真面子の社会観察日記

社会で起きている様々なできごとを真面目に言いたい放題!

人事部の面接から分かる創業者のタイプ

2015年05月27日 | Weblog
学生たちが就活をしながら一番悩むのは、同じ業界なのに企業面接で企業毎に全く面接方法が違うことだ。就活の常識として、数ある業界の中から、あなたはなぜその業界志望なのか、更にその業界の中からなぜその企業に入社したいのかを説明出来なければならないのだと何度も言っている。

彼らが一番書けないのが志望動機だ。まっ、業界をまたいで何十社もエントリーするのだから、夫々をきちんと書きなさいと学生に要求するのは酷と言えば酷かもしれない。時には、どの企業にエントリーしたか分からなくなってしまう学生だっている。

同じ業界でも会社毎に大きく面接方法が違う場合は、両社の創業者の経歴を調べるのが一番比較しやすい。またその企業の関連会社、どのような企業と取引しているのかをみても推測がつく。

例えば、JTBとHISは同じ旅行会社だけど、採用基準が全く違う。JTBはやはり老舗だし、HISは割合若い会社で、どちらかと言うと、体育会系で社員全員が一丸となってという社風だ。どちらが自分に合っているかは面接しながら自ずと分かることだ。

とうとう最後の社長面接迄こぎ着けたのだが、学生が今凄く戸惑っているのは、同じ業界なのに面接の方法が全く違うことだ。1社は、本気でこの会社に入る気がないなら、即刻面接を辞退して欲しい、さもなくば、今、目の前で他の企業の面接を辞退する本気度を見せて欲しいとプレッシャーをかけている。

もう一つの会社は、数度の面接を通じて、学生が成長していく姿を観察し、それを学生にシェアして、勇気づけ、最終面接に向かわせようとしている。その会社は仕事は楽しく無ければならないといい、割合のんびりしている会社だ。

メールと電話で学生の悩みと心配を聞いてから、2社を調べてみたら社風の違いはすぐに理解出来た。最終的には自分がどの社風に合っているか、また今迄面接をして来た方達と一緒に働きたいかで決めることになる。社風、相性等が自分に適しているかどうか。

しかし、何度面接をしても、実は実際に職場で働いてみないとわからいのだということも知っておいて欲しい。


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