森の中で作品撮影

先日、久々の秋晴れの日に作品を担いで山に向かい、落葉が敷きつめられた森の中で新作「森の保育園」の撮影をしました。

樹齢１００年以上のトチの大木の中に、木目を生かして木板の上に直接アクリル絵の具で森の動物の子供たちを描いた作品です。

森の動物の子供たちの成長を優しくを見守り続けたトチの木の記憶を表現しています。

秋晴れの木漏れ日が優しく当たる大木の根元に置いて撮影しました。




この作品を含めて、最近仕上がったユキヒョウの子供たちの作品なども、１１月末からのジャパンアートエキスポ東京、京都会場で発表される予定です。


「森の保育園」49.5×55.0cm、アクリル、木板、トチの木
©Kentaro Nishino

ユキヒョウ親子の制作過程３

ユキヒョウ親子が過ごす断崖の岩の模様などを筆でひとつひとつ描いています。

ユキヒョウ親子の下地も塗り終わり、全体のイメージが見えてきました。

ここから毛並みを筆で一本一本描いていきます。

今回は一段と描き込むところが多いのでまだまだ長い道のりです。

ユキヒョウ親子の制作過程２

背景の連なる雲の切れ間から降りる日の光や雪山などの背景をエアーブラシで描いています。

今回は淡い色あいの微妙な調整が必要なので、いつも以上に背景の段階は緊張します。

ユキヒョウ親子の制作開始

オオカミ親子の作品に続き、同じサイズでユキヒョウ親子の大作に取りかかりました。

今回は淡いパープル系の色を使い、オオカミの作品のように厳しい自然の中で力を合わせて生きるユキヒョウ親子の姿を描きたいと思います。

海外のアートブックに作品掲載

イギリスで発売の世界中の様々な分野の現代アートを収録したアートブックと、所属しているカナダのArtist for Conservation 2013のアートブックに作品が紹介されました。

現代アートの分野で紹介されるのは初めてで、ヨーロッパやアメリカでもパズルで発売された「家族」が紹介されました。
（著者のインタビューや掲載作品などがYouTubeのビデオで紹介されています。http://uk.phaidon.com/store/art/wild-art-9780714865676/）


カナダのアートブックは毎年の代表作家の作品が紹介され、昨年から連続で掲載され、今年は桐の木の中に日本のトキを描いた「羽づくろい」が掲載されました。
（ネット上でも掲載作品が紹介されています。http://www.artistsforconservation.org/virtual-exhibit/quick-tour?page=4）


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