木祖村 Gリポート

木曽路や木祖村の話題を報告します。木曽川源流の里の議員日記。

10月25日 伊那の秋

2008年10月25日 | weblog
 権兵衛トンネルの向こう、伊那で見つけた風景です。

 「信州」や「里山」の秋というと、いくつか思い浮かぶ風景がありますが、こんな写真も都会の人が持っている、田舎の秋の風景の一つと思います。

 しかし、木祖村にはこういった風景がありません。木曽谷の場合、南では19号沿いでも大きな柿の木を見つけることができますが、私の知る限り、村にはあまり柿が自生している場所がないようです。
 実は木祖村では柿が実らないのだそうです。理由は厳冬期の気温が低すぎて(私がこちらに引っ越した最初の年はマイナス20度になりました)、植えても柿がつかないのだとか。
 また、薮原のとある奥さんのお話によれば
 「ここいらでは干し柿もウマクできないのよねえ。日が当たる時間が短いのと、湿度によるものかしら…云々」

 それだけに、妙にこの軒下の柿の実に惹かれてしまいました(食欲も・・・)

 しかし、地球温暖化激しい昨今です。以前に比べて木祖村の雪質もベタ雪が増えてきているし。・・・そのうち木祖村でも柿が実る日が来るのではと・・・。
 そうなったら、是非とも薮原宿の町並みにズラアッっと簾のように干し柿をぶら下げてみたいものです。