Kentaro Nishino's Official Blog

画家 西野健太郎のアトリエ日記

オオカミ制作過程

2020年01月29日 | 新作、制作過程
パノラマの構図で描いているオオカミの制作過程です。

夜明けの地平線に広がる雲海を背景に、2匹のオオカミを描いています。

光の微妙な変化をつけるために、エアブラシで背景を何度も重ねてきました。




作品に使う額を乾かしているところです。

細かいところを補修しながら、なるべく自然の色や質感を損なわないように、こちらも時間をかけて仕上げています。





新作フクロウ制作過程

2020年01月23日 | 新作、制作過程
制作中の新作フクロウ5羽の作品です。

木漏れ日の森の中で、フクロウたちが寄り添いこちらを見下ろす様子を横長の構図で描いています。

すでに仕上げの段階に入っています。

今回は締め切りが早めなので、残りの作品も同時並行で描いています。


先日アトリエの絵具収納棚を作りました。

今まで乱雑に置いていて、色を探すだけで時間がかかることが多かったので、使いやすいように一目で分かるようにしました。

これで締め切り前にも作業がはかどりそうです。





新作オオカミの額制作

2020年01月19日 | 新作、制作過程
週末に家族で白山の麓にあるブナオ山観察小屋を訪れました。

かなり山深いところで、双眼鏡でカモシカやイノシシが餌を探す様子を見られるところで毎年来ています。

急斜面で雪崩が多いところは、雪が降っても地面がむき出しになって餌を探しやすいことから、冬場は動物たちが集まってくる場所です。

毎年雪をかき分けて行くようなところですが、今年は雪が少なくなかなか動物を見つけることはできませんした、、

小屋の周りではキツツキが開けた穴やネズミがかじったクルミなどを見つけ、冬に生きる動物たちの息遣いを感じることができました。




さて、新作の横長の作品で、オオカミ新作の額を制作しています。

作品に多く使い、縁起が良いとされる槐(エンジュ)の木を使って、少し大きめの作品になります。

この木も結構硬く、ジグソーを使うとかなりの煙が出ます。

木工作業でも電話に出られるように、粉塵で壊れないようにスマホは専用のカバーに入れていますが、このまま操作もできる便利なものです。




新作フクロウの額制作

2020年01月16日 | 新作、制作過程
次回のジャパンアートエキスポ展示会に向けて、新作4点を制作しています。

小作品2点と、パノラマ風の横長作品2点を制作しています。

今回は横長作品のフクロウの額を制作しています。

斧折樺(オノオレカンバ)というとても硬い細長い木材を四つに組んで制作します。

明るい色で節の模様を生かしながら、新緑の森を表現する予定です。

幹が1ミリ太くなるのに2~3年かかるほど成長が遅く繊維がきめ細やかで、”斧が折れるほど硬い”樺の木というだけあって本当に固く刃が数本折れてしまいました。

自然の中でも滅多にお目にかかれないとてもレアな木です。



ホームページの更新

2020年01月12日 | アトリエから
久々にホームページに新作を追加しました。

全体的にかなりの数を追加しましたので、お気に入りの作品を探してみて下さい。

ギャラリー:http://www.kentaronishino.com/japanese-gallery3.html


また、これまで撮りためた自然の中で撮影した作品を掲載しましたので、合わせてご覧ください。

自然の中の作品:http://www.kentaronishino.com/japanese-resume-outside.html


「祈り」(オオカミ)アクリル、木板、2010年作、雪解けの小川にて撮影