石川県災害対策本部会議ではたとえば被災地の珠洲市の市長は人命救助が遅れていると訴えています。
また輪島市の市長は「今日、船で支援物資が届いたが、1万1000人以上の避難者がいるのに対し、食料が3000食、水のペットボトルが5000本のみと全く足りていない。石油ストーブもほしい」と述べたそうです。つまり支援物資の供給も大幅に不足していました。
対策本部の情報収集力に問題があったようです。県外は迅速に協力体制に入れたでしょうか。特に近隣県はすぐ支援体制を組んでほしいと思います。遠い県より近い県です。
現地での仕分け作業要員の手配が不十分という問題も発生しました。なお、この時点で、個人からの支援は、受け入れ体制をつくれないので控えてほしいと県は言っていました。
今回の被害は、近所で助け合うというレベルをこえ、町の破壊がひどく、余震が続き、住民は避難所に避難する以外何もできませんでした。救助訓練を受けた消防隊、自衛隊の組織的行動が非常に重要でした。
消防隊は迅速に動いていたようですが自衛隊の動きがはっきりしていません。もしかすると自衛隊は救助訓練ができていないかもしれません。災害が発生したらすぐ主力の一つとして被災地対策本部の指示で救助活動の一翼を担えるように日頃訓練しておいてほしいと思います。すでに死亡の怖れが高い段階での行方不明者の捜索も重要ですが、何んと行っても、すぐ被災地に入り、救助活動を行うことがだいじです。自衛隊の機動力は非常に大きいと思います。