ロシア漁業ニュースヘッドライン

北海道機船漁業協同組合連合会
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一般社団法人北洋開発協会

ロシア漁業ニュースヘッドライン 2012年10月  http://kisenren.com

2012-09-24 17:00:15 | 日記
2012年10月10日 ユ-ザ-  各位   http://kisenren.com
                                                                
拝啓 時下ますますご隆昌のこととお慶び申し上げます。日頃は格別のお引き立てを賜り厚く御礼申し上げます。
さて、既報のとおり、2012年9月8日、ウラヂオストクで行われたAPEC日ロ首脳会談で、野田総理とロシア大統領プーチンが、カニの密漁密輸を防ぐための協定(IUU漁業防止協定)に合意し、プーチンは会談後の記者会見で、このことは、双方にとって大変センシテイヴな課題と位置づけられてきた経緯にあり、今回の会談の主要な成果の一つだと語りました。
しかし合意からわずか約2週間後の9月21日、ロシア漁業庁長官クライニーが記者会見を行い、日本に対し実効あるIUU漁業防止を求めると語り、日本の港の現状に懸念を表明しました。クライニーは、日本と今年6月にも問題が解決されたとの感があったが、実際には再び、密漁カニが日本の港へ大量に搬入されており、協定が批准され発効するまでの間の取り扱いについて、日本に対し働きかけをする必要があると語り、更に、状況に変化が生じない場合、日本漁船がロシア排他的経済水域で水棲生物資源を漁獲するための協定等、他の漁業分野の協定において日本が痛みを伴う可能性もあると示唆しました。前月のロシアWTO加盟に引き続き、今後の日ロの水産分野の協力に大きな影響を及ぼす可能性のある動きがあったことを、今月号のTopNews としてご報告申し上げます。
なお、ロシア漁業会社を実質支配し、ロシア海域のスケトウダラの漁獲枠を管理しているとされる中国企業“パシフィックアンデス”(PacificAndes International Holdings)の問題に関連し、ロシア下院の求めに応じて、ロシア連邦独占禁止庁(長官アルテミエフ)が、沿海地方の10の漁業会社と、その所属業界団体を調査した結果、独占禁止法違反の疑いを発見し、提訴の準備をしていると伝えられました。今後の極東漁業に波紋をよぶ問題と位置づけ、この件についても集約して、お知らせ申し上げます。    

Contents
・TopNews  ロシア漁業庁は日本に対し実効あるIUU漁業防止を呼び掛ける
・稚内港停泊FOC船“TIS-1”外
・外国人漁業者はロシア漁業の構築に参加する義務がある
・ロシア 対日本と同様に中国とのIUU漁業防止協定案を政府が承認
・ロ米漁業委員会に漁業庁副長官ファミンが出席 IUU漁業防止を協議
・ロシア 日本とのIUU漁業防止協定案 8月30日に内閣が承認
・EUと同様の漁獲証明書が密漁密輸を防ぐ
・ロシア政府会議がロ中IUU漁業防止協定締結について審議する
・ロシアはAPEC諸国へ同一様式の漁獲証明書導入を提案する
・“パシフィックアンデス”問題 独占禁止庁が関係漁業会社提訴を準備
・“パシフィックアンデス”問題 独占禁止庁が10の漁業会社と業界団体を調査
・ロシア国会が“パシフィックアンデス”問題に関し業界団体の調査を検事総長へ要求
・サハリンとクリールのサケマス漁獲量が11万1千トンに達する
・南クリール漁業区では10社がシロザケ操業を行う
・サハリンとクリールのサケマス漁獲量が9万5千トンに達する
・サハリンとクリールのサケマス漁獲量が9万トンに達する
・太平洋サケマス操業会議が開催される
・ロシア漁業者のサンマ漁獲量が約1万4,000トンとなる
・ロシア漁業者のサンマ漁獲量が8,900トンとなる
・ロシアサンマ漁業 日本漁船との競合が激化
・サハリン漁業の漁期はサケマスからサンマへ移行する
・ロシア漁業者のサンマ漁獲量が5,300トンとなる
・北東管区国境警備局がカニ密漁密輸シエラレオネFOC船を拘束
・科学目的の漁獲割当は科学調査船にのみ配分されるべきだ
・農業大臣フョードルフが漁業分野4法案の採択を求める
・ロシア極東海域のスケトウダラ生産が前年同期を上回る
・韓国 ロシア水域からの帰航中国漁船の監視強化
・北東管区国境警備局がロシア漁船の違法水産物製品を押収
・サハリン漁業者が首相に対し水棲生物資源製品の国内市場への供給が容易になるよう要求
・ロシア農業省は沿岸漁業の船内加工許可を計画する
・サフニロが東サハリン海域の調査航海を報告する
・サハリン・クリール海域の2012年8月期操業レヴュー
・ロシア漁業者による今漁期漁獲量が約290万トンに達する
・韓国と日本 米国・ロシア等7カ国地域参加のNPFC事務局誘致でしのぎ削る
・ユジノサハリンスクで第7回国際水産海洋シンポジュウムが開催される
・ロシアは原料ベースでの水産物の輸出に関する税制上の優遇措置を否定する
・サハリン漁業者はホタテの漁獲割当の増加を受ける
・マガダン企業はカニ密漁密輸で850万ルーブル以上の罰金を言い渡される
・ロシア漁業庁副長官ソコロフがサハリンに出張
・今漁期 北クリール海域がカジカ禁漁となる
・サハリン国境警備局がカニ密漁ロシア漁船を拘束
・ロシア漁業庁は漁期途中でも速やかに漁獲制限をすることができる
・尖閣諸島問題ロシア報道4件

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