秋らしい青空の下知らない土地を電車で駆ける爽快
王寺斑鳩法隆寺陽射し温かな車窓から眺める
太極殿跡地にある奈良駅でたおやかな空気に包まれる
遥か彼方に見える若草山の鹿の無表情を思う
古池の亀が意識することもなく見つめる先に熟れた紅葉
敷き詰められた銀杏の黄色に低く埋まる鹿と鹿と鹿
落下する赤に魅入られているうちに煎餅を鹿に奪われる
東大寺の陰に潜み暗く燃える紅葉の闇に吸い込まれる
奉じられる線香の霞み立ち上る先に色づいた香具山
古都の落日に重なるかのような夕焼けに紅葉が融けていく
葛湯の袋まで万葉に染まっているこの邦の空気の質
右近の橘が少しだけ冬をおすそ分けしてる興福寺
かつて参じた彼らが散じても万葉の気配は時を越える
帰り道眠ってしまいすべて夢のように思う紅葉も寺も
王寺斑鳩法隆寺陽射し温かな車窓から眺める
太極殿跡地にある奈良駅でたおやかな空気に包まれる
遥か彼方に見える若草山の鹿の無表情を思う
古池の亀が意識することもなく見つめる先に熟れた紅葉
敷き詰められた銀杏の黄色に低く埋まる鹿と鹿と鹿
落下する赤に魅入られているうちに煎餅を鹿に奪われる
東大寺の陰に潜み暗く燃える紅葉の闇に吸い込まれる
奉じられる線香の霞み立ち上る先に色づいた香具山
古都の落日に重なるかのような夕焼けに紅葉が融けていく
葛湯の袋まで万葉に染まっているこの邦の空気の質
右近の橘が少しだけ冬をおすそ分けしてる興福寺
かつて参じた彼らが散じても万葉の気配は時を越える
帰り道眠ってしまいすべて夢のように思う紅葉も寺も
どんなに3D技術が発達しても、うたによる脳内での再現にかなうものはないですね・・・。
私の五感を目覚めさせてくれるうたがいつも楽しみです。
本サイトのものと同じなのですが、うまく色が
あわせられたと思い、恥ずかしくもこちらにも
載せてみました。
うふふ。
めざといの、ママン・・・。
美しいものには特に、ね!
たしかに紅葉した木々ばかりを山が占めていると
美しいかもしれませんが、なにやら「つくりもの」
のような気配を感じてしまいます。
常緑木や枯れ木が混じっているからこそ、赤や
黄が美しく映え出されているのです。
なんて、六甲山を車窓から眺めて思いました。