Kentaro Nishino's Official Blog

画家 西野健太郎のアトリエ日記

ジャパンアートエキスポ出品作品2

2020年05月26日 | 新作、制作過程
出品予定のもう一つの作品「白息の祈り3」は、昨年末に発表した対の白いオオカミ作品のシリーズで、今回は一匹のオオカミの祈りの遠吠えを描いています。

淡く白い背景は、月以外にはあえて何も描かず、極寒の張りつめた神聖な空気を表しています。

額に使っている櫨(ハゼ)の木は、作品の裏(木の中心の方)が鮮やかな黄色になっているのが特徴で、表面にも少し色がにじみて出ています。

この黄色に合わせて、この作品の白いオオカミの瞳にも黄色を入れて描いています。

木の中心に閉じ込めたエネルギーがオオカミの遠吠えと共に作品から発せられるようなイメージです。

厳しくも美しい極寒の世界に生きる誇り高いオオカミの命の力を表現しています。




「白息の祈り3」 (オオカミ、原画)
アクリル、キャンバス、ハゼの木、額装サイズ : 980×300mm







ジャパンアートエキスポ出品作品1

2020年05月25日 | 新作、制作過程
来月から開催されるジャパンアートエキスポに出品する作品をご紹介します。

今回ご紹介する新作「大丈夫だよ9」キツネ、「大丈夫だよ10」ウサギは、動物の親が子によりそい安心させる様子を描いた「大丈夫だよ」シリーズの作品です。

以前描いた人気のキツネとウサギ親子と同じ構図で背景や季節の色合いを変えることで、同じ表情の中にも違った感情を感じられるように表現しました。

額はそれぞれの作品の色合いに合った朱里桜(シュリザクラ)と栓(セン)の木を選び、優しく包み込むように表現しています。

不安な生活が続く中で、作品を通して少しでも温かい気持ちになれるような作品を発表できればと思い制作を続けてきました。




「大丈夫だよ9」 (キツネ、原画)
アクリル、キャンバス、シュリザクラの木、額装サイズ : 455×230mm




「大丈夫だよ10」 (ウサギ、原画)
アクリル、キャンバス、センの木、額装サイズ : 415×240mm







JAE出品作品完成!

2020年05月21日 | 展覧会
6月5日から東京と大阪で開催予定のジャパンアートエキスポ出品3作品が仕上がりました。

「大丈夫だよ」シリーズの9、10作品目になるキツネとウサギ親子の小作品と、「白息の祈り」オオカミの3作品目になる縦長の作品です。

また順次、出品作品についてご紹介していきます。




「大丈夫だよ9」 (キツネ、原画)
アクリル、キャンバス、シュリザクラの木、額装サイズ : 455×230mm
450,000円(税込)




「大丈夫だよ10」 (ウサギ、原画)
アクリル、キャンバス、センの木、額装サイズ : 415×240mm
450,000円(税込)




「白息の祈り3」 (オオカミ、原画)
アクリル、キャンバス、ハゼの木、額装サイズ : 980×300mm
800,000円(税込)