SIDEWALK TALK

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Jack-o'-Lantern

2006-10-31 03:42:00 | うんちく・小ネタ
Halloweenきょうは、ハロウィン(Halloween)。
このケルト人の土俗宗教とキリスト教がドッキングした行事に、
僕は未だコミットしたことがない。
  
得手勝手な妄想だけど、
古代ケルト人の世界では、大地の神、森の精、太陽の神などのほか、とくに小妖精の悪魔や守護神が数多く棲息してたんでしょう。
だからハロウィンは、他のキリスト教行事よりも、奇抜でフェアリー・テールな雰囲気がある。

ハロウィンといえば、カボチャの中身をくりぬきロウソクを灯した
「ジャック・オー・ランタン」(Jack-o'-Lantern)が欠かせないツール。
  
ここでいうジャックという人物名は、
「切り裂きジャック」などに使われてることからわかるように、特定の人の名前というより、
単に「男」という意味。
だからジャック・オー・ランタンをあえて訳せば、「提灯男」とでもなるのかな?
でも、あまりにも普通名詞化されてるんで、いっそのこと原型を無視して、
「お化けカボチャ提灯」といったほうがピンとくるのかもしれない。
 
ハロウィンは、ある意味、日本のお盆にあたる行事で、
ジャック・オー・ランタンはお盆の迎え火・送り火とおんなじようなものといっていいかもしれない。
もっとも、日本の迎え火・送り火はもっとディープな雰囲気ですけど…。
  


中津をぶらぶら

2006-10-30 09:09:45 | まち歩き
Niecesきのうは、所属してる NPO が「甘夏カンの苗木配布」と「中津・桜ともみじの里づくり」事業の PR を地域の公民館祭りでする
てことで応援に。
出かけようとしたら、姪っ子姉妹2人にバッタリ遭遇して、いっしょに行くことに。
公民館祭りを10分足らずで後にして、
遊び足りない姪っ子たちのために、ひさしぶりにふるさと中津を散策をしました。
 
まずは、お決まりの中津城。
たしか以前もこのブログで触れたけど、このお城は個人の持ち物。
中津には、まだお殿さまがいるんです。
  
最近できたお城裏の河川公園?でひとしきり遊んだあと、いよいよ本丸天守閣へ。
再建された5層の天守閣の最上階に着いたとたん、妹くんのほうがいきなりオシッコ。
トレイは1階にしかなく、すぐさま U ターン。
いいトレーニングになりました。

今では天守閣よりも高い建物はたくさんあるけど、
それでもここからの眺望はやはり気持ちがいい。
いわゆる殿様気分が満喫できます。
 
お次は、これまたベタな福沢旧邸。
しかし、旧邸は改修工事ということで見学できず、資料館のみ。
子どもには、オモシロくなかったんじゃないかな。
  
それでも観光地にありがちな(といっても、最近はあんまり目にしない)記念写真パネルを見つけると、姪っ子たちは大はしゃぎ。
その記念撮影風景があまりにもハイテンションだったせいか、
受付のオバチャンから「どこから来たの」ときかれ、
「宮島です」とこたえたけど、安芸の宮島と思われたみたい。
まさか徒歩数分のとこからきてあのテンションは…
てことでしょうか。
 
昼食後は、海辺をサイクリング。
交通量が少ないとこをえらんでテキトーに走ったんですが、
中津に生まれてウン十年、まだまだ知らない道がたくさんありますね。
  
けっきょく晩ご飯もいっしょに食べて、きのうは一日中、姪っ子の子守の休日。
意外と、けっこう充実感があったような。
そして、きょうはやはり筋肉痛。
  


「院」のつく地名

2006-10-29 08:35:00 | うんちく・小ネタ
Rice僕の女房は、「安心院」と書いて「あじむ」と読む
初心者では到底音読不可能な地域の出身。
安心院は、大分県北部では、
お米がダントツ美味しい地域。
ということで、女房の実家のツテで毎年、
お米を分けていただいている。


今朝、弟と弟の次女と僕の3人で、
女房の妹のダンナの実家(要するに親戚んち)に
お米を取りにうかがった。
お米の評判を聞きつけた、たくさんの知人からたのまれるので、
ことしは45袋(30kg入)をトラックに積み込み、帰還。
それをようやく配達し終えたところ。
まったくの肉体労働で、「オマエは米屋か!」
と、ひとりツッコミしそうになった。


ところで、安心院。
「院」の文字がつく大分県の地名といえば、
ほかに有名な「由布院(湯布院)」がある。
教科書風になるが、
「院」とは律令(奈良)時代の官設の倉庫のこと。
各地からの租税(米穀)を「院」におさめておく。
安心院も、由布院も、かつては田祖の集積地だったのだろう。


大分県をはじめ九州に「院」のつく地名が多いのは、
九州の元締めだった太宰府の支配力が強大だったことを偲ばせる。
これら「院」のつく土地に集められた田祖がいったん大宰府に運ばれ、
さらに大宰府から京に送られていた。


当時の輸送手段は、河川を利用したと思われる。
安心院も、由布院も、今でいう一級河川の通り道になっている。
また各地から田祖を集積するためには、
複数の街道の交差点に位置しているはずだが、
その辺の地勢は僕にはイマイチわからない。


美味しいお米ができるのは気候や土壌が重要なファクターだろうけど、
「院」という性格上、各地の米を永きにわたり管理しつづけた経験が、
その美味しさをさらに高めてる気がする。

たこ焼き すきやねん

2006-10-28 09:00:00 | うんちく・小ネタ
Takoyakiきょうのネタは、ワイフのブログとかぶってるけど…
まっいいか!
 
たこ焼きをキライな人っているのかな?
まだ、会ったことがない。
  
僕が子どものころのたこ焼きは、
だんご3兄弟みたいに、3~4個が串に刺さって売られたっけ。
「水道口」って呼ばれてたお店なんかだと、
タコの代わりに輪切りのちくわをさらに4等分したものがはいってた。
あのころ、日本はまだ貧しかった。
 
ところで、オフクロが知人から「たこ焼き すきやねん」っていうお煎餅をもらった。
紅ショウガや青ノリの風味がけっこうリアルでパンチがある。
さらにマヨネーズのお煎餅も同梱されてて、
マヨ好きは重ねて食べるように、と説明書?に書かれてる。
  
正直 B 級テイスト。
でも、かえってそれがたこ焼きらしくて、エッジが効いたテイストだった。
  


大木金太郎さんを悼む

2006-10-27 08:56:19 | スポーツ
Oki_kintaro日ハム日本一の陰に隠れて、スポーツニュースのスミに追いやられてしまったが、
日本プロレス界の黎明期を支えた名物レスラー
大木金太郎さんが死去した。


僕は大木さんの生い立ちについては不案内だったが、報道によると…

  日本統治下の韓国全羅南道生まれの大木さんは
  1958年に故力道山にあこがれ、船員として貨物船に乗り込み日本に密入国。
  拘束されるが、力道山が身元引受人となり、1959年日本プロレスに入門。
  馬場、猪木とともに若手三羽ガラスとも呼ばれた

…とある。

たしか、猪木さんのデビュー戦の相手が、大木さんじゃなかったかな?


僕がプロレスを見だしたとき、大木さんはすでにベテランだった。
大きく足を上げてくりだす原爆頭突きは衝撃的で、プロレスごっこではよくマネをしていた。
後進の指導にも熱心で、
世界最強タッグリーグ戦では韓国名のキム・イルを名乗り、
後輩の在日韓国人レスラー キム・ドクと韓国師弟コンビを組み大活躍をした。


韓国では国民勲章を受章したほど国民的英雄だった大木さん。
日韓の文化・スポーツ交流にどれだけ貢献したか計り知れない。
日韓両国のプロレスファン全員で、その死を悼みたい。
安らかにお眠りください。 


ゴメンで済むなら…

2006-10-26 08:03:30 | デジタル・インターネット
Ntt_nishinihon2~3日前から会社の電話・FAX の調子がおかしい。
かけられないし、かかってもこない。FAX もダメ。
どうやら原因は、NTT 側にあったらしい。
 
弊社のお客さまからのオーダーは、ほとんどが FAX 。
多くのお客さまが FAX が送れない、ということで困ってた模様。
問い合わせや苦情を弊社にしようと思っても、電話もつながらない状況。
商売あがったりです。
 
状況を逐一、NTT 西日本の Web サイトでチェックしてたけど、
イマイチ誠意が感じられなかった。
随時、「『ひかり電話』等のつながりにくい状況について」、みたいなニュースリリースがされてたけど、
「つながりにくい」って95%の発着信ができない状況だったんだから、「ほとんど(まったく)つながらない状況」のまちがいじゃないの?
途中で「復旧しました」みたいなリリースもあったけど、その実まったく復旧していないという体たらく。

このミステイクに片山泰祥取締役は記者会見で、
「お客さまに多大なるご迷惑をおかけし、深くおわびする」
と、謝罪。
そして、基本料金の2日分を日割り計算で返金する、という賠償をするみたいだけど、
お金の問題じゃなくて信頼の問題なんだよな。
現に、後輩の父君の訃報通知の FAX が届かず、葬儀を知らずにパスをするという不義理も犯してしまった。

大容量がウリの光回線が容量オーバーでダウンとは、あまりにも情けない。
「もったいな~い、フレッツ光を知らないなんて~♪」、なんて歌ってる場合じゃないでしょ。
シッカリしなさい、NTT 西日本。
  


うすきでおでん

2006-10-25 08:46:39 | 旅行記
Odenkun大分県南部のまち、臼杵市は、
フグで有名(globe の KEIKO の実家は、有名な河豚料亭「山田屋」)。
命知らずにも、ご禁制(大分県だけ OK!)のキモをだしたりもする。
そんな臼杵に美味しいおでん屋さんがある
と、以前 臼杵在住の友人 オカムーカス君からきいていた。
夕方5時から夜9時までの営業で、
予約しないと入店できないほどの人気らしい。
いつか行きたいと思い続けて早4年、やっと夢?が実現した。

 
県北に住んでる僕は、東九州の高速交通体系の遅れなどもあり、
同じ県とはいえ県南方面にほとんど行ったことがない。
なんかメンドイんだよね。
いざ車を走らせてみると、1時間半ほどで臼杵に到着。
存外、近かった。

 
さっそく、オカムーカス君が予約してくれたおでん屋 「のんきや」さんに Go!
店舗は1970年代の大衆食堂のような造りで、ケレン味や気取りを露ほども感じさせない。
ママさんは50歳前後で、人気店にありがちな傲慢さなどはまったくなく、
県北からの僕たちヴィジターを無造作に歓迎してくれた。

  
おでんは、ふつうに美味しかった。
変わりダネでは、ホタテやカキ、サザエなどの貝類メニューなどがあった。

 
ところで、「おでん占い」というのがあるらしい。
【 Go URL 】----> http://aym.pekori.to/uranai/2006/03/oden.html

ちなみに、僕は「はんぺん」。
はんぺんは、あんまりスキじゃない...
ていうか、僕はほとんど食べないです。

16 BLOCKS

2006-10-24 08:18:35 | 日記・エッセイ・コラム
16_blocks『ブラック・ダリア』か『ワールド・トレード・センター』か迷ったけど、
結局、ブルース・ウィリス主演の『 16 BLOCKS 』を観ました。
 
酒浸りの窓際刑事ジャック(ブルース・ウィリス)は、
夜勤明けの退署時に、16ブロック先の裁判所への証人の移送の仕事を押しつけられる。
メンドくて断るジャックだが、分署長からの命令に逆らいきれず、しぶしぶ承諾。
証人エディ(モス・デフ)を車で送るジャックだが、交通渋滞に嫌気がさし、途中で酒屋によってしまう。
その隙に何者かがエディを殺害しようと襲いかかる。
間一髪でエディを救ったジャックの応援要請をきいてジャックの元相棒の殺人課刑事フランク(デビッド・モース)のチームがやってくるが、今日のエディの証言は彼らの不正を暴露するものだった。
フランクのチームはエディを殺害しようとするが、ジャックはかつての刑事魂を取り戻して抵抗し逃亡する。
 
16ブロック先ってことは、1ブロックは徒歩1分程度で移動可能だから、
歩いても15~20分の距離だと思う。
そのわずかな距離での追跡劇は、意外にスリリングでオモシロかった。
警官の不正云々というお決まりのプロットながら、ブルースの演技により退屈することはない。
『ダイ・ハード』以来の思わず“やっちまった”(or 撃っちゃった)パターンは痛快でさえある。
いつも “やっちまった” あと困っちゃうんだけど、
この巻き込まれパターンはブルースの得意技。
しかも『 24 -TWENTY FOUR 』形式?で、ほとんどリアルタイムにストーリーが流れていくために、
リアルな緊迫感を感じることができる。
チャイナ・タウンでのロケも一発撮りなのか、
通行人たちの視線が「何かやってるのかな」という野次馬的なとこがあり、全員がエキストラじゃないと思われる。
この撮影方法も、街のリアルな空気感を醸しだしていた。
 
最近、ちょっと老けてきたブルース。
でも、そのウデが錆びつくことはない。
低予算?でも、ブルースの演技力で一流の作品に仕上がってるとこはサスガ!
ラストシーンはヒューマンタッチで、いい気分で劇場を後にできた。
観て損はないと思います。
  


ばってん荒川さん 逝く

2006-10-23 08:34:51 | テレビ番組
Batten_arakawa今朝、何気に「みのもんたの朝ズバッ!」をみてたら、
ばってん荒川さんご逝去のニュースが…
ショック!だった。


九州生まれ(育ち)でばってんさんを知らない人はいない
といっていいほど、ばってん荒川は九州人にとって身近な芸人さんだった。
とりわけ鼻の下に大きなホクロをフィーチャーした「お米ばあさん」キャラは、
長年にわたって僕らを楽しませてくれた。
お米ばあさんの他にも、歌手として「火の国一代」のスマッシュヒットがあったり、
男優として「静かなる首領(ドン)」などでシリアスな演技を披露したりと、
九州の芸人のエポックメイキングな存在だった。


最近、児玉清さんのモノマネでブレイクした博多華丸は、
デビュー当時、ばってんさんのモノマネをよくしてた。
その芸には、九州の芸人のパイオニアであるばってんさんへのリスペクトがこめられていたと思う。
ビートたけしも、芸人としてのばってんさんのビヘイビアにリスペクトしてた形跡がある。
とにかく、九州を代表する偉大な芸人さんだった。


ばってんさん、今までありがとうございました。
ご冥福を“ぴら~っと”お祈り申し上げます。


アペリティフ

2006-10-21 09:37:00 | うんちく・小ネタ
Aperitifフランス在住のブロガー うさたろうさんのブログにおじゃましたら、
「アペリティフ」についてのコラムが載っていました。
 
アペリティフはいわゆる食前酒の意で、
会席料理だと小さいグラスに梅酒、アメリカ映画だとドライマティーニやマンハッタン
というイメージだったけど、うさたろうさんのコラムから感じるのはもっとフランクなもの。
料理中にちょっとつまみ飲み、てカンジかな(キッチン・ドランカーとはちゃう)。
  
シロウトの私見だけど、
今では英語の普通名詞になってる「 aperitif 」は、もともとはフランス語で、英語でいうところの「 appetizer 」じゃないかと。
でも、「 appetizer 」だと前菜ってカンジになるから、やっぱりちがうのかな?
とにかく、「食欲をそそるもの」という意味では、液体でも固体でもおんなじか。
 
僕はやっぱり日本人。
「とりあえずビール」派で、アペリティフはいつもビール。
夏だと風呂上がりに、休日だと真っ昼間から、缶ビール片手です。
コレってアペリティフじゃなくて、たんなる酒好きかな!?