さきほど、
法学セミナーの最新号に目を通してまいりました。
今月号の駒村連載は「平等権」。
平等専攻の私としては、とても気になるところ・・・と思って
読みましたところ、冒頭で、どこかで見たような気がする議論だなと思い
註をみると、私の論文が引用されている・・・。うれしい。
駒村先生は、ジュリストの研究会でご一緒させていただいたのですが、
私のような若輩者の論文もしっかり目を通して下さっていて、
しかも、適切に要約した上で、コメントを下さり、
本当にうれしかったのを良く覚えております。
その研究会では、
「国家と文化」に関する憲法理論、憲法25条の新解釈などが、
提示されており、『憲法の急所』の中でも引用し紹介させて頂いております。
ぜひ、みなさまも、ジュリスト1405号の駒村論文、ご覧ください。
駒村先生の論文の魅力の一つは、
これまで登場してきた議論を、非常に広い視野で集め、
それを適切に要約・解説した上で、
議論を発展させる視点を示してくれるところにあります。
今回の「平等権」も、
私の議論、長谷部先生のベースライン論、ドイツの「人の区別」論などを
必要十分な要約と解説のもとに紹介し、
それを論証するための枠組みを整理してくださっております。
ぜひぜひ、ご覧ください。
ちなみに、駒村連載につづき、山本龍彦先生の連載でも、
私の「処分違憲」の個所が引用されておりました。
まことにありがとうございます。
現在、このブログでは、法令審査の方法の連載が続いており、
今後の展開にどきどきです。
さて、ちなみに、先日とある筋から入った情報によりますと、
これまでのところ、『憲法の急所』が一番売れたのは、慶大生協だとのこと。
(首都大生、もっとがんばるのじゃ~。)
憲法判断の方法や違憲審査の方法の領域では、
小山先生の『作法』、駒村連載、山本連載など、
慶應大学の先生の活躍が目立っており、
三先生の御膝下での『急所』の健闘、本当に、うれしいです。
『急所』の議論は、
小山先生や駒村先生の議論からも、
あるいは芦部先生や長谷部先生の議論からも、
そして、キングオブイケメンの南野先生の議論からも、
それほど違和感なく入っていけるはずですので、
慶大生の皆様も、他大学生(特に首都大生)の皆様も、
各先生の議論とあわせまして、『急所』もよろしくお願いいたします^-^>