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新型コロナは10年後には普通の風邪

2021-02-11 10:25:27 | 健康・医療
新型コロナの感染症は、緊急事態宣言が出て最近は若干減少の傾向が出ています。

この対策の目玉である夜の飲食店での感染拡大を防ぐというのは、私は当初から疑問に思っていました。昨年末からの報道されるデータを見ていると、大都市圏では既にウイルスは蔓延し多数の無症状感染者がいると思われます。

こういった状況ではどんな対策をとっても感染者を減らすことは難しい気がします。政府は国民にさらなる自粛を求めるのかもしれませんが、無駄な我慢を強いることになりそうです。

唯一感染者を減らすのは、40代ぐらいまでの重症化リスクの低い年代はPCR検査を実施しないことだと思います。これは冗談ですが、そろそろ発想の転換をする時期ではないでしょうか。

新型コロナが普通の風邪として定着するまでに、10年程度かかるという試算の記事が毎日新聞に掲載されていました。

これはアメリカエモリ―大学がまとめたもので、10年後には3〜5歳程度でほとんどの人が感染し、高齢になって感染しても重症化を防ぐ免疫を得られるため、死亡率は低下しインフルエンザを下回る可能性があるとしています。

風邪の原因となるコロナウイルスは4種類が知られていますが、症状は軽く問題とはなっていません。過去に問題化したコロナとしてSARS(重症急性呼吸器症候群)とMERS(中東呼吸器症候群)もコロナによる感染症ですが、封じ込められなどしたため世界的には拡大しませんでした。

SARSやMARSがなぜ封じ込めたのかはよく分かりませんが、今回の新型コロナには参考にはならないようです。研究チームは4種のコロナと同様の特性を新型コロナも持つと仮定しています。

若いうちに感染すると軽症で済み、再度感染しても重症化しにくいということが前提となっています。現在世界的に重症者が相次ぎ死者も増えているのは、高齢になってから始めて感染することが主な要因としています。

そのうえで新型コロナについて、1人の感染者が平均何人に感染させるかを示す「基本再生産数」(R0)や、普通のコロナ4種のデータを加味し、将来のシナリオを試算しました。

その結果R0を2とした場合、3.4〜5.1歳でほとんどの人が感染する状況になるのに10年かかることが明らかになりました。小児は重症度が低いため、ワクチン接種も不要となる可能性があるようです。

R0が4とすると2年半程度で小児期の感染症に移行し定着しますが、世界保健機構は新型コロナのR0を1.4〜2.5と推定していますので、やはり10年程度と見るのが良いようです。

この試算にはかなりの前提条件が入っていますので、本当に普通の風邪になるかどうかは別にして、自分が感染しないようにするという対策は当分重要と思われます。


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