ゴムクロ修理日記  ゴムクローラー修理・販売(有)キムラセイコー       0237(86)7377

修理依頼を受けた作業行程・結果などを依頼者並び訪問者に見て頂くための親爺の気まぐれブログ
たまには修理以外の出来事も

切断修理まとめ

2009年11月01日 | クローラー修理販売関連

              『ゴムクロ修理日記』  切断編

 

  一日で修理完了するクローラーも在れば数日、数十日の日数を掛け修理した事も在る

  親父のブログ 其の日其の日の作業内容の更新となってしまった 

  一覧にて修理工程を紹介出来ないか! と考え更新済日記をまとめる

 

          ・・・・・・・・切断修理・・・・・・・

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  00建設様より修理依頼ありユニック車で運ばれてきた 

      モロオカ(ダンプトラック) 「MST 800」   600x80x100 切断修理

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  ワイヤー切断箇所の両端は必ず「錆」が入っており ワイヤーは「ボロボロ」

  歯科医用語で「ブリッジ」を架ける為にラグ(山)部と溝(谷)部にワイヤーの深さ迄

  丸鋸を使い切れ目を入れる

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  手動ウインチ、電動チエーンブロックの力を借り 少しずつワイヤー上のゴムを剥ぐ

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  ゴムを剥ぎ取られたワイヤーは腐食している所が数本となく見られる

  切れ、腐食しているワイヤーは取り去り 強いワイヤーのみを残す

  同じく裏面の芯金 ガタ付いているのはその時点で外す

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  此処まではクローラー本体を切り刻む作業と考えると良い

  タングステンラスプで古いゴムを削りだす作業を施し 削り粕等をワイヤーブラシ

  でエアーガンを使いながら取り去る

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  切断箇所の修理範囲が決まると 新品と同数程度の加工された特殊ワイヤーを

  並べ 加硫するまでの次の工程に進む

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  接続修理範囲が長く 当社の電熱油圧プレス機(1100mmx1100mm熱板)一回では

  加硫出来ない(設備はHP検索)  今回の修理は完成まで加硫回数二回となる

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  剥ぎ取られた修理前のゴムは捨てられ 新しい生ゴムで盛り付けられた加硫後の出来を

  考え溝部と山部を作り出す程よい厚さに積み上げる

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  裏面切断箇所は当然ながら切れており芯金脱落、または緩み生じているので

  芯金処理3回施し埋め戻す

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  電熱油圧プレス機で加硫された生ゴムは「型」で成型され 新品の様になる 

  残り部分は再度生ゴム盛り付けから繰り返す

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  2回の加硫をすることにより切断したクローラーは再生する

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  修理されたクローラーは建機に装着され エンジン音をたてながら作業現場で働く

  ・・・・・・・・・・・・・・・・・・

          当社の「切断修理」工法は コンバイン、建機、運搬車、特殊機械など

  に装着されている「ゴムクローラー」切断修理OKです

  また 修理内容 理解していただければ・・・・・嬉しいです