今にして思えば、私の母の作る料理って、結構個性が強かったのかも知れないと最近思います。
実際、我が家以外でほとんど見ることのない料理というのがいくつかあります。
そのひとつが「グレービ」。
小さいころの、ご馳走にはつき物の料理でした。
ハンバーグなどを焼いた肉汁の残ったフライパンに、小麦粉を入れて軽く炒め、それに水を足してとろとろにしたものをご飯にかける。それをそう呼んでました。
なので、誕生日などのご馳走でハンバーグなどを作ると、必ずご飯にはグレービがかかっている。そんな思い出があります。
それが好評だったというのもあるんでしょう。いつの間にか、そういうご馳走がない場合でも、レバーを使ったものが単独で出てくるようになりました。
今回私が作ったのがその単独で食べる「グレービ」。作り方はこんな感じ。
手順:
1.たまねぎとレバーを十分に炒めます。今回は私の好みで豚肉も加えました。
2.小麦粉を足して、軽くいためます。
3.少しずつ水をたしていって、とろとろに煮込みます。
今回はかき混ぜながら10分くらい。
4.それをご飯にかけて出来上がり。
小さいころ、レバーが苦手だったので、食べさせるための工夫だったのかもしれないですね。実際、私の場合、これをきっかけにレバーが食べられるようになった覚えがあるし。
とはいえ、もともとの「グレービーソース」からすると、ずいぶん遠くにきてしまったような気がしないでもないです。まあ、おいしいのでいいのですが。
ん?グレイビーソース - Wikipedia
日本では「グレイビーソース」と呼ばれることが多いが、これは和製英語で正しくなく、本来はただ「グレイビー」である
え?ということは「グレービ」の方が正解?さすが本場じこみだ。
(前の記事にも少し書いたのですが、米軍でメイドをしてて、そのときに覚えた料理みたいなので)
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