心の旅紀行

人の生き方を追及していると自然に世界に通用する法が見つかります。kiko

アジア大陸にイナゴの大群発生

2024年01月20日 | 世界

鎌倉時代と言えば13世紀から14世紀にまたがった時代ですが、その後半、アジアにモンゴルが勃興しました。イナゴの大群が発生したようでものすごい勢いで東ヨーロッパを侵すほどの広がりをみせました。現在のウクライナがある地域も食い荒らしました。

その拡大の勢いは信じられない動きでした。長い間におこる大波でしょうか。大きな流れでしょうか、個人的努力ではなく、集団エネルギーの爆発です。

現在アジア大陸に起こったイナゴの大群も、一見、プーチンロシア大統領やシーチンピン中国主席やキムジョンウン朝鮮(北)将軍の個人的異常行動で起こっているように見えますが、実は人民のエネルギーが、お互いの羽音に共鳴し、興奮し、イナゴの大群の襲来が発生するように、不思議な大波、大きな流れをつくっているような気がします。

先進国に後れをとっていた彼らの心には先進国に対する競争意欲、拡大意欲、攻撃意欲が静かに育ち、爆発の時を待っていたのでしょう。その静的エネルギーに方向を与え、動的エネルギーに変えているのがプーチン大統領らなのでしょう。

したがってヨーロッパがロシア・中国・朝鮮を脅威に感じ、NATO強化を真剣に考えるのは理解できます。

同じく鎌倉時代モンゴルの襲来を経験した日本も、当時の幕府や人々と同じように中国・朝鮮・ロシアの脅威を感じるのは当然のことと思います。

これは現代教養では理解できない情動(イモーション)です。ロシアの教養人は早めに国外に逃亡しました。しかし大半のロシア人はロシアのウクライナ戦争に疑問をいだいていません。中国人だって戦争で台湾を統合することに賛成でしょう。南シナ海・東シナ海利権拡大は彼らの心情を満たす国の行動と思います。朝鮮人だって戦争で韓国を統一することを待ち焦がれているでしょう。日本に痛打を与えれば気分爽快でしょう。

しかし歴史が証明しているようにイナゴの大群の襲来には終わりがきます。モンゴル帝国も消滅しました。中国に成立した清も、19世紀には見る影もなく、ヨーロッパ諸国や日本にいじくりまわされました。

かつてのモンゴルの襲来は鎌倉幕府は地政学的に防ぐことができました。モンゴルの脅威に奮起して立ち向かった鎌倉武士の奮戦もすごかったが、大暴風雨も神秘的でした。仮にモンゴルが日本征服に成功しても、その情動に終わりがくると脆いもので、モンゴルの影は消滅します。

近世、ヨーロッパの帝国主義で侵されてきたアフリカ、アジア、南アメリカなどもヨーロッパ諸国の影はどんどん消えてきました。昨年ニジェールからフランスが消えたことは記憶に新しいことです。

イナゴの大群に枝葉を食いつくされても根幹や種を残すことがだいじとわかります。つまり、根幹や種まで消える防衛はやってはいけないことがわかります。もっと賢いのは、スイス、アイルランド、デンマークなどのように枝葉まで残す深謀遠慮ではないでしょうか。

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ヨーロッパの国々はロシアの戦争を恐れている

2024年01月20日 | 世界

ちょうど日本が、朝鮮(北)、中国、ロシアの戦争を恐れているのと同じですね。

経済交流で平和が維持できるのに、あえて戦争する政治家がおり、国を支配できていることが不思議です。国民がそんな政治家をよしとしていることが不思議です。

戦争に強い国をよしとしているからでしょう。自分や家族が戦没しても戦争を支持する心理は複雑です。

安倍晋三元総理はよく「強い国」と言いました。最初、彼は、防衛費を5兆円に抑えているのは日本が平和主義の証拠と言っていましたが、とある日、突然、積極的平和主義という意味不明の言葉を使い、防衛力強化に踏み切りました。憲法第9条はアメリカに押し付けられた条文だと言って改正を主張し、自衛隊を9条に書きこむと言いました。

日本も朝鮮などの隣国並みの国になり始めました。隣国は日本は脅威と感じたでしょうね。

岸田文雄総理は、安倍元総理は偉大と言って、彼を国葬に付し、防衛費は倍増、つまり10兆円規模にすると言いました(GDPの2%)。すごいことになってきました。彼も憲法第9条に自衛隊を書きこむと息せき切って言っています。

問題は大きくなっています。ヨーロッパ事情も日本事情もよく似ていますね。戦争熱にかかったようです。

こんな時は冷静な人が必要ではないでしょうか。戦争に協力しないよと平然と言える人々が必要ではないでしょうか。第二次世界大戦のとき、アイルランド、スイスなどは中立を堅持しました。デンマークは電撃的侵攻を受けましたが、あっさりと降伏し、実質、政治は従前を維持しました。農業国でしたが、農家は、国がドイツでも農業ができれば結構と言い、降伏を受け入れました。(注)ドイツが劣勢になるとレジスタンが誕生しました。

戦争しない選択肢があります。アイルランド、スイス、デンマークなどは、現代、非常に生産性の高い国ですね。比較的よい政治が行われているということではないでしょうか。日本は非常に生産性が低いですね。政治が悪いからです。

ガウタマ・シッダールタ、イエス・キリスト、マハトマ・ガンジーなどは現代に生きていれば非暴力でしょう。戦争しないでしょう。現代の仏教信者、キリスト教信者は非暴力で行けますか。

戦争熱にかかった自民党が、派閥の裏金作りで国民の信用を失い、党の存続にかかわる事態と騒いでいるのは滑稽ですね。自民党の指導で日本は外交ができますか。防衛ができますか。

戦争放棄を信念とし、世界に通用する先端的法と信じ、戦争放棄を実行した方が日本の人々は幸福と思います。

 

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政党交付金制度は政党を集金集団にした。つまり堕落させた

2024年01月20日 | 世界

あの政党は集金力があり、所属すると自分に有利と思い、政策に異論不満があっても我慢して、あるいは自分の信念を曲げ、所属し、さらに自分が裏金をつくる仕組みがあると知って政党の中にできた派閥を利用するに至っては腐敗堕落と言わざるをえません。お金信仰、数信仰だと思います。

岸田文雄総理が、突然、宏池会の代表をやめると言ったのは、宏池会が政策集団から集金集団になっていたからでしょう。国民から批判され、支持率が下がることを恐れたのでしょう。今度は、突然、宏池会を解散する言いました。代表をやめたのですから解散する権限はないはずです。代表をやめていなかったということでしょう。岸田総理は勝手であり、彼の言動は信用できません。

ほかの派閥についてはノーコメントです。ほかの派閥が不法不道徳を問われても自分は知らないという態度です。宏池会を捨て、さらに自民党を捨て、自分の保身に走った逃亡の総裁という印象です。

その彼を見て、国民が、岸田総理は、自民党総裁から真の国民の総理、日本の総理になったと思うかどうかです。彼に不動の政治信念を感じません。彼が国民のことを考えているとは到底思えません。保身のために言動を変えているとしか思えません。

一貫して自分の真意の吐露がなく、ころころ変わるとの印象です。

彼は宏池会で確信的な政策を考え出していないと思います。政治信念がないから、今は大勢(たいせい)のアメリカ派に動かされているのだと思います。アメリカとの同盟強化と叫んでいるのだと思います。それが自分に有利と思う以外、とくに別の政策を持っていないのだと思います。

岸田総理は日本の総理には全く向いていないと思います。衰退中の日本を変える指導力はないと思います。

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