近隣のおばちゃんから手作りのほう葉巻き(朴葉巻き)をいただきました。
木祖村ではご家庭で手作りする方も多いようで、毎年この時期になるとどこかから頂きます。
木曽では本来、端午の節句に作られる粽(ちまき)だったようで、江戸時代の薮原宿の民俗誌「岨俗一隅」(天保十二年刊)には
「粽ハ米を挽き、こねて、それを笹葉又ハ芳(ホウ:朴)にて包ミ、上を乾葦にて結ひ是を烹る。・・・」
と、当時からほう葉(朴葉・芳葉)で包んだことが記されています。
現在の一般的なほう葉巻きといえば、中には米に小麦粉を練った皮に、餡をくるんだ餅が入っています。
山から朴(芳)の葉を採ってきて、餅をくるみ、イグサで縛ってほう葉巻きを作ります。
朴葉は一枝に6~8枚の葉がついており、本来は葉をバラさずに房のままの形で蒸し上げるとのこと。こうして蒸した際、朴葉の芳ばしい香りが餅に移って、山の風味になるというわけ。
朴葉には殺菌力があり、保存がきくとのことで、一週間以上経っても食べられるそうです。
また、今の時期に綺麗な朴葉を取っておき、天日に乾かします。こうして作った乾燥ホウ葉の上に味噌を乗せて七輪で焼いたり(ホウ葉味噌)、キノコや肉などをみそ焼きにするなど、朴葉の利用方法は様々です。
ほう葉巻きは、木曽では5月下旬ごろから梅雨明けまでが旬のご当地スイーツです。
奈良井の漆器祭(6月)や薮原祭り(7月8・9日)にお越しの際は、初夏の木曽路名物を是非ご賞味下さい。
木祖村ではご家庭で手作りする方も多いようで、毎年この時期になるとどこかから頂きます。
木曽では本来、端午の節句に作られる粽(ちまき)だったようで、江戸時代の薮原宿の民俗誌「岨俗一隅」(天保十二年刊)には
「粽ハ米を挽き、こねて、それを笹葉又ハ芳(ホウ:朴)にて包ミ、上を乾葦にて結ひ是を烹る。・・・」
と、当時からほう葉(朴葉・芳葉)で包んだことが記されています。
現在の一般的なほう葉巻きといえば、中には米に小麦粉を練った皮に、餡をくるんだ餅が入っています。
山から朴(芳)の葉を採ってきて、餅をくるみ、イグサで縛ってほう葉巻きを作ります。
朴葉は一枝に6~8枚の葉がついており、本来は葉をバラさずに房のままの形で蒸し上げるとのこと。こうして蒸した際、朴葉の芳ばしい香りが餅に移って、山の風味になるというわけ。
朴葉には殺菌力があり、保存がきくとのことで、一週間以上経っても食べられるそうです。
また、今の時期に綺麗な朴葉を取っておき、天日に乾かします。こうして作った乾燥ホウ葉の上に味噌を乗せて七輪で焼いたり(ホウ葉味噌)、キノコや肉などをみそ焼きにするなど、朴葉の利用方法は様々です。
ほう葉巻きは、木曽では5月下旬ごろから梅雨明けまでが旬のご当地スイーツです。
奈良井の漆器祭(6月)や薮原祭り(7月8・9日)にお越しの際は、初夏の木曽路名物を是非ご賞味下さい。