心の旅紀行

人の生き方を追及していると自然に世界に通用する法が見つかります。kiko

政治信念がなくても問題、あっても問題

2024年01月31日 | 世界

上川陽子外相は昨日1月30日の記者会見で、「日本の将来、その将来を担う若い世代のための取り組みについて全身全霊を込めて専念している」、「国民に理解をされ、支持される外交を展開していくことに専心している」と言いました。確かに信念をもって外相の任をはたしていると思います。

しかし、その信念が、日本のため、日本の人々のため、未来のため確かなものでなければ危険なものになります。

岸田文雄総理は、安倍晋三元総理は偉大だったと言ったままで、その後、安倍総理に対する評価を変えていません。安倍元総理存命中、彼が派閥の長を務めた自民党一の清和政策研究会が、不法な裏金作りで、今、大問題になっていることは周知のとおりです。安倍元総理は偉大だったでしょうか。

核兵器をなくしたいと言いながら、国連の核兵器禁止条約は批准しない、アメリカの核の傘の下にはいるなど、矛盾だらけの政治を続けています。最近は自民党の宏池会という派閥の長であったのに、長辞任、派閥解散で自分の罪と責任をうやむやにし、平気で政治刷新を行うと言っています。

自分がうそをついているとまったく気づいていないような言動を平気で続けています。アメリカとの同盟を強化しないと日本は危険と考え、この考えのため、自分の矛盾に目をつぶり、同盟強化ならなんでもやるという態度になっています。

この態度が本当に日本のためになるかという議論がだいじと思います。アメリカは世界のため、世界の人々のため、世界に通用する法を追及して日夜工夫努力しているでしょうか。国連創設後のアメリカの戦争を研究すると、アメリカ帝国としてふるまってきたことは歴然です。トランプ前大統領は公然とアメリカNO.1と言って軍事力と経済力で世界を支配しようとしています。これが今もアメリカの人々に受けています。

アメリカは、国連の下、一つの国ではありません。世界に君臨したがっている国です。世界を多極化させたいと、はりあっているのが中国、ロシアです。

このような世界動向の中で日本がアメリカとの同盟強化と叫ぶことが本当に日本のため、日本の人々のためになるでしょうか。日本は自分を見失い、戦乱の中でさまよい低迷衰退します。

岸田総理の下で「全身全霊を込めて」上川外相が外相の任務をはたして、日本ため、日本の人々のためになるか疑問です。

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