『ゴムクロ修理日記』 切断編
一日で修理完了するクローラーも在れば数日、数十日の日数を掛け修理した事も在る
親父のブログ 其の日其の日の作業内容の更新となってしまった
一覧にて修理工程を紹介出来ないか! と考え更新済日記をまとめる
・・・・・・・・切断修理・・・・・・・
8/23
00建設様より修理依頼ありユニック車で運ばれてきた
モロオカ(ダンプトラック) 「MST 800」 600x80x100 切断修理
8/25
ワイヤー切断箇所の両端は必ず「錆」が入っており ワイヤーは「ボロボロ」
歯科医用語で「ブリッジ」を架ける為にラグ(山)部と溝(谷)部にワイヤーの深さ迄
丸鋸を使い切れ目を入れる
8/28
手動ウインチ、電動チエーンブロックの力を借り 少しずつワイヤー上のゴムを剥ぐ
8/28
ゴムを剥ぎ取られたワイヤーは腐食している所が数本となく見られる
切れ、腐食しているワイヤーは取り去り 強いワイヤーのみを残す
同じく裏面の芯金 ガタ付いているのはその時点で外す
8/29
此処まではクローラー本体を切り刻む作業と考えると良い
タングステンラスプで古いゴムを削りだす作業を施し 削り粕等をワイヤーブラシ
でエアーガンを使いながら取り去る
8/31
切断箇所の修理範囲が決まると 新品と同数程度の加工された特殊ワイヤーを
並べ 加硫するまでの次の工程に進む
9/1
接続修理範囲が長く 当社の電熱油圧プレス機(1100mmx1100mm熱板)一回では
加硫出来ない(設備はHP検索) 今回の修理は完成まで加硫回数二回となる
9/1
剥ぎ取られた修理前のゴムは捨てられ 新しい生ゴムで盛り付けられた加硫後の出来を
考え溝部と山部を作り出す程よい厚さに積み上げる
9/1
裏面切断箇所は当然ながら切れており芯金脱落、または緩み生じているので
芯金処理3回施し埋め戻す
9/4
電熱油圧プレス機で加硫された生ゴムは「型」で成型され 新品の様になる
残り部分は再度生ゴム盛り付けから繰り返す
9/4
2回の加硫をすることにより切断したクローラーは再生する
9/29
修理されたクローラーは建機に装着され エンジン音をたてながら作業現場で働く
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当社の「切断修理」工法は コンバイン、建機、運搬車、特殊機械など
に装着されている「ゴムクローラー」切断修理OKです
また 修理内容 理解していただければ・・・・・嬉しいです