木祖村 Gリポート

木曽路や木祖村の話題を報告します。木曽川源流の里の議員日記。

10月16日 村報と議会報の違い

2008年10月16日 | 木祖村議会と議員
10月16日 議会報編集委員会
 あがってきたゲラの校正です。決算審査の数字が違っている? 議会資料と合っていない・・・何故?と必死に訂正していたところ、入稿ミスが判明し正しいものと差し替えることになりました。

 その過程でふと気づいたことが。

 9月25日に発行された「広報きそ」ですが、よくよく考えてみると9月定例会会期中です。その決算報告には「9月に行なわれた定例会議で認定されました」と記載されてます。厳密に言ってしまえば、定例会前に決算が認定されちゃってることになっているワケで・・・
 これ、議会開催中に金額の訂正や、認定に反対があった場合、どうなるんでしょうかね・・・ もう済んでしまった決算ですから議会が認定に反対する事があっても、実務上大きな影響はないのですが、議会軽視ととられぬような表現上の工夫も必要な気がしています。

 ちなみに、前年度の自治体の決算は、法律上は議会で承認を受けた後にしか公表義務はないとされます。
 従来、自治体の決算は公表までに時間がかかり、民間企業に比べて対応が遅いといわれてきました。現実に村民の中から「議会報の決算は、何ヶ月もたってから公表されるので遅すぎる」との声も聞きました。
 ただ、議会報の場合、やはり認定してからでないと公式には掲載できないという面もあるわけです。

 一方、行政は「住民に収支を点検してもらうために」、決算状況をできるだけ早く公表することは可能であり、他自治体でもすでに3年ほど前から早期開示に向けた取り組みを始めているようです。

 個人的な考えですが、村の決算状況については(定例会直前ではなく)、できるだけ早く開示して欲しいと思います。
 自立を目指した村だからこそ、木祖村議会としてもじっくりと項目別に決算の審査を時間をかけてやるのが望ましいと考えています。