成しています。しかし、ほぼ同時期に5人は異常と言えます。2001年以降は達成者がいません。

62本HRを打ったジャッジでも、391塁打です。

果たして、今年翔平君は400塁打の達成がなるか❓


※関連記事目次
項目「MBL & プロ野球」目次③
https://blog.goo.ne.jp/kitanoyamajirou/e/11328fcdd47caf7c999058799251da3b


2024大相撲7月場所>13日目>大関・豊昇龍が休場(大の里、不戦勝勝ち越し)

2024-07-26 14:22:42 | スポーツ

大関豊昇龍が右股関節の負傷で休場 前日逆転の首投げ決め痛める 立浪親方「無理させられない」
[2024年7月26日13時46分]
https://www.nikkansports.com/battle/sumo/news/202407260000603.html

これで豊昇龍は不戦敗で4敗に後退。
3敗は平幕の美ノ海だけになりました。
美ノ海は今日、小結・大栄翔との対戦です。
ここで美ノ海が負けると照ノ富士の優勝が決まります。

どっちにしても大関陣が総崩れでは、照ノ富士の優勝は、ほぼ決定と言えます。
なんとも締まりのない場所になりました。

こうなった責任は、大の里にあります。
5敗もしたので優勝争いに絡めませんでした。
入幕4場所目の大の里に頼らないと優勝争いが面白くない・と言う情けない現状です。
照ノ富士がいなければ優勝争いが4敗ラインに下がって、更に低レベルの場所になっていました。

大の里は、もうすでに大相撲をしょって立つ大看板と言えます。
大の里がいなければ大相撲は、どうなっていたんだろう❓
大関の端境期とは言え、大関の弱さが際立っています。

これで天敵の豊昇龍(3連敗中)に不戦勝で、大の里は8勝5敗で勝ち越しが決定。
締まらない勝ち越しですが、あと2日連勝して10勝しないと格好がつきませんね❓
新関脇で10勝しないと格好がつかないというのも珍しいです。(過去に見たことがないです。)

豊昇龍は相撲に対する姿勢が問題だと思います。
昨日は無理な体勢からの首投げです。それで痛めました。
当たって前に出て自分の型(ペース)で攻める相撲を取らないから、逆転のような相撲が多くなります。
大の里相手の3連勝でも、そんな相撲が多いです。
今のような相撲では、横綱は無理です。
よく考えるべきでしょうね❓

3月場所、5月場所と面白い場所が連続したので、今場所は本当に面白くないです。
大の里や新小結で勝ち越した平戸海などの若手力士に頑張ってもらうしかありません。
大の里なんか今場所10勝なら、特例で大関に昇進させてもいいと思います。今場所10勝なら来場所11勝位するでしょう。どっちにしても大関です。
優勝しているんだから!サービスしろ!
大関が優勝争いに絡まないと面白くないよ!!!


※関連記事目次
「欧州サッカー&大相撲&ボクシング」の記事目次①
https://blog.goo.ne.jp/kitanoyamajirou/e/e1c3411cc4e400cbb1f90e45064e8d35


2024MLB>7月25日>大谷翔平31号ソロと二塁打、ドジャース勝利

2024-07-26 10:41:45 | MBL & プロ野球

大谷翔平、日米通算250号! 第5打席で31号ソロ 今季初登板カーショー4回2失点/詳細
[2024年7月26日7時57分]
https://www.nikkansports.com/baseball/mlb/news/202407260000161.html
ドジャース6-4ジャイアンツ
4打数2安打1打点1四球
アーメッドの移籍1号ソロ(勝ち越し)
8回の第5打席救援右腕(アンダースロー)タイラー・ロジャースの初球120キロの内角スライダーを右翼ポール際へ、ダメ押し31号ソロ
打球速度112・6マイル(約181.2キロ)、飛距離360フィート(約109.7メートル)、打球角度46度,、滞空時間約7.1秒

https://full-count.jp/2024/07/26/post1589906/
第1打席は、カウント3-1から四球
第3打席は、左中間へ二塁打

☆やっと翔平日記が書けます。
昨日はいいところなくドジャーズも負けましたが、今日は31号ソロと二塁打1本。打点1、5打数のうち出塁3回ですからよい働きでした。
最後はダメ押しの31号ソロでした。
打球角度を見ると(46度)ライトフライですが、飛んだコースが良く最短距離のHRになりました。デーゲームなのも助かりましたね。
昨日のレフトフライは、ナイトゲームなので風で戻されていると思います。シカゴでも春先、そんなセンターフライが2本ありました。(シカゴは4月、季節風でセンターからホームに風が吹くそうです)
風を見て打ち上げるのもHRを打つ技術です。
ジャッジなんかそればっかりです。
※しかし、あれは普通の人ならライトフライだと思います。

翔平君は、普通じゃないから❓(打球初速181.2キロ)


今日までの成績
打率.312(1位)、2位ルイス・アラエス.311
HR31(1位)、2位オズナ28
打点74(2位)、1位オズナ80
安打数126(2位)、1位ルイス・アラエス129
塁打数252(ダントツ1位)
(年間160試合出場で399.2塁打ペース)
長打数62
(年間160試合出場で98.2長打ペース)

☆年間400塁打100長打に近いペースを維持しています。
これが出来たら過去の偉大な打者伝説の仲間入りです。
◎冠王も射程距離です。

☆左腕の大エースのカーショーが去年のプレーオフ以来のマウンド。復帰第1戦ですから、まずまずでしょう。
大分打たれましたが失点2で抑えるのが大エースです。
「4回を6安打2失点で6三振勝敗は付かず」

☆レンジャーズのシャーザー、歴代10位の通算3400奪三振
https://www.nikkansports.com/baseball/mlb/news/202407260000350.html
アストロズのバーランダーとレンジャーズのシャーザーは、もう大ベテランになりましたが共にサイ・ヤング賞受賞3回の大エースです。
故障が少なかったことが大きな理由です。
しかし昨年あたりから故障が目立ち始めました。
仕方ないですね。
マックス・シャーザーが39歳でジャスティン・バーランダーが41歳です。二人ともよくこの年齢まで現役の先発ピッチャーが務まるものだと感心します。
さすがに数年前のように抜群の成績は無理ですが、程々の成績を残しています。
ジャスティン・バーランダーが3回目のサイ・ヤング賞を受賞したのが2022年です(39歳)。しかも、この年アストロズはWシリーズ優勝しています。
<ワールドシリーズ歴代優勝チーム>
https://www.tsp21.com/sports/mlb/feature/champions.html
☆2009年の松井秀喜、輝いてますね❓


※関連記事目次
項目「MBL & プロ野球」目次③
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2024MLB>大谷翔平VSアーロン・ジャッジ>ホーム球場の違い

2024-07-26 10:39:39 | MBL & プロ野球

今回は、ホーム球場について見てみます。
1番、HRの出やすい球場。
コロラド州デンバーにあるロッキーズのクアーズ・フィールドです。
https://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%82%AF%E3%82%A2%E3%83%BC%E3%82%BA%E3%83%BB%E3%83%95%E3%82%A3%E3%83%BC%E3%83%AB%E3%83%89
『標高1マイル(約1600メートル)地点にあるため、通称「マイル・ハイ」と呼ばれている。高地ゆえに気圧が低いため空気抵抗が少なく、結果として打球の飛距離がよく伸びる。ロッキーズ公式サイトでは「海面と同じ高さに設けられた他球場に比べ、約9〜10%も飛距離が伸びる。具体的な例としてはヤンキー・スタジアムでの400フィート(約122メートル)の打球は、クアーズ・フィールドで440フィート(約134メートル)になる」と記述されている。一方、本塁打の多さは標高が原因ではないとする研究結果もある。』

その弊害防止策として・・・・・
『上記の理由からこの球場での試合は乱打戦になりやすかったが、それを改善するべく2002年以降はボールに加湿処理を施して打球が飛び過ぎないようにしている』
ようですが飛びやすいことに変わりはありません。

『メジャーリーグでホームランが出にくい球場はどこ?ドジャースタジアムはどうなっている?』
https://aprilaloisio.com/archives/5886

このようなデータを調べて書いている人もいます。
しかし一般的には、エンゼルスタジアムよりドジャーススタジアムの方がホームランが出にくいとされています。
https://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%83%89%E3%82%B8%E3%83%A3%E3%83%BC%E3%83%BB%E3%82%B9%E3%82%BF%E3%82%B8%E3%82%A2%E3%83%A0
『逆にナイトゲームでは、昼間との寒暖差が激しく霧が立ち込める日もあり、湿った空気により球足が遅くなる。その他、中堅方向から吹く向かい風で打球がよく押し戻され、本塁打が出にくい傾向にある』

その上、ドジャーススタジアムは風の関係で左バッターは更にホームランが出にくいとされています。

ヤンキースタジアム
https://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%83%A4%E3%83%B3%E3%82%AD%E3%83%BC%E3%83%BB%E3%82%B9%E3%82%BF%E3%82%B8%E3%82%A2%E3%83%A0
『2009年以降、ヤンキースのホームでの本塁打量産率はロードの約1.5倍になっている。米気象会社であるAccuWeatherは、「新スタジアムでの本塁打約20パーセントが、旧スタジアムでは本塁打になっていない」と分析している。
・・・・・
その原因として、旧スタジアム時代には存在していた右中間の平均的な膨らみが削られたことや、立地の関係でかつては右翼から本塁に向かって吹いていた緩やかな向かい風が、現在では本塁から右翼上空へと客席から吹き抜ける追い風となっているため、打球が伸びるようになったことなどが指摘されている。他球場では平凡な右飛となるであろう打球がそのままスタンドインするといった光景が頻繁に見られる。それに対応して右投手にとっては極めて不利な球場になった。』

こうしてみてみると単にホームランの本数だけでは球場別のHRの出やすさは分かりません。
何より選手の問題があります。
HRを打つ選手が多ければ、その球場のHR数は多くなります。少なければ、HRの少ない球場になります。

こういった様々な要素を加味しないと正確なHRの出やすい球場と出にくい球場の区別はつけられません。


(1)ジャッジの場合
ヤンキースタジアムは、打球が風で伸びやすい傾向があります。
ジャッジのHRはフライ性のHRが多いです。
だからジャッジの打球は、その球場特性に合わせてフライを打ち上げる傾向があります。フライを打上げるとHRになりやすいからです。
ジャッジの打撃フォームは、ヤンキースタジアムに向いた打撃フォームです。フライを打ち上げる技術に優れています。
HRを狙いやすい球場と言えます。

(2)翔平君の場合
特にナイターでは、はっきり風が逆風ですからフライは風に押し戻される場合が多くなります。
そうするとフライではなくライナーで打たないとHRになりません。
だから翔平君の今年の打球は、ゴロかライナーが多くなっています。192kmのライトへのゴロ・ヒットがありました。これが翔平君の初速の今季最高速度です。

フライやぎりぎりの打球は、ホームランになりにくい傾向があります。
加えて左バッターに不利なドジャーススタジアムの球場特性があります。
だから翔平君は飛距離のあるホームランが多くなるというわけです。

もし翔平君がヤンキースタジアムをホームにしていれば、ホームランの本数は、もっと多くなると思います。
ホームからライト方向に風が吹いていますから左バッターには圧倒的に有利です。

(3)このような球場特性があるためジャッジは、ヤンキースタジアムでHRになりやすいフライを狙って打ちます。そのため打つコースを絞って同じフォームで打つ傾向がはっきり見えます。同じフォームで同じコースを狙うのですから、HRを打ちやすいと言えます。

一方、翔平君はフライではHRになりませんから、角度を付けたライナーを狙うことになります。
余りコースを絞ることが出来ませんし、コースによりフォームも変わってきます。

どっちが打ちにくいかと言うと翔平君の打っているライナー性のHRの方が打ちにくいです。
加えて左バッターに不利な球場特性があります。

どちらかの同じ球場で二人がホームランを競えば条件は大体同じになります。
しかし球場が別ですから条件は相当違います。

一概に本数だけでは優劣の判定が出来ないことが分かったでしょうか❓
とは言っても結局、本数で評価することになってしまいます。

その点を公平にするために私が見ているのが❓
塁打数と長打数です。
私が「塁打数と長打数」に注目しているのは、翔平君とジャッジの比較をするためです。

色々野球の楽しみ方は、ありますね❓


※関連記事目次
項目「MBL & プロ野球」目次③
https://blog.goo.ne.jp/kitanoyamajirou/e/11328fcdd47caf7c999058799251da3b