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全仏オープンテニス 錦織8強ならず

2018-06-05 10:31:41 | テニス
現在パリで開催されている全仏オープン(グランドスラム、クレーコート)はいよいよ8強が決まるところまで進んできました。

前回大坂なおみと錦織圭が、2回戦突破を果たしたところまで途中経過として書きました。このクレーコートはボールがバウンドしたとたんに勢いが吸収され、失速する傾向がありエース級の球でも追いつくという特徴があり、日本人はあまり得意ではないコートのようです。

大坂は3回戦でアメリカの13シードキースと対戦しました。1セットは大坂の悪いところが出て、ミスが多く得意のサーブも決まりませんでした。これは普通だと決まるような強打も返されてしまうというところもあり、より厳しいところを狙ってミスが出るを繰り返し、1-6で取られてしまいました。

2セットになるとやや大坂らしさが戻り、良いショットが出るようになりましたが、リードするところまでは行かず6-6のタイブレークとなりました。これを取れば勝てるような気がしていましたが、最後にミスが出て敗退してしまいました。

ただ大阪はメンタル面が弱いだけでなく、チャンスのスイングボレーを4本立て続けに失敗するなど伸び代も多く、これからが楽しみのような気がします。

錦織の3回戦はフランスの正統派シモンとの対戦となりました。この時の錦織は最盛期の素晴らしいショットが戻ってきたようで、左右に鋭く厳しいコースに打ち分けていました。ベテランのシモンも対応しきれず、6-3、6-1、6-3のストレートで勝ち上がりました。この試合を見る限り錦織は完全復活した印象で、その後の試合が楽しみになりました。

4回戦は第7シードで若手の筆頭のティエムとの対戦となりました。彼は最近好調で、クレーコートでもよい成績を残していますが、錦織の鋭い安定したショットがあれば負けることはないと思っていました。

ところが試合が始まると明らかに錦織のショットに力がなく、ティエムの強打に負けていました。解説者によると錦織はショットのタイミングがあっておらず、そのためたまに伸びが全くないとのことでした。それだけティエムが多彩なショットを放っていたのかもしれません。

1セットを2-6で取られると、2セットはいろいろ工夫をしているようでしたが全く実らず0-6であっという間に2セット取られてしまいました。それでも3セットに入るとようやく錦織のショットが安定しはじめ、それでもやっと対等の戦いとなってきました。このままタイブレークかと思っていた終盤にティエムのミスが続き7-5で取ることができました。

4セットは試合時間も2時間を超え最も疲れが出る時間ですが、何とティエムがギアを上げ鋭いショットを連発するようになりました。錦織も何とかこれに対応していましたが、いわば力負けし4-6で敗退となりました。錦織もせめて2セット目で良くなればと悔やまれますが、このあたりがテニスの難しいところかもしれません。

日本人選手はいなくなりましたが、ナダル、ジョコビッチの強豪か、ティエム、ズベレフの若手が勝つのか今週も楽しめそうです。

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