母の命日

2003-05-30 | 日記
母は私をたったの19で身ごもってってさっ・・・

たった1人で男追いかけて北海道まで行ってさっ・・・

大きな腹抱えてさっ。やっとたどり着いた北海道やのに…男に捨てられてさっ・・・

誰1人と知り合いも居ない場所で私を産んだ

20歳、たったの20年生きてるだけの女やん。よう産んでくれたわな

私は母と5歳位までしか一緒に居れなかったけど写真さえも殆ど無いけれど・・・


妙に生々しい想い出は胸にしまいこんでるよ

貴女を怨んで憎んでそうする事で耐えてた時期…貴女を恋しくて恋しくて泣いてた夜・・・

どんな時にも何時も想い捜していたんやもん

貴女が死んだってはっきり解った時。ホンマに悔しくて悔しくて死にたくなったよ

もう待っていても無駄なんやでって…もう迎えに来てはくれへんねんやって解ったから

もうホンマのホンマに会えないんやって解ってしまったんやもん

今。貴女の歳をはるかに越えてしまって私の方がお姉さんやで

全く。思いっきり若くて綺麗な時に逝ってしもうてさっ…オカンより老けるなんて洒落にならんで

そんなこんなで私。生きてるだけでも儲けもんやって。座右の銘よ

貴女の命日。

貴女が逝ってしまった時間にお経上げて上げれば喜ぶよって聞かされた

フン。そんな朝早くに起きて堪るかって想ってたけど悔しいけど眼覚めてしもうた

9時50分。私が今出来る事はお経上げるだけやしねって

貴女が好きなモノさえ知らないやん。何をお供えしたらエエかも解らんやんけ

全く…ホンマに子供に手焼かすなよな。そんな感じ…どんな感じやねんって1人突っ込みや

兎に角。産んでくれてありがとう。それだけでもう十分やで、

でもな。今度は絶対に一緒に生きような。もう絶対にあんたの手離せへんからな

来世で再び会おうや、頼むで~ホンマに!