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■系図

2005年12月21日 | 豆知識・一般編
戦前の教育を受けた人の口から、”じんむ、すいぜい、あんねい、いとく・・・” と歴代天皇の名前を諳んじるのを聞くことがあります。 自分の曽祖父母の名さえ知らない私には単なる暗記物という感覚でしかありませんが、 由緒正しい家系を誇る方々にとっては系図は重要なのでしょう。

二千年経っても誕生祝いが世界多くの国でイベントとなっている イエス・キリストの系図というのも (由緒正しいお方のようで) きちんと聖書に書かれているんですね。 (マタイ、ルカ、それぞれの福音書によって列記されている名前が異なる部分もありますが・・・。)

キリスト教では神が自分をかたどって人を創造したとされていて、 その人間の名前がご存知アダム。 ルカ書によると、 その後 セト、エノシュ、ケナン、マハラエル・・・と (アダムから数えて) 20人の名前が連なり、 アブラハム、イサク・・・ と続きます。 アブラハムから14代下ると ダビデの名が、 ナタン、マタタ・・・とさらに40代続きようやく大工のヨセフが出てきます。 

ヨセフの妻マリアがイエスを出産したと言われますが、 マリアは聖霊によって妊娠したと聖書に書かれていますから、 アブラハムやダビデのDNAは受け継いでいない (?) ことになります。。。

さらに驚くことに、 創世記には 大昔の人たちの寿命が書かれています。 アダムとエバは始めにカイン、次にアベルという子をもうけましたが、 弟アベルを殺害してしまった兄カインは、神の怒りを買いさすらいの地に追いやられてしまいます。
しかしアダムとエバはその後たくさんの子に恵まれ、 130歳のときに自分に似た子 セトが生まれ跡取りになったとのことです。 (因みにアダムは930年生きたそうです。)

二代目のセトは105歳のときに生れたエノシュを跡取りにして912年生き、 エノシュは90歳でケナンをもうけて905年生きた・・・、 いやはや 何とも恐ろしい家系ですこと!!

神の霊が人間の中にとどまって長生きさせ、子孫を繁栄させていましたが、 十分な数の人間ができたので、 もう人の中に宿る必要はないといって神が出ていき、その後、人間の一生は120年となったそうです。

十代目のノアの頃になると、 地上は堕落し不法に満ち、 それを嘆いた神は、 残したいモノだけをノアに命じて箱舟に乗せ、大洪水を起こしたわけです。 まっ、粛清というのでしょうか。。。

イエスの家系の話はその後も延々と続きます。  これを映画にしたらエピソード 幾つまで続くのでしょう・・・!? 
クリスマスを迎えるにあたって、 読み物として聖書を読んでみるのも一興です。
(信仰心が無い者の戯言)