その傷を 朱に染め散らす 華やかに

2017-03-11 | 日記
今更ながら想う

母は足ったの29年しか生きれなかったんだって・・・

とっくに 嫌に成る程 娘の私は追い越してしまい

ジタバタ あくせく どうにかこうにか やっとこさ 生きてる

母の人生

それを知れる術がある事

   良い事なのか・・・そうでも無いのか・・・

母の死亡記事を見た

改めて 見ると 切ない 少し痛い きつい

でも見れて嬉しいとも感じてる

子供過ぎて理解出来なった事柄を知れるかも知れない事

知りたい気持ち
        知りたくない気持ち

知ってる事 覚えてる事 それ以上は・・・・要らないって思う気持ち

知りたい・・・知ってどうするんかな・・・知ったからって何か変わるのか・・・

変わりたいのか・・・・変われるのか・・・

カサブタが消えた後に残ってる傷の形跡にナイフで一筋なぞってみるみたいな・・・・

同じ女として母の事を理解出来るのかな

同じ女として母を・・・・許せるのかな・・・

子供を産まなかった私には解らない・理解出来ない事は多いと思う

母親にならなかった私

母親であった母
        母の子供の私

聞かされて 知った事柄

記憶に残ってる事柄
           それ以外の事を知る事

現実は・優しくない事が多い
               受け入れる事

イィ歳って歳だけど・・・歳食ってるからって何でもOKって・・・・出来るのかな・・・

知りたい・・・でも・・・怖い・・・

自分を慰める為に・作って作り上げてきたモンを・壊すかも壊れてしまうって事

記憶は自分に優しく塗り替えて誤魔化す事出来る

ホント 現実 受け入れる事 出来るかな

長年かけて許せた事柄

目 つぶって見ないふり必死でしてきた様な気がする

今更 死んだ人 居ない人 そんな人を責めても・・・仕方無いやん

そう 言い聞かせてきた様な気もする

数年目まで母の命日
          仏壇の前に座り込んで泣き明かした

恨み言 連ねて 泣く 泣いて 泣いた

そんな事を出来る様になれたのも 母が死んでから20年も過ぎてから

そんな事さえも出来なかった

そんなこと する 出来る 気持ちを持つ事すら出来なかった

自分でも意外な位に私の気持ちは重くて背負いきれない程に重くて重たかった

知らん顔 それを必死でやってた気がする

犬でも産んだ子を育てるのに・・・・って・・・・そう心の片隅で言葉には出せなくておもってた

愛されて育った人が羨ましい

抱かれてぐずる子供を見るたんびに苦々しく嫉んでる自分が嫌いだ

そんな時に私を慰める事柄

母と駆け落ちしたって男が私に言った言葉

あんたのお母さんはいつでもあんたを傍に置いてたんだよ

スナックで勤めてた時も泣いてぐずるあんたをボストンバックに入れて足元に置いてたんだよ

でもね 泣かれたら困るから睡眠薬を少しミルク混ぜて飲ませてたけどね

・・・・・・その男を引っ叩きたくなったけど・・・・

でも・想った

お母さんは私を捨てる前に努力はしたんだって

手放す事をためらう気持ちは持ってたんだって

20そこそこのガキが乳飲み子抱えて楽な事は決して無かったんだものって

それらの事柄 ひとつ ひとつ 大事に抱えて理解しよう・許せるよ・って飲み込もうって

時間かけて 時間をやり過ごす事 曖昧にと 弛緩して行ける様にしながら

の・今・ の・ 母と私

あれこれ 考えてしまうのは否めない

あれこれ 想って当然 当たり前

   知る事 見つかる事実 

見つかった時に
        知れば良いか

知らない事よりも知る事が出来るって事を受け入れるって事を大事に想おう

他人なら笑える話

     身内だと笑い飛ばすんは・ どないなんって・事・出てくるんやろうな

私・と・母
      まるっきし 生々しくオナゴ過ぎて気持ち悪い

やっぱり 親子 血なんや

言ってたな

あんたは お母さんに似て無いな

あんたのお母さんは・優しい・ほんとに優しい女やったよ

解る すごく解るってその時感じた

男に都合にえぇ女は優しいって言われるんやって

私・と・母

    まるっきし 優しいオナゴ・嫌に成る程に似てる

母の現実 受け入れる準備

今から始まってるんかも知れん

同じ オナゴ同士

生きてたら・多分・仲良くは出来へんかった母・娘やろうな

    そんな気する・・・