Kentaro Nishino's Official Blog

画家 西野健太郎のアトリエ日記

クリ拾い

2011年09月30日 | アトリエから
個展の準備が忙しくなってきて、ブログの更新がなかなか出来なくてすみません

来月からますます追い込まれるので、更新がおろそかになるかもしれませんが、何卒ご了承下さい、、



家の前のクリの木は、今年も実りの秋を迎えました。

外で作業をしていると、カーポートの屋根にすごい音で落ちてくるので、驚きながら絵を描いています。

屋根に登って地面に落としてから、姪たちと実をとるのが毎年恒例です。



家のクリは欲張りな真ん中の一つが丸まると太って、一房にほぼ1つしかはいっていません。

自分が生まれた年に植えたらしいので、同い年のクリの木に何か親近感が湧いています

ラフ画

2011年09月22日 | アトリエから
個展に発表する版画作品の額が届きました。

まだ描きかけの作品の数も増えてきて、全部部屋に入らないのでベッドルームにも置いてます、、



アトリエのホワイトボードにはラフで描いたアイデアをいつも見えるように張っています。

いつも忘れないように、アイデアが思いついたらすぐにスケッチしたり色を付けたりして形に残しておきます(未発表なので、あまりくわしくは見せられませんが)



見えるところにあると、ふと思いついたりすることがあるので、しばらく寝かせながら熟成させていく感じです。

本番の制作に入るとやり直しができないので、アイデアの段階は大事です。

岡本太郎記念館

2011年09月20日 | アトリエから
昨日から東京に来ています。

一度行ってみたいと思っていた岡本太郎記念館に行ってきました。



岡本太郎さんのパートナーだった岡本敏子さんは、お亡くなりになる数ヶ月前に、僕が画家として仕事をしていけるきっかけにもなった第2回日本アートアカデミー賞で審査員をされていて、表彰式で賞状を頂いたときに励ましのお声をかけて頂いたのを覚えています。

笑顔がとても印象的で、記念館に飾ってある写真そのままでした。

岡本太郎さんの作品は色使いが大好きです。

原色をそのまま使うスタイルは影響を受けました。



画家が使っていたアトリエを見るのは初めてで、油絵のにおいがしていたり、床の絵の具の汚れや絵の具の使いかけなど、美術館とはまた違って作家の息づかいが感じられる場所でとても刺激を受けました。



「ヒノキの記憶」「光降る夜」

2011年09月19日 | 新作、制作過程
最近の新作2作品です。

「ヒノキの記憶」はその名のとおりヒノキを切り抜いた作品で、切り抜いたヒノキに直接描いた作品です。

ヒノキのいい香りがして、香りまで記憶として表現しています。

「光降る夜」はしばらく前にお客さんのところに旅立った作品です。

来年のカレンダーにも採用させて頂きました。

2頭の子トラは元気にしてるかな、、


「ヒノキの記憶」43.0×30.0cm、アクリル、ヒノキ板、ヒノキ(額)、2011年作
©Kentaro Nsihino


「光降る夜」31.8×40.9、アクリル、キャンバス、2011年作
©Kentaro Nishino


サーフボード型作品

2011年09月10日 | アトリエから
パリの出品作品も無事に送りました

来月の個展に向けて、新しい表現の作品を制作しています。

新しいと言っても、2006年の銀座での初個展で発表したことがある作品で、それ以来作ってなかったのですが、サーフボードのような形をした作品です。

台座になる木を、鉋(かんな)などを使って削って、その上からキャンバスを張っていきます。







額はないので、メディウムなどで作品をコーティングします。

来月の個展では、版画作品として数種類発表したいと思います。



作業している間、カメが覗いてます