2021年11月23日
北海道機船漁業協同組合連合会内 一般社団法人北洋開発協会 原口聖二
[ポスト英国EU離脱 フランスは英国との漁業紛争を戦い続ける]
フランス海洋大臣Annick Girardinは、2021年11月21日(日)、フランス北部において漁業者と会談、漁業権をめぐる英国との紛争において「戦い続ける」ことを誓った。
Annick Girardinは、記者団に対し、これらの漁船の操業許可のために毎日戦っており、私たちはあきらめないと語り、漁業権に関する英国EU離脱後の規則に関する英国の解釈、対応を容認できないと批判した。
長く愛されてきた海事の伝統を持つ英国とフランスの両国にとって漁業紛争は、象徴的で大きな問題となっている。
英国EU離脱後、今年2021年初めから、英国海域の操業許可が論争の中心になっている。
フランスの漁業者は、英国海域の奥深くで操業することができてきたが、現在は、英国政府、あるいは英国王室属領のジャージーとガーンジーから特別な操業許可を得ることが必要となっている。
フランス当局によると、これらの船団に関し、まだ150件の操業許可が不足している。
フランス大統領Emmanuel Macronも、同年11月19日(金)、フランスが譲歩することはないと語り、英国人は、我々の神経を弄んでいると言及したが、この前日の同年11月18日(木)、Annick Girardinが、フランス政府が操業許可を取得できない漁業者に金銭的補償を提供することを検討していると発言、地元関係者からの厳しい批判を引き起こした経緯がある。
Annick Girardinは、EU主導の漁業交渉の期限を同年12月に完了したいとしている。
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