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SIDEWALK TALK

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こんな夜を過ごしたかったんだ

2021-04-12 20:51:33 | スポーツ
Tarpキャンプでの一番の醍醐味は
外で寝ること。
「なにを今さら」というかもしれないが
ここでいう「外」とは
「テントも張らずに」
という意味だ。


というわけで、タープの登場だ。


本当のところ、タープも使いたくないのだけど、
日本は湿度が高い国だ。
晴れていても、夜露が降りる日がほとんどだから、
屋根がないとビッショリと濡れてしまう。


タープの下で過ごす夜は、
風や景色が劇的にかわってゆく瞬間瞬間に出会える夜でもある。
「ときには星を見ながら眠る」
なんてキザなこといいながら、ゴロンと横になってみればいい。


タープで夜を過ごしていると、
「It's just a kiss away」
と、歌いたくなってくるんだよなぁ♫

哀愁のベルギー

2018-07-04 11:29:52 | スポーツ
CoastlineサッカーW杯、ベルギーに惜敗。
さほど興味はないんだけど、僕も日本人の端くれとして、
チープなナショナリズムが喚起されたのか、
やっぱり悔しかった。
そして、このタイミングで、
元カノからベルギー産のチョコレートが届いた。


お中元なのか?早めのバースデイプレゼントなのか?
毎年、彼女は、この時期に、
レオニダスというメーカーのチョコを贈ってくれる。
レオニダスは、ベルギー王室御用達のチョコレートブランドらしい。
僕はチョコに目がないから、過去の恩讐や愛憎をこえて、
いつも喜々として貪り食っている。


サッカーについては語る能力はないんだけど、
負けたとはいえ、世界ランク3位をあそこまで追い詰めて、
本気にさせたのは、日本サッカーの成長の証じゃないかな。
選手は胸を張っていい。


昨夜、シングルモルト片手にそのチョコを食べたんだけど、
なんだろう?やっぱ悔しかったのかな?
いつもなら無邪気にチョコを楽しめるのに、
なぜだか今年はやけに心に沁みた。

老いも若きも男も女も

2015-09-28 13:52:58 | スポーツ
Letter昔は悪さをすると、近所のオジサンから叱れていた
などというコメントを
僕より10歳以上も若い芸能人がしたり顔で喋ってるのを聞くと、
ホントかよ!ってツッコミたくなる。
僕ですら、そんな経験ほとんどない。


先日、姪っ子の運動会に招待された。
彼女は小6で、これが最期の運動会だった。
山間の田舎町の小学校で、全校児童は100人にも満たないらしい。
実はこの小学校の運動会を観覧するのは2回目で、
甥っ子(彼女の兄)が小6のときも招待してくれた。


そのときと同じ感動を、今回も味わうことができた。
名目上は小学校の運動会だけど、地域のそれも兼ねていて、
保育園児からお年寄りまで、まさに老若男女が参加するのである。
中学生とお年寄りが一緒にやる競技などは、
ルールがイマイチわからなかったにもかかわらず、
爽やかな感動をおぼえた。


僕が最も感心したのは、ズル(不正)が許されること。
もちろん何でもかんでも OK というわけじゃなく、
大きく負けてるチームのズルは暗黙の了解で許されているようだ。
そのズルをユーモアだと受け取る寛容さが皆にあって、
一様にニコニコしながらルール違反を楽しんでいるように見えた。


運営側も、無粋は言わない。
保護者のための喫煙スペースもあるし、
観覧席(テント)での飲酒もノープロブレム。
赤い顔で競技に参加しているお父さんもめずらしくない。


もちろん参加者の皆さんは、世代を超えて、
お互いの顔と名前、お住まいもわかっている。
ここでは冒頭に書いた「近所のオジサンから叱られる」現象も、
日常茶飯事なのにちがいない。
厭味じゃなく、田舎の底力を見せつけられたし、
素晴らしいコミュティが生き生きと息づいているのを実感した。


終了後、後片付けも、みんなが率先しておこない、
あっという間に撤収作業が終わった。
僕は、自分のことは棚に上げて、
日本もまだ捨てたもんじゃないという感動を胸に、
やはり赤い顔で会場を後にした。

本当の趣味

2015-09-17 11:38:19 | スポーツ
Letter「何か趣味がありますか?」などと訊かれると、
僕は仄かな含羞を感じつつ、
「登山」とか「トレッキング」などと答えることがある。
とはいえ、もう2年ちかく山登りしていない。
果たして趣味といえるのかな?


山行の頻度が落ちた一番の原因は腰痛。
脊柱管狭窄症という年寄り病気を発症してしまった。
腰の痛みはさほどでもないのだけど、
左足に痛みと若干の麻痺がある。


リハビリとして、毎朝ウォーキングする習慣がついた。
もう半年ほどになる。
そのお陰か、だいぶ状態がよくなってきた気がするし、
世間はシルバーウィークだということで、
近場の山、犬ヶ岳にアタックすることにした。
ありがたいことに、後輩の慎ちゃんがつき合ってくれる。


犬ヶ岳は1130.8メートルほどの標高なんだけど、
登山口が300メートル付近だから、数字以上にタフな山。
鎖をつたって30メートルほどの断崖を登る、
笈吊岩という難所もある。
実際、数年前、この笈吊岩から滑落して亡くなった登山者もいた。


往路と復路はちがうルートをとるつもりだけど、
全行程は5時間ちょいだと踏んでいる。
朝サクサクッと登って、お昼過ぎには下山する予定。
下山後は、登山の真骨頂というべきか、本来の目的というべきか、
慎ちゃんと地元の居酒屋さんで昼から一杯やるつもり。


登山は、むしろイントロダクションなのか?
僕にとっての本当の趣味は、
やはり「飲酒」ということになるのかもしれない。

Super Bowl XLVIII

2014-02-07 11:10:20 | スポーツ
Wilsonアメリカなんてろくでもない国だと思ってるんだけど、
反面、アメリカの文化にほのかに憧れていたりもする。
音楽や映画、文学、ファッション、ジャンクフード、スポーツ... etc
戦後の占領政策によって、僕は洗脳されてるのかもしれない。


僕にはアメフトやラグビー経験などないのだけど、
大学時代、なぜだか NFL にはまっていた。
そして2~3年前、ひょんなことから NFL 中継を見るようになった。
細かい戦略は理解できないが、お酒のお供に楽しんでいる。


月曜の朝、スーパーボウルの生中継が放送された。
当然、仕事で見ることができないから、HDD に録画しておいた。
そして昨夜、ようやくゲームを見ることができた。
今年ラッキーだったのは、試合結果を知らずに見れたこと。
アメリカでは大ニュースだろうから、
数日間も結果を知らずに暮らすことはまず不可能にちがいない。


僕は月曜日以降、スポーツニュースやインターネットなどのメディア情報を
できるだけ避けて、ひっそりと過ごしていた。
ソチ五輪直前ということもプラスに作用したのかもしれない。
日本のメディアでは、ほとんど報じられなかったんじゃないだろうか?


一方的な試合内容だったし、出場したのは贔屓チームじゃなかったんだけど、
やはりスーパーボウルは格別!
アメリカに毒された精神が刺激されてエキサイトしたし、
一方でシーズンが終わったという一抹の寂しさも覚えた。
ラッセル・ウィルソン、好きになったかも?


話はガラッと変わって、今朝、入社面接をおこなった。
19歳、男性。
働いてもらうことにした。
好青年だったし、中学の後輩でもあるしね。


機能美

2014-02-01 08:58:43 | スポーツ
Redbull


唐突だが、F1マシンは美しくなければならない。
以下は素人解釈だが、歴代のF1マシンの美しいフォルムは、
もちろんデザイナーによるところが大きいのだけど、
その本質は機能美にあると僕は独り合点している。


年が改まって、
各チームの新しいシーズンのニューマシンが発表された。
驚いたことに、これがことごとく美しくないのである。
その原因はノーズの形状だ。
毎年変わるレギュレーションに合わせて、
ノーズの形は変化せざるを得ない。
僕らは最初のうちは違和感を覚えながらも、
シーズンが進むにつれ、その変化を進化ととらえ、
速さこそが美しさだと得心してきた。


モータージャーナリストは、
今シーズンのマシンをふたつのタイプに大別している。
ひとつはフェラーリに代表される「カモノハシ」型。
そして、もうひとつはマクラーレンに代表される「アリクイ」型だ。
空気力学や細かいレギュレーションのことはわからないが、
「美しくない」を通りこして、
もはや「不格好」なフォルムになってしまっている。


もちろん FIAはパイロットの安全性を考慮して、
ノーズに関するレギュレーションを変更したんだろう。
デザイナーも厳しい制限の中で、
できるだけ美しいフォルムを追求したんだと思う。
しかし、F1マシンが本来もっているはずの機能美が微塵も感じられない。


今シーズンからターボエンジンが復活する。
シーズンが始まり、ニューマシンの速さを目の当たりにすることによって、
僕らはこの奇妙なノーズに納得することができるのだろうか?

五輪狂想曲

2013-09-17 12:25:36 | スポーツ
Inose2020年夏季オリンピックが開催都市が東京に決まって以降、
マスメディアの報じ方がひどすぎる。
メダルの獲得数や開催日程の予想、将来のメダリスト候補者への取材、
枚挙に暇がない。


東京に決まったことはめでたい。
けど、このバカ騒ぎはいただけない。
とりわけ IOC 総会でのプレゼンのデキを
性悪都知事がドヤ顔で自画自賛してる映像には、ヘドがでそうになる。


資料が錯綜してるから正確な金額はわからないが、
招致費用は100億円超という報道もある。
事実なら、前回(2016年大会招致)はやりかぶってるから、
200億円以上の大枚を叩いて獲得した開催権ということになる。


東京大会はもちろん成功してほしいけど、
その前にリオ大会も当然ながらある。
狂騒の中で浮ついてる場合じゃなく、地に足をつけた強化計画を
と、願うばかりだ。
もっともバカ騒ぎしてるのはマスコミと都知事だけで、
選手たちは現実を見据えていると信じているけどね。


Team Japan

2013-09-11 11:23:25 | スポーツ
Sato_mami2020年夏季オリンピック開催都市は東京に決まった。
とくに、プレゼンでの佐藤真海選手のスピーチにはウルッときた。
毎日、朝から晩まで、五輪関連の報道でメディアは溢れていて、
さすがに少し食傷気味になってきている。


とは言え僕も日本人の端くれだから素直にうれしいし、
五輪景気でわが社にも多少のおこぼれがあるんじゃないかと
下世話な期待もしている。
けど、生来の天の邪鬼の僕は、多少の違和感も覚えている。


今回の勝因を四捨五入すると、
「チーム・ジャパン」「オール・ジャパン」体制の賜だったということらしい。
果たしてそうなのだろうか?
とくに被災地の人びとに対して、配慮が足りない発言がなかっただろうか?
皮肉屋の僕は、詮無いアイロニーが頭をよぎってしまう。


安倍首相がスピーチした福島原発の真実は?
東京の五輪インフラが東北の復興インフラに影響を与えないか?
2024年欧州開催のための東京大会ではないのか?
穿った見方のオンパレードだけど、一面の真実と言えなくもない。


そもそも IOC 委員の投票基準とは何なのだろう?
前回の東京と今回の東京では、いったい何がちがっていたのか?
大会の内容や都市の機能と関係なくロビイングで決まるのなら、
こんなアホらしいことはない。


今は招致成功の高揚感で、東北の復興も日本経済の再生も、
さらにいえば国の在り方すらも、劇的によくなるようなマインドに満ちている。
言うほど簡単なことじゃないし、道のりは遠く険しい。
けど、乗り越えなきゃいけないんだよな。
本当の意味での「チーム・ジャパン」「オール・ジャパン」が必要なのは今からなんだ!


ヤングライオン

2013-07-04 09:32:12 | スポーツ
Njpw2そのフィニッシュホールド、ボストンクラブにぞわぞわっときた。
名も知らぬ若きプロレスラーの壮行試合。
対戦相手は、新日本プロレスの道場で同じ釜の飯を食べてるであろう、
やはり見知らぬ若手レスラーだった。


新日本プロレスのエンブレムにはライオンがデザインされている。
プロレスはショー、プロレスは興業、プロレスは八百長、
こんな世間からの白眼視に、創始者アントニオ猪木は、
プロレスこそ「 KING OF SPORTS 」と宣言し、
ライオンマークと供にその文字をエンブレムに刻み込んだ。


いつの頃からか、新日の若手レスラーを「ヤングライオン」と呼ぶようになった。
闘魂三銃士も、ライガーも、テンコジも、永田も、棚橋も、レインメーカーも、
今や他団体のエースたちの多くがかつてヤングライオンだった。
そのコスチュームは、新日伝統のストロングスタイルの体現、
黒のショートタイツと決まっている。
そしてまだ若い、まだ粗い彼らのフィニッシュホールドは、ど派手な技ではなく、
ボストンクラブや片エビ固めという基本の「き」ばかりだ。


昨夜、偶然、ワールドプロレスリングの録画をみた。
番組最期に、名も知らぬヤングライオンの壮行試合が数分だけ流れた。
勝った彼は、かつての先輩たちがそうであったように、海外武者修行に旅立つんだろう。
目に涙を浮かべ、将来の IWGP 戴冠を宣言していた。


トップレスラーになれるのは、ほんの一握りの選手。
多くは、食うためにヒールになったり、他団体に移ったりする。
名も知らぬヤングライオンの将来に幸多からんことを祈りながら、
僕はボストンクラブをまんじりともせず見ていた。


ガッツ

2013-06-06 09:17:29 | スポーツ
Guts僕は、昭和の田舎少年のほとんどがそうであったように、
ガキのころから巨人ファンである。
昨夜の日ハム戦、小笠原道大選手のサヨナラ3ランで激勝し、
ひさしぶりに溜飲が下がった。


小笠原選手は「ガッツ」というニックネームで呼ばれる。
その由来は知らないが、プロの世界において「ガッツ」と尊称されることは、
彼の精神力が尋常ならざることを表している。


野球協約を超える大幅減俸、開幕直前の故障、プライドを砕く2軍生活、
古巣の日ハムが敬遠策を取らずに勝負にきた屈辱、
これらを一振りで跳ね返した。
ファンの僕ら以上に、ガッツ自身も感無量だったと思う。


試合後のヒーローインタヴュー、
アナウンサーがガッツを泣かせようとしつこく苦労譚を持ちだしてきた。
ガッツはその手には乗らず、涙をこらえつつにべもなく言った。

「苦しんだっていわれるけど、そんなことはない。たった一本、打っただけですから」


これこそガッツのガッツ足る所以。
まだまだシーズン序盤、目先の1勝に一喜一憂してるときじゃない。
ガッツの、ジャイアンツの戦いは続くのである。