どうして携帯電話には「通話機能」が付いているのだろう。
或る人(私以外の世界中、大抵の方々)には愚問なのでしょうが、
或る人(私)には疑問とすべき至極当然の事象なのです。
なぜって、私は電話で会話することがこれ以上は無いくらい
キライだからですよ。嫌い嫌い大嫌い。これは携帯電話に限らず、
家の据え置き電話でもそうです。
嫌いな理由は数多ありますが、手を取られる事は特筆すべきこと
でしょう。この点、メールは任意のタイミングでレスポンスを
返すことが出来ます。また世が思うほど、コミュニケーションの
手段として、音声通話は優れているとは思えません。
確かにリアルタイムで会話をすることが出来ますが、会話と
言うものは音声が全てを表すとは言えません。身振りや手振り、
その場の空気など音声以外の要因が合わさって会話と言うものは構成
されています。音為らぬものは時に、音声以上に多弁に物事を語る
こともあります。
コミュニケーションの本質と言う部分では実際の会話に劣り、手軽さでは
メールに劣ります。
そろそろ、携帯電話ならぬ携帯インターネット接続機のような、携帯
電話から音声通話を省いたものが出てもいいと思うのですが。
音声通話さえなければ、最高のガジェットなのに。
「電話が嫌いだから出たくない」という理由が通用するなら、そんな
事は望みやしないのですけれどね。掛ける人は出てくれるだろうと言う
希望的観測、そして「掛けてやっているのだから出るだろう」という
思い上がりを抱いているように思います。出たくても出れない、出たく
ないから出ないという、受けてのシチュエーションを全く無視して。
そういう心理状態で会話と言うのは正常に機能するのでしょうか?
私には甚だ疑問です。
要するに、電話が嫌いなんだってば。
大大大嫌い。