続・新型インフルエンザは 「騒ぎすぎ」なのか?について分析的に考えてみる - 米野宏明(Hi - ZDNet Japanと、そのコメント欄を読んで思ったこと。(*1)
記事の本文には、旬なうちにこの問題をもうすこし掘り返してみたいと思います。と言ってもマスク論ではなく、分析視点ついて、なので、タイトルには偽りありです。 たとえば、以下すべて数値は何だっていいのですが、仮にマスクは全体の 5% のウィルスをカットできるとしておきましょう。
と書いているし、大見出しを並べてみても - マスクはウィルス防御に有効か?
- 「有効」 の定義は?
- 「モデリング」 の罠 ― 「汎化」 と 「前提」
- 「前提」 を持った 「仮説」 で戦う・支持する
なわけで、導入部以外はマスク是非論とは全く関係無いですよね。
で、私は、この分で言いたいのは「前提や定義なしに議論しても意見をぶつけるだけで、何の進展も無い」ということじゃないかと考えてます。
この連載自体が「BI【ビジネスインテリジェンス】」がテーマなわけで、統計における確率論と現実行動における心理とのギャップによるもので、マーケィング分析など日常でも陥りやすい罠とも言えます。 ということらしいので、重要なテーマだったりするんじゃないかと…。
で、そもそもこれは論点ではなかったのですが、この部分に対する賛否(否のほうが多いですが)のコメントが多かったので、またこれを題材にしてみましょう。 と冒頭に書かれている記事のコメントがほぼすべてマスクの是非論になっているというのはある意味すごいなと思いました。
多分、書いたほうからすると「タイトルで釣ったもの勝ち」という部分も多少見越してこのタイトルつけたと思うのですが、その反応はどの程度予想の範疇だったんでしょうか…。
*1:以下引用部分の太字は引用者(私)によるものです。
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