SIDEWALK TALK

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心地よき二日酔い

2010-07-31 12:27:00 | まちづくり
Wine3うーん、ちょっこし(ゲゲゲの女房ふうに)酒が残ってる。
夕べ、JC の大好きな先輩と尊敬すべき後輩と痛飲した。
JC とは、青年会議所(Junior Chamber)の略称で、
40歳定年制のこの組織を、僕は数年前に卒業した。


JC には「JC の友情」という慣用句があり、
僕はこの言葉を金言としている。
異業種であり、年齢も個人的経歴もまったくちがう人に巡り会える、
JC はホントにいい組織だ。


今回、ある街イベントに関わった。
それは僕にとって何の利害もないんだけど、
いわゆる JC の友情というシガラミで、仕事そっちのけでコミットした。
昨夜は、その打ち上げ的な飲み会だった。
自己満足といわれようが、美味い酒を飲むことができた。
JC の醍醐味だ!


きのう飲んだ後輩は、明日から「なかつ 100km 徒歩の旅」という事業を、
地域の小学生50人とボランティア30名ほどを手弁当で集めて開催するという。
気合いの丸刈りが眩しかった。


今回 僕に特命を下した先輩は、中心市街地活性化のための闘いを、
地味に地道に着実に粘り強く続けていく。
ひょっとすると時代に逆行するチャレンジかもしれないが、
エポックメーキングたろうとする気概がたのもしい。


JC の卒業生が、まちの色んな場面で、自分の立ち位置で、まちづくりに関わっている。
僕も JC 卒業生の一人として、ガンバらなきゃ!
と思った夜だった。

JC Mind Forever!


法治国家

2010-07-30 17:23:00 | ニュース
Taiho「法治国家」などというと何やら厳めしいけど、
シンプルに、スポーツにルールがあるのと同じようなもの
と思えば、肩の力も抜けてくる。


スポーツにルールがなければ競技自体が成立しないように、
国家に国民が暮らすためには法律が必要だ。
もちろん、法律として制定するまでもない
その国(地域)独特の文化や慣習などがあることはいうまでもない。


個人としては死刑制度に反対の立場をとっている
千葉景子法務大臣が、先般、死刑執行の許可をだした。
死刑制度の賛否については緒論あるだろうが、
日本が死刑を法制化している現状では、法に則って粛々と執行されるべきだろう。


刑事訴訟法では、
死刑確定から6か月以内に刑を執行しなければならない
と、定めてられている。
法相の考え方や信条によって、執行のペースが左右されるとすれば、
法治国家として異常な事態であるといわざるを得ない。


千葉法相については、先の参院選で落選したことなどもあり、
今回の執行には批判的な声もある。
しかし選挙結果と行政官としての法相の執務遂行を
同じテーブルで議論することはどうだろう?
法に基づく今回の執行は、法相として当然の責務だ。


長くなるけど、話を死刑制度に移す。
今や死刑制度は、僕ら一般国民にとっても他人事じゃない。
裁判員に選出され、死刑をジャッジする可能性もあるからだ。


死刑については、存置論と廃止論が対立しているのが世界的現状だ。
死刑には、犯罪の抑止効果が本当にあるのか?
誤判の場合に、とりかえしがつかないではないか?
国家が、意図的に人を殺していいのか?
犯人が罪をさとり、改善される可能性までうばっていいか?
こういう問題をかかえて、さまざまな意見がある。


僕は、わが国が死刑制度を廃止するためには、
絶対的終身刑についての議論を深める必要があると思う。
死刑制度の是非については専門家による検証にまかせたいが、
シロウトの雑駁とした感想を許してもらえるならば、
「重犯罪人への刑罰は、犯罪者の人権よりも被害者遺族の心情の方にウェイトを置くべきだ」
と、思ってる。


ついこの間まで、法務省は、死刑について徹底した「秘密主義」を貫いてきた。
執行した死刑囚の氏名まで公表するようになったのは、3年ほど前からだ。
こういうのを情報公開というべきどうかは微妙だけど、
わが国の死刑制度について、国民的な議論をするべき時期がきているのは確かだ。


法律というルールを作る手続きをするのは国会議員だけど、
その基幹を構築するのは、
このろくでもない素晴らしい法治国家に暮らす、僕ら一人ひとりだ。


自己責任

2010-07-27 20:49:00 | スポーツ
NHK クローズアップ現代
「中高年登山 遭難死は減らせるか」

北海道のトムラウシ山で1年前に起きた遭難事故。
夏の山で中高年登山客8人が凍死しました。
事故の検証をもとに、遭難死を減らすためにはどうしたらいいのか、
考えます。




Mountaineering2僕もトレッカーの端くれだから、この番組を興味深くみた。
登山ツアー企画者、ガイド、参加者の幼稚さ、無知さ、
その脆弱性に驚いた。
事故の原因を検証してたんだけど、基本中の基本のことばかりで、
TV で、それも国営放送でやる必要あるのかいうほどの内容だった。


僕は、亡父が山好きだったから、
ガキのころから、自分の意志とは無関係に、山に登っていた(登らされていた)。
だから山では、自己完結が当然だし、自己責任を負うべきだと、
何の気負いもなく、無意識に認識できているつもりだ。


この番組では、中高年の登山事故について、ああだこうだ検証されていたが、
突き詰めれば、万一 事故があったとき、
「誰のせいでもない。自分が悪い」
という覚悟だけが、トレッカーとして山にアタックする資格だと思う。

観戦武官

2010-07-25 14:26:00 | ニュース
Carrier金賢姫元工作員の来日費用、滞日中の VIP 待遇について、
非難の声が日韓であがっている。
その意見もわからないでもないけど、
横田夫妻をはじめとする拉致被害者家族の心情を慮ると、
やむを得ない気もする。


そんな折、
米韓合同軍事演習が日本海でスタートした。
原子力空母に加えて、イージス艦、最新鋭ステルス戦闘機 F-22A ラプターも投入。
「不屈の意志」という作戦名が、米韓軍の本気度をリアルに北に突きつけている。


今回の合同演習には、海自の士官4人がオブザーバーとして参加する。
あるメディア(失念しました)の報道によると、
これは、自民党政権時代でさえなかったことで、史上初のことらしい。
オブザーバー参加というのは、どういう位置づけになるんだろう。
今は自然消滅してしまっている、19世紀後半の観戦武官みたいなものなのか?


とは言え、自衛隊が米軍をふくめた他国の演習にオブザーバー参加した前例はある。
米韓合同演習や極東アジアでのオブザーブが初めて、ということらしい。
このことが日本の国益に叶うのか?北への圧力になるのか?
僕には、判断する能力はない。


今回オブザーバー参加する4人の海自士官は、物見遊山で終わらせちゃいけない。
誤解を恐れずにいうと、彼ら(を派遣した政府)には、
普仏戦争を観戦した大山巌、米西戦争に派遣された秋山真之のように、
いずれ日本にプラスの作用(むろん戦闘行為ではなく)をもたらす義務がある。


願わくば、今回のオブザーバー参加が、金賢姫元工作員の来日というエポックと相まって、
拉致被害者救出への何らかの前進に繋がってほしい。
悲しいけれど、被害者家族の皆さんには、それほど多くの時間は残されてないのだから。


ビール指数

2010-07-22 12:02:00 | デジタル・インターネット
Beer2先日、わが中津市が、その日の全国最高気温 36.8 度を叩きだした。
僕的には、比較的穏やかな気候のわが街が全国一だったことよりも、
同県のあの日田市よりも暑かったことに驚いた。
だって、日田の暑さはハンパないですから。


以来、その日の最高気温が気になっている。
ネットで気温を調べていたら、オモロイものを見つけた。

  「ビール指数」
  【 Go URL 】----> http://bit.ly/cL36fK

ビールに最適な気象条件を10段階の指数で表示
するとのこと。


ちなみに、中津の本日のビール指数は
「暑いぞ!忘れずにビールを冷やせ!指数:90」でした。


今夜も暑気払いに、ビールだな。
How about some beer to help us forget the heat?


暑気払い

2010-07-21 14:52:00 | まち歩き
Jiaoziおととい、僕の住んでる中津市は国内最高気温 36.8 度を叩きだした。
きのう、福岡市内を車で走らせているとき、外気温 40 度と表示されていた。
この暑さ、狂気の沙汰だ。


この猛暑に対抗すべく、有名店の餃子をゲット!
丸岡のぎょうざ、そして、王さん亭の水餃子。
この有名ライバル店?が、道を挟んだトイメン同士にある。


で、昨夜は丸岡のを焼餃子で、今夜は王さん亭の水餃子。
餃子は、もっともビールに合うおつまみのひとつだと思う。
自然、ビールの量も増えるというものだ。


それにしても、「餃子」と書いて「ギョーザ」と読むのはどういうことだろう?
中国に出張したとき、「ギョーザ」はまったく通じず、
ドラゴンボールでいうところの「チャオズ」も
現地人(河南省)にはピンときてなかったような気がした。


餃子を英語表記すると「 jiaozi 」となるらしい。
中国人の j([t?])の発音は、僕ら日本人には聞き取りにくい、
ビン音や無声歯茎硬口蓋破擦音だったりするから、
そもそも日本の仮名で表記すること、日本人が正確に発音すること自体
不可能なのかもしれない。


真夏に水餃子(鍋物)ってのは如何なものかと思うけど、
汗をかきながらのビールは、ビール好きの僕にとって、最高の暑気払いだ。


燃え尽き症候群

2010-07-19 14:03:00 | まちづくり
SunlightSummer has come!
猛暑日
筋肉痛
二日酔い
迎え酒

南部自由市場1周年記念イベント、無事終了。
この1ヶ月半、とくにラスト2週間、
仕事そっちのけで、このイベントの準備にかかりきりだった。


僕はその経験もないのに盆踊り大会の担当者に指名され、
右往左往・周章狼狽しながら、準備を進めてきた。
当日、想定数を上回るご参加をいただき、
ウレシイというより、正直ホッとした。


世の中のシガラミで、このイベントの実行委員になったんだけど、
まちづくりとか、ボランティアとか、そんな高尚なモチベーションじゃなく、
JC 時代の仲間やまちの若いヤツらと楽しく遊んだっての本音かな。


このエントリーに際して、気の利いた画像でもアップしたいんだけど、
開催中テンパってたんだろう、デジカメを携帯してたのに1枚も写真を撮ってない。
事務局が撮影してくれてるだろうから、
折を見て、当日の模様をご紹介できれば、と。


2日間の肉体的疲労に加えて、打ち上げでの暴飲のダメージ。
朝から心地よきイタミとでもいうべき倦怠感に包まれている。
こういうのを燃え尽き症候群っていうんだろうな。


P.S. 南部自由市場1周年記念イベントにご協力・ご参加いただきました皆さま、
本当にありがとうございました。
なんと、来年もまたやるそうです!Σ(o゜д゜oノ)ノ ナンデストー


月一山の会

2010-07-16 16:07:00 | スポーツ
Mountaineering昨夜、「月一山の会」という任意サークルの総会に出かけた。

その名が示すように、月イチで登山を楽しむ団体。
大仰に言えば、僕はこの会の創設者の一人でもある。
タネをあかせば、亡父と僕が二人で山行していたことが、
このサークルができるきっかけとなった。


けど僕は、20代の後半から酒浸りになり、
登山をすっかりやめてしまった。
それから、およそ10年ちかく、登山から遠のいていた。
後輩から誘われて、3~4年前から、また登りはじめた。


月一山の会は、今では50名ほどの大所帯になっている。
メンバーの高齢化は否めないが、
全員が楽しく登ることができる山行、がコンセプト。
健脚にはもの足りないかもしれないが、
僕のような軟弱者にはちょうどいい。


この会は緩やかなソサイエティだから、
総会といっても堅苦しいものじゃない。
ぶっちゃけて言えば、飲み会。
僕が参加すると亡父の話などをしてくれて、
悪い気はしない。


歳を重ねても、同じ趣味でワイワイガヤガヤ楽しくやる。
日本のお年寄り(失礼)は元気です!

トイレの神様

2010-07-14 13:52:00 | 日記・エッセイ・コラム
Toilet2「トイレの神様」 by 植村花菜

うん、いい曲だ。
はじめて聞いたとき、ガラにもなくウルッときた。
けれど、やはり僕はひねくれてるんだろう。
2回目はもういいかな、という気がしている。


そういう時代なのか?
最近のポップソングには、むずかしく表現されたものや
細部にわたり情景描写されすぎたものが多い気がする。


曲中の登場人物が、
何色の服を着て、髪型はこうで、どこにたたずんでいて、何を思い悩み、これからどうするのか、
事細かに表現されている。
ここまで説明されると、聞き手の想像力は必要なくなってくる、
というか、封印されてしまう。


「トイレの神様」は秀逸な曲だと思うし、イチャモンをつける気は毛頭ない。
けど、これほど長い曲があれだけもて囃されるのは、
最近のリスナーのイマジネーション能力が不足しているから
のような気がしてならない。


和蘭陀寄稿

2010-07-12 12:25:00 | うんちく・小ネタ
Amsterdam3サッカー W 杯決勝と参院選挙の結果を受けての
とりとめのない雑感。


いつも早寝なんだけど、
昨夜は、運転疲れにお酒が加わって、とりわけ早く寝た。
今朝、自然に4時前に目が覚めた。


で、W 杯決勝を TV 観戦。
スペイン初優勝。
350年たって、八十年戦争の借りを返した(もっともスペインは加害者側だけど)ってわけだ。


このブログをはじめたころ、
「オランダ・コラム」というカテゴリーを設けて、
僕の拙いオランダについてのうんちくをエントリーしていた。
最近はネタ切れで、トンと書かなく(書けなく)なった。

   【 Go Column 】----> オランダ・コラム


僕が、なぜオランダ好きになったのか?
自分でもよくわからない。


小難しくいえば、
アメリカ最初の憲法といっていい「メイフラワー誓約書」を作成した
「ピルグリム・ファーザーズ」(巡礼の父祖たち)が、10年間以上にわたり流寓していたこと。
それまでの絵画の常識を覆したルーベンスやレンブラント、
そして何よりもゴッホを輩出した国ということ。
小さな国土にもかかわらず、
プロテスタンティズムに影響された商法で、17世紀には欧州の商業の中心地だったこと。


けど、もっと単純な理由があるのかもしれない。
江戸時代から交流があった国だから、
僕の DNA にオランダにたいする愛着などが組み込まれてるのかもしれない。
郷土の先達 福澤諭吉が乗船した咸臨丸の生まれ故郷ってこともある。


10数年前、オランダについての本を読んだとき、
九州人の僕にとってうれしい情報を得た。
九州の人口・面積・GDP は、オランダとほぼ同じだというのだ。


とは言え、人口はわが邦は単一民族だけど、あちらは多人種国家。
面積については、オランダは全域ほぼ平地なのに対して、九州は山岳地帯が中央にある。
GDP は、その当時は同等だったが、今は負けてるらしい。
高速道路の総延長距離に関しては、オランダのそれは九州の2.5倍。


以上は負け惜しみで、
ガンバれば、九州はオランダ並になれるということ。
三段論法式に屁理屈をこねると、
九州代表チームだけで、W 杯の決勝に進むのも夢じゃない。


そう考えれば、道州制も現実味を帯びてくる。
しかし現実は、ねじれ国会。
支持政党云々じゃなく、これは日本国民にとって不幸なことだと思う。