馬鹿も一心!

表題を変えました。
人生要領良く生きられず、騙されても騙されも
懸命に働いています。

母の葬儀 青春の日々を回想。

2022-01-12 07:52:51 | 日記

続きです。
葬儀場を後にしてお骨にする斎場に向かいます。
弟の車に妻と同乗
中学母校を通り通称、海軍道路に入る。

片道3キロの道で
中学生時代は、体育で男子は走らされた。
当時は米軍通信隊の基地。
極東アジアの電波情報を傍受探る
世界一の通信施設であり
内部は一切見えない。
ソビエト連邦、中国、北朝鮮情報だ。
近隣住民のTVラジオは禁止。
車も殆ど通らない道を
米軍兵士と派手な装いの日本女性が
砂埃の道を肩寄せ合い
兵士の筋骨盛り上がる腕は
真っ赤な口紅女の背中を巻き付け歩いている。
所謂、パンパンと呼ばれた日本女性

中学校庭に米軍の起動車がやって来てグランドを整地。
運動会には通信隊司令官夫妻が来賓として招かれた。
昼間 グランドでの体育では、空にマンタような
ジェット戦闘機が飛び
影がグラウンドに写り
爆風で砂埃が舞う。
夜間は飛行訓練で上空を凄まじい爆音が屋根を吹き飛ばすが如く
相模湾で旋回して戻る。
深夜、眠れぬ日々が続く。
仰ぎ見る丹沢山塊と富士の下
桑畑農家と新興住宅、米兵、西部劇に登場しそうな
けばけばしいネオンが瞬く異様な街並み風景。
米軍通信隊基地返還に伴い
海軍道路は桜並木の観光地になり
美しき緑豊かな海抜60mの平地に都会から移り住む人々が増加。
私が住む古い土地も緑風致地区となり
2階建て以上の建築は原則禁止となる。
高級住宅街?へと変貌する。
中学高校、大学、27歳まで過ごした
若き青春の日々がスライド写真のように捲られる。
道々の広大な基地跡が車窓から通り過ぎてゆく。
続く。




フォレスタ / 故郷(ふるさと)に、いま帰る(Short Ver.)





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