親愛なる者へ・・・

2003-11-08 | 日記
風は北向き
心の中じゃ朝も夜中もいつだって吹雪
だけど死ぬまで春の服を着るよ
そうさ寒いとみんな逃げ出してしまうもんね
みんなそうさ

走りつずけていなけりゃ倒れてちまう
自転車みたいなこの命転がして
息は切れ切れ、それでも走れ
走りやめたらガラクタと呼ぶだけだ、この世では

冷えた身体を暖めてくれ
すがり寄る町に住む人とてなく
扉を開けて出てくる人は誰も今しも旅に出る支度
意気も高く

生きてゆけよと扉の外で手を振りながら読んでる声が聞こえる

死んでしまえと罵っておくれ
窓の中笑い出す声聞かすくらいなら
ねぇ おまえだけは

生きる手だてはあざないものと
肩をそらして風受けながら今崩れ行く崖の上に立ち
流し目を使う。昔惚れてくれた奴に情けないね

風は北向き
心の中じゃ朝も夜中もいつだって吹雪
だけど。だけど。だけど
死んでも春の服を着るよ
そうさ、寒いとみんな逃げてしまうものね

この歌が頭の中をグルグル回る・・・