2024年09月10日
リポート 北海道機船漁業協同組合連合会 原口聖二
[日本EEZ“またがり資源”韓国近海スルメイカ操業2024年度管理期間操業開始 厳しい出足(8月30日)]
韓国漁船による自国EEZでの2024年度漁期(管理期間2024年7月-2025年6月)のスルメイカの実証試験枠を除くTAC管理漁獲量は、開始から1ケ月、8月30日までに3,400トン、前年度同期比36%と、極めて厳しい出足の報告となっている。
2023年度漁期から西南海区中型トロールのTAC実証試験が設定されているが、当該漁獲も報告日までに180トンで前年度同期比40%にとどまっている。
大型トロール、西海トロール、そして西南海区中型トロールの操業海域は、東経128度以西の西岸沖合に限定されている。
なお、近海網漁船の操業規制に関する情報が少なく、海域利用の実態が不明だったが、専門家の報告により、主漁場がこれも西岸沖合であることが分かっている。
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