◆Let’s log life◆

*v* ログ屋のひとりごと *v*

ハンドカットの防火本試験3

2006-10-23 | 防火ログ
ハンドカットの防火本試験2 の続きです。

昨日10月17日火曜日に 東京の(財)日本住宅・木材技術センター 試験研究所であった
ハンドカットログハウスの防耐火試験の様子です。いよいよ最終段階です。

前回はまもなく 60分 というところでした。
まもなく60分という寸前で、もしかして・・(一部の温度が上昇していたので)
ヤキモキしてたのですが、、

写真が小さいのでわかりにくい・・

やりました、60分の燃焼試験成功です。やりました。。。
(でもこれで最終では無いんです。説明は下のほうで。)

60分を超えたので火を消して、セットしてあった試験体をはずしました。
燃焼側をこちらに向けると、、暑い 熱い 南国です。いや真っ赤です。

丸太の表面が火の海状態です。


この状態に水をかけて消します。係りの方は大変です。


室内側(燃やしていないほう)をじっくり観察しました。
ノッチ部分の一部が黒くなっています。
少し煙がまわったみたいで、黒くなってますね。

これは問題ないそうです。


ノッチも含めて全体を見ましたがほとんど問題ないようです。
表と裏では大違いですね。感心

試験体の真ん中を切り取りました。どのくらい燃えているか検証です。

切るのはなかなか大変ですね。S様にチェンソーで切ってもらいました。

切ったところを並べてみました。

写真を良く見て欲しいです。
燃焼した部分とそうでない部分がしっかり分かれています。

丸太の表面からある程度まで燃えたところでストップをしています。
木が炭化するので止まるようです。
やはり、丸太は燃えにくいということが実証されました。

マシンカットならばこの試験で終わるのですが、丸太ということで、
乾燥をした状態での試験がまだ残ってます。
結果は目に見えているんですが、、、昨今の建築業界の問題の影響ですね。

来月末に試験をしてOKならば、認定に向かってGOとなります。
随時また報告しますのでお楽しみに。。

おおよそのスケジュール
○11月末 乾燥材の燃焼実験
○1月ごろ 性能評価書の決定→国土交通大臣に性能評価認定申請
○3月ごろ 認定書交付される予定

尚、今回の実験は60分でしたが、認定の段階では何分の認定となるかは現在は不明です。
すごく楽しみ。。今後の展開についてまた近いうちに報告します。


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