Kentaro Nishino's Official Blog

画家 西野健太郎のアトリエ日記

大作の制作とオランウータン

2021年04月22日 | 新作、制作過程
来月の動物園での個展に向けて、もう一つの大作の制作を進めています。

新しい動物にオランウータンを加えて描いています。

実際にいしかわ動物園にいるオスのプロトスとメスのドーネをモデルに描いています。

オスのプロトスはいつもカメラを向けると手で顔を隠す恥ずかしがり屋です。

どちらも高齢ですが、人を観察するのが好きで元気に過ごしています。






アフリカ動物親子の大作完成!

2021年04月17日 | 新作、制作過程
昨年から取りかかっていた新作「地球の詩」が完成しました。

アフリカの動物を主な題材に、それぞれの動物たちの親子が寄り添う様子を夕日を背景に描きました。

生き物たちが繋がりあって生きていることをテーマに、人間と同じように家族を大切に思う動物たちの姿を通して優しい気持ちになって見てもらえればと思い制作しました。

来月からいしかわ動物園の個展での展示に向けて、動物園でのスケッチを重ねて描いた様々な新しい動物が登場しています。


「地球の詩」 930×1230mm、アクリル、ジークレーキャンバス







お客様からのお手紙

2021年04月10日 | アトリエから
3年ほど前にオーダーで遠吠えするオオカミを描かせていただいたお客様からお手紙をいただきました。

お手紙にはご自宅に飾っていただいている写真も添えていただき、お料理をされている時に目に入る場所に飾られて、1日の節目として大切な絵になっていると書いていただいていました。

オーダーでは簡単な説明とイラストを元に、ほとんどお任せで描かせてもらいましたが、シンプルな構図と背景に夜明けの光の中でオオカミのシルエットが浮かび上がるように描きました。

ご自宅の天井には蓄光タイプの星空の壁紙にされているそうで、暗くすると夜明けの空のように絵がつながって見えるそうです。

アトリエから旅立った作品たちがどんなところに飾っていただいているか、なかなか目にする機会はありませんが、数年ぶりに懐かしい作品を目にし大切に飾っていただいている姿を見てとても嬉しい気持ちになりました。

ご丁寧なお手紙をいただきありがとうございました。



「夜明けの遠吠え」オオカミ、栴檀(センダン)の木額、2018年作

AVIVA掲載

2021年04月04日 | アトリエから
今月発行されたAVIVA最新号に新作が掲載されました。

あまり描かない風景画のシリーズや、春らしい色合いの作品を中心に紹介されています。




コラムの中で紹介しましたが、留学時代にアルバイトで描いていたサンフランシスコのビーチを描いた風景画を今でも自宅とアトリエに飾っています。

この頃はエアーブラシはあまり使わず、アクリル絵の具を筆だけで描いていました。

乾かないうちに一枚20分程度で何枚も描いていました。

留学先の地元チャリティー展に出品して1枚20ドルほどで売っていましたが、この頃に初めて絵を販売した経験は画家を志すきっかけにもなりました。

原点を忘れないよう今でも飾っています。