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地球沸騰化時代、5月から熱中症に注意

2024-04-18 10:34:14 | 自然
私は若いころから寒がりで、暑さには比較的強い方でした。冬はもこもこに着て本当に外に出たくありません。

ですから夏は好きで、少々の暑さはあまり気にせず汗をかきながら平気で暮らしています。熱中症にはなったことがありませんが、こういったことも体質と関連があるのかもしれません。

昨年の日本の夏は史上最も暑かったようです。6〜8月の平均気温は明治31年(1898)の統計開始以降で最も高く、各地で猛暑日日数の歴代最多を更新しました。酷暑はもはや地震や台風などと並ぶ「災害」に位置付けられ、命を守るための対策が必須な状況となっています。

日本気象協会はこのほど「地球沸騰化時代の熱中症対策」として、情報発信を開始しました。気象協会は平成25年から、熱中症予防に向けた情報発信を進める「熱中症ゼロへ」プロジェクトを開始、公式サイトで啓発を続けています。

今年は「地球沸騰化時代の対策」をテーマに据え、4月1日から活動をスタートさせています。暑さへの備えでは、徐々に体を暑さに慣れさせる「暑熱順化」の重要性を周知し、通勤通学のほか入浴やサウナなど、日常生活の中で取り入れられる順化シーンをまとめています。

毎年のように犠牲者が出る高齢者に向けては、温度に対する感覚が弱くなって「暑い」と感じにくく、喉の渇きなども自覚しづらいと指摘しています。室内に気温計や湿度計などを置き、視覚的に現状の環境の危険度を把握できるようにするといった対策を求めています。

酷暑は日本のみならず、世界規模で緊急の課題となっており、昨年7月には国連が「地球温暖化の時代は終わり、地球沸騰化の時代が到来した」と表明しています。NASA(アメリカ航空宇宙局)は今年1月、昨年の世界の平均気温が過去最高だったとの分析結果を公表しました。

暑さの激甚化を背景に、同協会のサイトでは今年から新たに、一連の対策ポイントをまとめたイラスト動画も公開しました。より分かりやすい情報発信を進めており、今後さらに関連コンテンツを拡充させていくとしています。

同協会の予測によると、日本国内の今年4〜6月の気温は、北日本で平年並みか高く、東日本や西日本、沖縄は平年より高いと予測しています。熱中症の警戒度は、5月に関東甲信の一部で「注意」ランクに達する日があるとしています。

昨年どうだったかあまり記憶にありませんが、今年も「災害級」の暑さになるのかもしれませんので、早めの対策が必要と言えそうです。


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