黄色い拍子木

たまのをよたえなばたえねながらへば しのぶることのよわりもぞする

質量保存の法則

2005-12-04 14:11:07 | Weblog
wikipedia 質量保存の法則

時々、強く感心することがあります。

例えば、色々な歌人の驚くべき表現力と発想。
例えば、赤ちゃんが少しの間に大きく成長する事。
例えば、愛するべき犬が時折見せるしぐさ。
例えば、今朝が昨日よりも格段に寒い事。

大抵は五感で感じられる事が多いのですが、この「質量保存の法則」は
他の驚きとは少し違います。

この法則を知ったのは確か中学生の頃であったと思います。当時は
あまりに当たり前の事であったので、特別凄いなぁと思う事もなく、
やがては記憶の奥底の方へと沈んでいきました。

ところが最近、何かの弾み(立ち読みしたニュートン?)でこの法則の
事を思い出したのです。もちろん大人になった今でもこの法則が示す
事は至極当たり前のことなのですが、それは自分以外のほかの物質に当て
はめるからそう思うのだと気づきました。

いかなる物質も通さない架空の物質(矛盾?)で出来た箱に私を閉じ込め、
出来る限り細かく分解したとします。当然私は生きている事は出来ませんが、
私を構成していた物質は何も失われる事なく箱の中に留まります。つまり、
分解した、もしくは分解される手順と逆方向に処理を行えば私は再現する
ことが出来るのです。

SFチックで背徳的。なおかつオカルトチック。

もしその逆順の方法が判明すれば、失われたものを再構築する事が出来る
のです。私だけでなく、世のあらゆるものを再構築できるのです。

そんな事を予感させる「質量保存の法則」。もしこの法則が完全に証明
されたのなら、私達は知らない世界を知ることが出来るようになるかも
しれません。

・・・一つの、極ありふれた法則をとっても科学は面白いなぁ、やっぱり。
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