Kentaro Nishino's Official Blog

画家 西野健太郎のアトリエ日記

新作

2010年11月25日 | 新作、制作過程
木の記憶シリーズの新作「木登り」と「もうすぐ春」です。
それぞれ、クマとウサギの親子です。
今年、エサ不足から人里にたくさん出てきてエサを探しているニュースを多く目にしたのをきっかけに描いたものです。
無事にこの冬を越せる事を願っています。
ホームページには額に入れる前の作品も載せています。


「木登り」75.5×28.0cm、アクリル、キャンバス、松の木(額)、2010年作


拡大画像



「もうすぐ春」35.5×65.5、アクリル、キャンバス、栃の木(額)、2010年作


拡大画像1


拡大画像2
(C)Kentaro Nishino


デコメール

2010年11月20日 | 展覧会


携帯待受の作品を配信していて頂いている待受アートパラダイスさんから、12月26日~1月5日のお正月期間限定で、上記の作品を使ったデコメールが配信されます。

デコメールとは、メールの文字色や背景色、画像などを加えてメールをデコレーションできる機能です。
雪が降っている感じのアニメーションが加わり、とても素敵なデザインになっています。
ぜひ、新年のご挨拶などにお使い下されば幸いです。
DoCoMo, AU, SoftBank共通でご使用頂けます。

来年は、「きせかえ」や「待受カレンダー」なども配信予定です。


PCサイトはこちらから。



新作木炭画「眼光」

2010年11月13日 | 新作、制作過程
久々に木炭画の作品を制作しました。
どのように描いているかというご質問をたくさん頂いておりましたので、制作過程の写真で解説したいと思います。


まず線で下書きをしていきます。


木炭で濃淡を付けていきます。


下書きがわずかに見える程度まで指でこすり、木炭を紙に定着していきます。


練り消しゴムを尖らせて、毛並みや明るい部分を消して、立体感や詳細を描いていきます。
これがこの作品の特徴で、色を加えていくのではなく、消しゴムを使って消して描いていくという技法です。


この段階で、暗い部分と中間色をつけた段階です。
仕上げに、アクリル絵の具を使って明るい部分を描いていきます。


完成!
「眼光」17.9 × 51.4cm、木炭、アクリル、パステルペーパー
(C)Kentaro Nishino


丸太のカット

2010年11月05日 | アトリエから

最近取り組んでいる木を使った作品で、木材をいつも購入させて頂いている地元の材木屋さんのもく遊りんさんで、先日購入したヒノキと桜の丸太を、作品用に製材カットをして頂きました。
皮付きで形がいびつなので、カットの仕方をいろいろ考えて頂きました。


巨木を製材できる大型のノコギリ機械には圧倒されました。
それをミリ単位で操る職人さんの技術には感動です。


厚さ2cm間隔で正確に切って頂きました。
皮もしっかり残しています。


桜の木は、カットした断面を見てみると、所々がなんとピンク色をしているのです(写真で分かりづらいかもしれませんが、表皮の近くがほのかにピンクがかっています)。
しかも、切り立てのにおいをかいでみると、若干さくらの甘い香りがしました。
幹の中にもさくらの樹液?がしみ出しているとは、思いがけない発見でさらに感動!
春に一斉に花を咲かせるために、幹の中で力をためているように感じました。


また新しい作品がどんどん思い浮かんで、ちょっと興奮気味の一日でした。
貴重な木材を提供して下さり、職人技で製材をして頂いたもく遊りんの皆さん、本当にありがとうございました。

工房の近くに、秋を感じさせるススキが広がっていました。
日本の自然は素朴で本当に美しいです。
間伐材の利用が広がって、日本の里山が守られていければと願っています。


『木の記憶』シリーズ作品はこちらに紹介していきたいと思いますので、時々ご覧下されば幸いです。


2011年賀状

2010年11月03日 | アトリエから
いつもポストカード制作などでお世話になっている能登印刷株式会社さんの2011年版オリジナル年賀状に、ウサギの絵柄が採用されました(上記のブログのタイトルにも使っている作品「リトルフレンズ」です)

また、今年の年賀状に使われている石川県の人気作家の原画展「年賀状原画展2011」も本日から開催されています。
お近くにお越しの際はお越し下されば幸いです。
年賀状原画展の詳細はこちらまで。

年賀状のご注文はこちらから。
早期お申し込みで、11月10日まで受付は10%OFF、11月26日までの受付は5%になります。

©Noto Printing Corporation.