昨日の帰り、新快速の中でのこと。
足元に気配を感じ、視線を落としてみると蜘蛛一匹。
初めは宛もなく彷徨いているのだと思いましたが、
観察を続けていると、兎に角上へ登りたいようです。
恐らく、巣を張るためにでしょうか。人の足に登っては
違うと感じたのか降り、踏まれそうになりながら
また彷徨き。迷っては考える如くに止まり、
しばらくしてまた歩を進める。私は彼の行く末が
気になり、目が離せませんでした。
やがて、座席と内壁の繋がる場所の角から、上を
目指して登り出しました。しかし、金属の壁は
ツルツルと滑るようで、登っては落ち、登っては落ちを
繰り返していました。
それでも、糸を張って足場を作り、確実に高度を
増して行きます。
そこで電車は駅に着きました。その後、彼はあの壁を
乗り越えたのでしょうか。それとも、成し遂げられずに
またさまよい歩いたのでしょうか。
今の会社に就職したものの、それは正しかったのかと
自問自答しながらも、なんとか良いように変えて
いこうとしている(つもりの、多分)私自身を
蜘蛛の姿に見たような気がします。
足元に気配を感じ、視線を落としてみると蜘蛛一匹。
初めは宛もなく彷徨いているのだと思いましたが、
観察を続けていると、兎に角上へ登りたいようです。
恐らく、巣を張るためにでしょうか。人の足に登っては
違うと感じたのか降り、踏まれそうになりながら
また彷徨き。迷っては考える如くに止まり、
しばらくしてまた歩を進める。私は彼の行く末が
気になり、目が離せませんでした。
やがて、座席と内壁の繋がる場所の角から、上を
目指して登り出しました。しかし、金属の壁は
ツルツルと滑るようで、登っては落ち、登っては落ちを
繰り返していました。
それでも、糸を張って足場を作り、確実に高度を
増して行きます。
そこで電車は駅に着きました。その後、彼はあの壁を
乗り越えたのでしょうか。それとも、成し遂げられずに
またさまよい歩いたのでしょうか。
今の会社に就職したものの、それは正しかったのかと
自問自答しながらも、なんとか良いように変えて
いこうとしている(つもりの、多分)私自身を
蜘蛛の姿に見たような気がします。
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