旅つづり日々つづり2

旅のような日常と、日常のような旅の記録と記憶。

沖縄旅・声をあげてみた自分にびっくり

2015年08月13日 21時20分06秒 | 旅のこと
夕方近くになり、「さあ、そろそろやりましょうか」と抗議行動。
「ハイ、プラカードもって!」と渡され、私も人生初、抗議行動。
こういうのってテレビでしか見たことがなかったからびっくり。その一員に
自分がいることもびっくり。あたふたとしてしまった。

サングラスかけているのは本当に本当に日差しがきついから。
プラカードで顔を隠したいのではなく、そうしないと立っていられないほど
日差しがきついから。目もあけられないほどに。
みんなプラカードで自分をペチペチ仰ぎながら、言うことは言う。やることはやる。
動揺しているのはいつのまにか真ん中に入り込んでしまった私だけ(笑)

歩いていたら「抗議行動」→警察が端を守ってくれる
止まったら「道路占拠」→警察が即拡声器で「立ち止まらないでくださーーい」と言う。

冗談かコントみたいだった。なんやのこれ?
奥の方でカメラを回す警官、無表情の警備員、知らん顔の米兵、

この場はいったいなんなんだ。「新基地反対ーー!!」ってここで叫んでも誰にも届かない。
もっと別の方法で別の人間に訴えるべきだろう。でもそれって誰?誰がこの叫びを聞いてくれるのだ?
叫ばずにはいられない理由が少なくともこの人たち一人ひとりにはあるのが分かった。
テントの真ん中に座っていたおばあさんは沖縄戦で一人生き延び、血の水たまりをすすって生き延びたそうだ。
「私を轢き殺してから入りなさい」とゲート前に座り込むこの人に、どんな言葉を返すことができるだろうか。



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