Kentaro Nishino's Official Blog

画家 西野健太郎のアトリエ日記

動物集合の制作過程

2019年10月29日 | 新作、制作過程
連日深夜までの制作で寝不足が続いていますが、取り組んでいる動物集合の作品が少しづつ形になってきました。

額の制作については今月からブログに載せていますが、作品自体は下書きも含めて実はもう半年前から始めているので、やっとここまできたな~という感じです。

先日描いていたアカゲラとシジュウカラは、サイズを変えるために描き直したので、かなり手間取りました。

かなり細かいところも描き始めているのですが、まだ作業はたくさん残されているので、来月仕上げで頑張ります。

他にもオオカミの作品を3作品ほど仕上げる予定なので、寝不足は続きそうです、、



オオカミの新作

2019年10月23日 | 新作、制作過程
ジャパンアートエキスポに出品するもう一つの作品で、オオカミの作品を制作しています。

裾が広がった安定感のある珍しい形の針槐(ハリエンジュ)という木をいかして、オオカミにまっすぐ当たる一筋の光を、縦1.7メートルの木に表現します。

先に額ができないと作品の構図が決まらないので、最近はひたすら木工作業に没頭しています。



制作過程

2019年10月19日 | 新作、制作過程
動物集合の新作を制作しています。

様々な動物を1つのキャンバスに描いていますが、今回は鳥が多く登場します。

写真はその中でアカゲラとシジュウカラの制作過程です。

下書きを元に動物も一つ一つ型紙を作って、エアーブラシで下地を描いていきます。

羽の模様なども厚紙を切り抜き、1枚ずつめくりながら模様をつけていきます。

筆で描いた方が早いのですが、エアーブラシの柔らかい質感を出すために手間のかかる作業を行なっています。




下地ができた後は、筆を使って毛並みを描いていきます。

今回は十数種類の動物を描いていきますが、一つ一つ型紙を作り描いていきます。




動物集合の新作

2019年10月15日 | 新作、制作過程
次回のジャパンアートエキスポ出品に向けて、細長い木を生かして動物集合の新作を制作し始めています。

少し曲がった美しい木目の杉一枚板を使い、高さ180cmほどにカットして木目に沿って切り抜いていきます。

1枚しかない貴重な木なので、失敗しないようにあらかじめ下書きなどで仕上がりイメージを固めてから加工を始めます。



くり抜くためのジグソーの刃は、木の硬さやカーブによって何種類も使い分けます。

この木は比較的柔らかく加工しやすいので、それほど時間がかかりませんでした。

作品はフクロウや森の動物たちを縦長の世界に描いていく予定です。



謹んでお見舞い申し上げます。

2019年10月13日 | アトリエから
この度の台風19号の影響で、亡くなられた方のご冥福をお祈りし,被災された方にお見舞いを申し上げたいと思います。

まだ警戒が必要な時ですが、被災地の皆様の安全と一日も早い復興を心より祈念致します。

妻の実家のある東京も避難勧告が出ていて心配でしたが、無事だったようでほっとしました。

念のためアトリエの1階に置いてある作品や木材も上に移動させておきました。

金沢は比較的災害の少ない土地と言われていますが、これから何が起こるか分からない時代ですので、備えの大切さを改めて感じました。