三平と三高

今の女性は三高ではなく、三平なんだそうだ。バブルの頃は、高学歴、高収入、背が高い男性を結婚相手として希望する三高がひとしきり騒がれたが、景気も低迷し、世の女性の結婚相手に対する希望もだいぶ変化している。

今は、三平を希望するというのだ。三平とは、平凡な見た目、平穏な性格、平均的な収入が人気なのだそうだ。結婚相手に、要は多くを望まない女性達が増えている。中でも平凡なみためが良いとする女性が66％もいた。単純に考えたってイケメンの方が良いのに。

希望職業は出来れば、公務員等安定的な仕事と言い、収入も多くは望まないのだ。希望平均的収入は300～500万円で、ちなみに20代の平均年収は316万円だ。平凡な見た目、平穏な性格　おだやか、気難しく無い、感情の起伏が激しく無い、理不尽なことにイライラしない、喧嘩しても怒らない人が良いのだそうだ。

レストランなどに行った時、店員に威張らない人が良いがトップだった。そして、価値観が似ている人が大切で、価値観が一緒ならお金でもめないと考えている。結婚して外食は月に５回ぐらいと考えているのだ。

今の若者がデートする時、約半数の人たちが割り勘だという結果が出ていた。デートで割り勘ですかっ？って、驚いたのだが、それは三平だからなのか。確かに給与は下がっているし、今の若者は景気の良い時を知らない世代でもあるから平凡が一番と考える傾向があるのだそうだが、なんだかつまらない。

しかしである。平凡な生活はなかなか見つけにくいのではないか？と思うのだ。何をもって平凡と言うのか、普通というのか難しい気もしないでもない。要は無理をしない、高望みをしない、ほどほどの人生って、ことなのかな？

男性が楽になったのか、それとも女性が自信を無くしているのかは分からないが、なぜ三平なんだろう？